あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

探すことそれも忘れて老いのこす  あきオジ

2012-02-01 06:03:09 | 日記
キルト展の出品作です。

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先日、泳ぎが終わりプールから出ようとしたとき
腰をひねってしまいました。
それがときどき腰痛のような症状になります。

何もない。
それで十分です。

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語るまい足跡の無き人の道  あきオジ

正しさを一つにしたがる窮屈さ あきオジ

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暖簾の奥ものふかし北の梅  芭蕉

梅が香に追ひもどさる寒さかな  芭蕉

雪間より薄紫の芽独活哉  芭蕉

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今日は写真を撮りに出かけたいのですが
行く場所がありません。
花のない季節は選択の余地がないのです。
まあ、そんな日もありますね。

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雪降るを恨みにもせぬつつましさ   あきオジ

2012-02-01 05:45:41 | 日記
キルトが目指すのは絵画なのでしょうか。
そんな気がします。

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淡々と日々を過ごしているのですが
老いを上手に楽しむしかないでしょう。

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今日は権太楼の「青菜」と「宿屋の仇討」を聞きながらの更新です。
権太楼は最近、一番のお気に入りの落語家です。
落語は文句なしにもやもやを消してくれます。

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権太楼聞く贅沢な夜はふける  あきオジ

落語聞きおでん喰う夜はただ嬉し  あきオジ

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鼻先に飯粒つけて猫の恋  一茶

としよれば犬も嗅ぬぞ初袷  一茶

春雨や欠伸をうつる門の犬  一茶

白髪同士春をおしむもばかららしや  一茶

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わからずも渡れる橋をみつけたり  あきオジ

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雪抜ける陸橋のぼる難儀さよ  あきオジ

2012-02-01 05:22:00 | 日記
キルト展の出品作です。
確かグランプリ作品の部分です。

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また一人知人が亡くなりました。
あらゆることが引き算になるのが老人の生活の公式ですね。

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営みもあらゆることが冬眠中  あきオジ

人だけが右往左往する冬木立ち  あきオジ

なんでもないそれでこと足る冬景色  あきオジ

山頭火いずこの縁で雪耐える  あきオジ

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大声あげて呼ぶ野良はひろびろ  放哉

松の葉風無くて淋しい朝よ  放哉

皆働きに出てしまひ障子あけた儘の家  放哉

(私にとっては、名句とは回数多く取りあげた句です。)

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