あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

山々を跋渉するも春なれば  あきオジ

2012-02-27 05:29:53 | 日記
ラン展です。
そろそろ気分を切り替えたいですね。
でも、梅もまだまだです。
一年のうちでいちばじりじりする季節ですね。

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愁ひつつ岡にのぼれば花いばら  蕪村

かたつむりつるめば肉の食い入るや  永田耕衣

(現代作家で興味をもったのは永田耕衣ですね。なかなかまとまった本が見つかりません。まあ、そのうちといことでしょうか。性を題材にした俳句もなかなか面白いですね。擬人的でなくストレートがいいですが、難しいのでしょうかね。みかけませんね。)

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あるかなしか砂糖のかおり絞め殺す  あきオジ

キムチ鍋囲む四人は遠慮がち  あきオジ

もうすこしどうにかしたい春の朝  あきオジ

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今日は仕事です。
仕事があるだけで気分が重くなります。

そんな年代に入りました。
職人はいいですね。

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匂い立つ正太郎なり江戸の春  あきオジ

2012-02-27 05:12:46 | 日記
「あきオジの風景」というブログ名を思い出せませんでした。
そんな当たり前が落ちてしまう。
それがいいことにも思えますが
周囲の人に迷惑をかけるようになりますね。

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うそをついたやうな昼の月がある  放哉

考へ事して橋渡りきる  放哉

沈黙の池に亀一つ浮き上がる  放哉

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わらいだすきっかけとなる子のえくぼ  あきオジ

微妙なる夫婦をつなぐ子のえくぼ  あきオジ

消防車走り回る春真昼  あきオジ

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俳人という人がいるかどうか分かりませんが、俳句を作る人は、季語だとか、あれこれのしきたりを大切にし、節度をもって句を作りますから、素人には句に込めた思いは理解できません。そんな溝がありますね。

個性を発揮する場にするというより、生活のメモという程度にしておきます。
それがいい。




気取っても気持ちこめても梅一輪   あきオジ

2012-02-27 05:00:53 | 日記
聖橋です。
もう春もまじかですね。
そんな気配を感じるのはいいものですね。

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さりげなく辞書を開く俳句かな  あきオジ

しとしとと雨がおし出す名残雪  あきオジ

茶柱をみつけて語る夫婦なり  あきオジ

歳時記で春を探す嘘っぽさ  あきオジ

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うつりきてお彼岸花の花ざかり  山頭火

朝焼雨ふる大根まかう  山頭火

月夜 手土産は米だつたか  山頭火