あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

いまごろは咲いただろうか福寿草  あきオジ

2012-02-11 05:07:47 | 日記
昭和記念公園の福寿草です。
そういえば盆栽苑の職人さんが
今年の梅は花が小さいと言ってました。
毎年見ているとそのことに気づくのですね。

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続けていると意味が生まれてくる。
そんなことを実感しますね。

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日の光り今朝や鰯のかしらより  蕪村

やぶ入の夢や小豆の煮えるうち 蕪村

(この句、蕪村の中ではお気に入りです。時代のしみじみが通ってくるような気がします。)

筋違ひにふとん敷きたり宵の春  蕪村

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ありがたいそれしかなくて春になり  あきオジ

落語ききそして居眠りことはなし  あきオジ

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福寿草の日だまり探すいじらしさ  あきオジ

2012-02-11 04:47:49 | 日記
どうしましょうかね。
そんな日は終りに近づいたようです。

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当たり前それが嬉しき節分会  あきオジ

豪華船扱いかねる梅が咲き  あきオジ

理想など気にもとめず福寿草  あきオジ

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ぼうぼううちよせてわれをうつ  山頭火

(高知から見る海は太平洋ですから何もありません。瀬戸内海とは違います。そこが面白いですね。この句は当然、高知遍歴の句ですね。そんな気がします。)

ついてくる犬よおまえも宿なしか  山頭火

(「さみしさ」を外から見付けだそうとしている時期と「うちからわいてくる」この違いを意識し始めたのでしょうかね。)

お手手こぼれる一粒一粒をいただく  山頭火

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最近は俳句集を読んでも、面白いと感じることはめったにありません。俳句を専門にしているかたや、趣味にしている人には、その趣味の世界において興味もあるのでしょうが、私のようにさほど熱心でもない者には、技巧的な面白さと安穏とした生活しか見えてこないのです。それでいい。そんな世界なのでしょうね。お茶、俳句、お花できたらお能、そんな配列をすると意味合いが見えてきますね。

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白ければ可憐と言いだす梅が咲き  あきオジ

2012-02-11 04:25:38 | 日記
昭和記念公園も春に近づきましたね。
福寿草、スノードロップ、蝋梅
そして、節分草です。

楽しみの始まりですね。

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山里は万歳おそし梅の花  芭蕉

梅若菜まりこの宿のとろろ汁  芭蕉

(このような句を貼り付けては宿の宣伝にする。キャッチコピーだったかもしれませんね。
それほど、手際がいい句に思えます。以前、静岡で暮らしたことがあります。そのときに、まりこでとろろを御馳走になったことがあります。そんあことを思い出す句ですね。)

春もややけしきととのふ月と梅  芭蕉

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感想をもつほどの熱心さはありませんので、よく分かりませんが、「おくのほそ道」に出てくる俳句はいいですね。バランス良く完成された句ではありますが、ちょっと、違って見えます。

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蝋梅の香りも感じる風になり  あきオジ

福寿草さきし小さき橋わたる  あきオジ