あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

もういちど座ってみたい雪茶席  あきオジ

2012-02-23 05:35:29 | 日記
中央線です。
同じ場所に何度も来ているうちに
別のものが見えてきます。

このごろは、電車とは「人を大量に運ぶ函に見えます」

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雪下ろしそんなこともありました  あきオジ

大雪でためらいもきえ茶をすする  あきオジ

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行年や芥流るるさくら川  蕪村

梅さがた我に師走の人通り  蕪村

まるめろはあたまにかねて江戸言葉  蕪村

(時代をすくうことに相当の意識をむけている。蕪村はそんな俳人だったのですね。構図や表現したいものが先にあり、そこに小道具を添えている。そんな気がします。)

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饒舌も飾りとなるか午後三時  あきオジ

2012-02-23 05:21:15 | 日記
ランもここまで飾り立てるのでしょうかね。

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このブログ自分の好きにやっていますが、自分をコントロールするものがありませんから、無軌道ですね。
そんな気がします。
それにしても、毎日閲覧している人
どんな人なのでしょうかね。

皆目見当がつきませんが、お付き合いいただいているだけでもありがたいことです。
感謝しております。


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することもしないことも二月かな  あきオジ

焼き芋をなぜか食べたい電車かな  あきオジ

分かることどうでもよくなる新聞紙  あきオジ

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ひとり旅枇杷たべて手を濡らしをり  中村汀女

初湯出し機嫌かくせず座にまじる  中村汀女

今日に処す足袋の真白をはきにけり  中村汀女

(女性の堂々とした句で気持ちがいいですね。それでも人間というより女性であることを強く意識していますね。そんな時代の空気を感じます。)


尊大な社交界でラン活ける  あきオジ

2012-02-23 05:09:10 | 日記
ラン展の出品作です。
ここでも競い合いがあるのですね。
それが向上の原点なのでしょうが

負けづ嫌いが進歩の原点なのですね。
そんなものいらないという思想の人は山奥に追いやられるのですね。

それもいいかも。

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よい宿でどちらも山で前は酒屋で  山頭火

ここで寝るとする草の実のこぼれる  山頭火

(この語調になれると山頭火も面白い。そんな気がしてきました。素人の理解とはこんなものです。)

月からひらり柿の葉  山頭火

(この絵画的な表現への未練がいいですね。そこから抜け出て山頭火の表現世界が始まるのですね。)

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物を言い解釈もあり冬の空  あきオジ

駅前でいきつもどりつ春を待つ  あきオジ

もう一度出直そうかと傘を閉じ  あきオジ

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俳句は洟をかむのと同じ爽快さがあるのですね。