あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

空くぎりわがもの顔のビルの窓  あきオジ

2012-06-26 06:05:38 | 日記
窓やガラスはあるものを別のものにしてしまうますね。
見たことがないもの
見せたくないものまでも見せてしまうような不思議があります。

今日は仕事がありません。
そろそろぐうたら生活に入るつもりなのですが
区切りがきません。

その時期は向こうからやってくるでしょう。

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風呂敷に乾鮭と見しは卒塔婆哉  蕪村

(申し分なく俳句的でありますし、絵画的でもあります。それが不満と言ったら生意気でしょうか。)

葱(ねぶか)買て枯れ木の中を帰りけり  芭蕉

(この句は気になります。というより好きな句です。このようなうつむき加減にただ歩いている。そんな句が好きなのです。)

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晴れもなくクレーの天使はいじ悪し  あきオジ

2012-06-26 05:54:29 | 日記
公開講座も終えて一段落です。
椅子に座ってじっとしているのは辛いですね。
ぼちぼち終りにしましょう。

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草しげるや礎石ところどころのたまり水  山頭火

草の咲けるを露のこぼるるを  山頭火

悔いるこころの曼珠沙華燃ゆる  山頭火

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故郷がある人語夏の里  あきオジ

夏の花おさまりどころを知るように  あきオジ

「好きなもの好きなだけ」と言っただけ  あきオジ

(何事も予定されており、そのとおり終わっている。そのように思うのも楽しいかもしれません。)

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店じまい段取り気にする蕎麦屋かな  あきオジ

2012-06-26 05:23:32 | 日記
昭和記念公園の時計草です。
花であることを忘れているかのような花ですね。

いまは紫陽花と花菖蒲の季節ですね。

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薬呑む贅沢もあり花菖蒲  あきオジ

凛とした朝に出会いし花菖蒲  あきオジ

花菖蒲絵にする人の無精ひげ  あきオジ

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咳ひとつ赤子のしたる夜寒かな  龍之介

春雨の中や雪おく甲斐の山  龍之介

(上手な人がつくると安定した語調の句になるのですね。でも、書きたいことがいっぱいある人には窮屈な形式なのかもしれませんね。)

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