あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

それもありこれもありてきょうも雪  あきオジ

2012-02-05 06:46:47 | 日記
北の丸公園の石柱です
なぜか表情を感じません。
皇居全体が生活の匂いがしない
不思議な空間なのですね。

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俳句とは勢いなのでしょうかね。
高揚した気分を一気に吐き出さないと
感動のない絵になってしまいそうな気がします。
経験豊富な人に聞いてみたい気もしますが
今は、まあ、いいか。

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菜を摘まば 沢に根芹や 峰に虎杖 鹿の立ち隠れ  閑吟集

(現代と違って自然が生活の押し寄せていることが分かります。)

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畑打つや土よろこんでくだけけり  阿波野青畝

春寒し水田の上の根なし雲  河東碧梧桐

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茶会にも春がきたか梅一輪  あきオジ

いくらでも句ができそうな冬の雲  あきオジ

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どうしてもそうはならない雪の夜  あきオジ

2012-02-05 06:29:15 | 日記
見えているものは本当はどうなのかわかりはしないですね。
自分の眼で見ているものが
他人はどのように見えているかなど
分かりませんね。
あたかも同じものを同じように見ていると
思いこんでいるだけかもしれません。

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布団干す研究家の無精ひげ  あきオジ

春が来るそれでいいそうなのだ  あきオジ

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盛なる梅にす手引風も哉  芭蕉

(「花の兄」と呼ばれているのだそうです。研究家はいっぱいですね。その人たちの努力で研究が進められているのでしょうが、そんな素養のない私には興味の対象ではありません。境涯句としてしか読めないし、それで十分です。)

旅がらす古巣はむめに成にけり  芭蕉

(私の苦手なもの。それは鳥に重ねた句です。鳥とすれば「そうじゃあるまい」と思えることまで強引に引き寄せていると思うからです。素人がどうしてこだわるのでしょうかね。不思議です。)

面白し雪にやならん冬の雨  芭蕉

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赤い実が気になる小道の春近し  あきオジ

2012-02-05 06:01:22 | 日記
蝋梅が咲いていますね。
梅が咲き
桜が輝くのもあと少しです。

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すでにすつ裸の柿の木に物干す  放哉

公園冬の小径いづこへともなくある  放哉

今朝の夢を忘れて草むしりをして居た  放哉

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親しげに知人を語る赤い顔  あきオジ

(優秀で高い地位にある知人を自慢気に語る人の悲しさを思いました。やはり、私にとっては、自然に溶け込みそうな貧しさの中に人生はあるのです。興味はそこにしかありません。)

慈雲寺の桜恋しい雪の中  あきオジ

ああそうかそれもありか雪積もる  あきオジ

俳句とはクシャミのようなものなるか  あきオジ

いくらでもない人乗せゆく雪電車  あきオジ

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