あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

立ちつくす鳥にも細き雪が降り  あきオジ

2012-02-03 05:29:38 | 日記
皇居の城門です。
人を拒絶するような迫力がありますね。

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今日は仕事です。
通勤電車が辛くなりました。
また駅から職場まで歩くのですが
風が冷たいですね。

職場までバスなどの交通機関があるのですが
いつの日か
「歩こう」と決めた時から
歩くのが苦にならなくなりました。

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学問のさびしさに堪へ炭をつぐ  山口誓子

激(たぎ)つ瀬やのど瀬にかよふ落椿  山口誓子

流氷や宗谷の門波荒れやまず  山口誓子

探梅や遠き昔の汽車にのり  山口誓子

(上等な俳句ですね。教養人の格調高い表現が素敵ですね。そろそろ、取りあげたい俳人ですが、まだまだ、山頭火や放哉を読みつくしていないのです。素人の不器用さなのでしょうかね。まあ、それはそれ、自分のペースで楽しみましょう。)

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鍋つつく箸のさきの柚子の皮  あきオジ

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蝋梅が風に揺れる和田蔵門  あくオジ

2012-02-03 05:16:32 | 日記
北の丸公園も美しいところですが
正直なところ意外と感動がないところです。

なぜでしょうか。
人の匂いが消されているからではないでしょうか
見られることを無視している。

そんな感触があるのかどうか分かりませんが、そんな感じです。

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今日は出かけます。
お付き合いがあります。

明日の更新は夜になります。

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雨の舟岸により来る  放哉

旅人夫婦で相談してゐる  放哉

(この句はお気に入りです。私には自分にひきよせて鑑賞する趣味はありませんが、人の存在を強く意識したいい句だと思っています。こんな句が好きなのですね。)

小さい島にすみ島のゆき  放哉

(表情をもたず、感情移入せず、素材だけを並べる。それが放哉の魅力ですね。「いいでしょう」と言わないところが放哉なのでしょうか、段々と好きになってきました。人の思いは自分でも分からないうちに変わるものですね。)

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先日も書きましたが、「何度もとりあげてしまう」それが私にとっての名句なのです。

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あるがまま水面にうかぶ空のくも   あきオジ

一度だけうまれそして消える椿かな  あきオジ

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句にするを忘れていたり寒牡丹  あきオジ

2012-02-03 04:53:06 | 日記
皇居周辺も色のない季節です。
ランの展示会が今月ありますね。
そうなればエンジンがかかります。
ラン展、バラ展、そしえ桜です。

しんぼうしんぼうです。

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春立とわらはも知やかざり縄  芭蕉

一とせに一度つまるる葉づなかな  芭蕉

此梅に牛も初音と鳴つべし  芭蕉

(今日は、気分がのらないまま句を選びました。そんな日もありますね。というのも、季語というか歳時記に縛られて、発想が広がらないというか景色が固定化するのが、つまらない。そう思ったのです。「だから俳句なのだ」と言われそうですが、時代を救わない季語などに縛らない闊達な句がいいですね。)

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露天なれば湯気にただよう春の風  あきオジ

どうしてもそのままにしたい梅に雪  あきオジ

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