あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

ああなぜか食べて気がすむ鰻かな  あきオジ

2012-02-02 05:01:30 | 日記
皇居の冬景色です。

「赤線」「青線」が消えたのは昭和36年ごろだったのでしょうか。
つい最近の話なのですね。
当時は「男の甲斐性」のような扱いをされていたのですが
今の時代は犯罪すれすれ
あるいは犯罪

そして不貞であり
浮気

時代と共に道徳観も大きく揺れ動くのですね。
その時代の正しさであっても普遍的にはならないのが人間のすることなのですね。

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いつせいに柱燃ゆる都かな  敏雄

(東京大空襲を身体で記憶する人も70歳を越えていますね。)

春潮は裂け巌々は相擁す  橋本鶏二

(ひらがな、擬態語好きな私には、苦手な句です。でも、勢いを感じますね。漢字はそんな面白さを含んでいますね。)

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もうすこし塩を加えた鍋がよし  あきオジ

不機嫌な人が選ぶ昆布巻き  あきオジ

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屋根瓦夢の名残の枯葉かな  あきオジ

2012-02-02 04:51:55 | 日記
皇居の瓦屋根に残る落葉です。
人もおらず広場がやけに広く見えます。
そこに暮らす人もいるのですね。

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静かさに堪へて水澄むたにしかな  蕪村

雁行きて門田も遠くおもはるる  蕪村

陽炎や名もしらぬ虫白き飛ぶ  蕪村

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限りなく淋しさ深き雪の里  あきオジ

あのころも干し柿たべた雪の夜  あきオジ

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あれこれ言葉が出てくる日もあれば、何もない日もあります。素人がそうなのですから、俳句を目指す人は大変でしょうね。そんな気がします。

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年越した喜び重ねて桜待ち   あきオジ

2012-02-02 04:33:44 | 日記
九段下の堀です。
桜の季節もまじかですね。

皇居で暮らす人もいれば
その人を警備する人もいる。

私はそんなことに無関心で、感想もなく
ただすたすた通り抜けるだけです。

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大雪で大変な思いをしている人たちがいるようです。
上野駅では寝台特急の運休を知らせるアナウンスが流れていました。
利用する予定の人はどうするのでしょうかね。

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もう少し生きていたいと語る雪  あきオジ

風強き皇居を歩くそんなこと  あきオジ

何もかもすぎさるだけの小川見ゆ  あきオジ

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いつしよに大根ぬきに行かう  放哉

冷たい手で手を握られた  放哉

朝の一本の柱を拭く  放哉

(俳句を求めて出家したいうより、俳句にすがるしかなかった。そこれが放哉であり、山頭火なのですね。思えば、西行がそうであり、一茶もそうだったのですね。求めるものがあったのかどうか、それは分かりませんが、それしかすがるものがなかった。その凄さがありますし、それが圧倒的な迫力をもたらすのですね。そんな気がします。)

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