あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

やれやれを越えてここまでたどり着き  あきオジ

2012-06-09 17:26:51 | 日記
昨日はスカイツリーを楽しみ
そのまま帰宅せず、ホテルに宿泊しました。
最近はほどほどで泊まることができて便利ですね。

帰りの時間を気にしたり、タクシー利用などを考えるより
ゆったり休んだほうがいいです。

無理のない生活を心がけます。

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紫陽花や帷子時の薄浅黄  芭蕉

ほととぎす大竹藪を漏る月夜  芭蕉

あやめ草足に結ばん草鞋の緒  芭蕉

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花菖蒲競い合いとみる身勝手さ  あきオジ

金箔の光琳恐れし花菖蒲  あきオジ

そこに咲く曖昧もなき花菖蒲  あきオジ

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漢字など忘れてしまえと赤とんぼ  あきオジ

2012-06-09 17:10:41 | 日記
花に名前がついてしまうと
本来の花とは別のものになってしまったような気がします。

野の花で十分と思います。

奇妙なる名を知らぬ花咲く不思議  あきオジ

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知ったかぶりのボラティアガイドがしたり顔で名前を紹介している。
それもいいかもね。

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谷路行人は小さき若葉哉  蕪村

(蕪村の句が絵画的なのか、絵画的であると思いこんでいるからそのように見えるのか分かりませんが、水墨画の遠近法で距離感を巧みに組み入れた句ですね。)

浅河の西し東シす若葉哉  蕪村

(これは蕪村の蕪村らしいというか、「これが蕪村の表現だ」と思わせる句ですね。
谷あいの蕎麦屋の柱に掛けてあったら面白いでしょうね。

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我の手につつみ育てん蝶であれ  あきオジ

(神経質で過剰な現代俳句を野ぼったい、道楽に引き戻せる力の人はいませんかね。現代俳句の長老なども漢字羅列のコラージュ風というだけのもの。これじゃあな。四素人おやじには素人の門戸があると面白いのですがね。まあ、いいか)

これきりと言えずまたも西瓜きる  あきオジ

あきらめの言葉が増える夏になり  あきオジ

許されぬ人に妻あり子もありて  あきオジ  


花菖蒲けれんもみせぬ一直線   あきオジ

2012-06-09 17:02:35 | 日記
花菖蒲というのか「あやめ」というのか分かりませんが
堂々とした花です。
怖いもの知らず
そんな感じです。

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色が赤ければ、怒りの不動明王の雰囲気さえあります。

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年よりや月見るにもナムアミダ  一茶

(この当たり前を当たり前に表現する技量と言うのがあるかもしれませんね。芭蕉はこのような表現はしないでしょうね。)

赤馬の鼻で吹けり雀の子  一茶

春風や牛にひかれて善光寺  一茶

(このような時代の空気と言うか、土地の匂いを受け止める一茶は、面白い人ですね。)

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夏なれば注釈いらずの一茶かな  あきオジ

これまでに十分受けし梅雨の入り  あきオジ

屋形船ツリーを月に置き換えて  あきオジ


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