あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

さくらんぼおちるてグラスに近づきぬ あきオジ

2012-06-28 05:31:56 | 日記
お絵かき
ただいま絶不調です。
まあ、いいか。

人生は螺旋階段
昇っていくのか
下るのか
それは分かりません。

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そこにいるそれも懐かし人になり  あきオジ

逢いたいと電話する人煙草捨て  あきオジ

(いっぱい句を作ると、その全体から自分の輪郭が見えてくるから不思議です。気取っていたり過剰になったり、言葉に移って来なかったり、そんな凸凹などどうでもいい自分が透けて見るから面白いですね。自分を表現していないようにしているのに、見えてくる。そんなものかもしれません。俳句を作る人たちは大変なのですね。そうならないように、深刻にならずに、適当にやっていきましょう。)

人もなき山で薪割る農夫かな  あきオジ

新しき種も残さず俳句する  あきオジ

これもまた夏なればこそ痴話げんか  あきオジ

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鼻の穴涼しく睡る女かな   日野草城

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紫陽花がはなしの継ぎ穂になる法事  あきオジ

2012-06-28 05:12:46 | 日記
お中元に送ったさくらんぼの礼状が届きます。
それも年を取ればこそ
ありがたいことなのです。
そんな小さなことが
年をとるとそれなりに楽しいものです。

昭和記念公園の紫陽花です。
テレビ放映していしたようです。
ニュースによれば、鎌倉明月院は行列だそうです。

最高のものを求めたがる気持ち分かりますね。
でも、それにも興味がなくなってきました。

体質も興味も、そして意欲も年と共に変わるものですね。
最近、テレビを見ていても泣きます。

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木がらしや物さしさしたる小商人  一茶

御仏や寝てござつても花と銭  一茶

(一茶らしい着眼点ですね。いろいろな意味で「しみじみ」が溢れていて、皮肉屋の私としては共感できますね。)

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わけしらず折れたままなる花菖蒲  あきオジ

慰めも残さず過ぎゆく野わきかな  あきオジ

新しい物語もなき盆休み  あきオジ

死に近き鴉啼く声いづこより  あきオジ

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この年も訃報届く雨の朝  あきオジ

十分に生きたと問いし黒き猫  あきオジ

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何もないときの流れに雨が降り  あきオジ

2012-06-28 05:01:29 | 日記
昭和記念公園の池です。
緑だけになってしまいました。

これからの楽しみは向日葵、そしてコスモスでしょうか、
一年が段々短くなりますね。

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紫陽花がしげる森にひかり入り  あきオジ

なんとなく降つているか細き雨  あきオジ

(師もなく、グループに入らず、好きなように俳句を作るだけでは進歩はないし、発見もない。当然、粗雑のままですが、自分らしくいられる楽しみに溢れています。私は今のままで楽しみます。)

また一つグラスに桜桃ほおりこみ  あきオジ

水滴がぶつかり弾けるグラスかな  あきオジ

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花がいろいろ咲いて売られる  放哉

盆休み雨となつた島の小さな家家  放哉

(放哉が存在していたことは、これから生きる道しるべになります。自分で選んだ道を生きる人もいれば、選らばざるをえない人もいます。どちらも、分類するとそうなるということで、本当はどちらもひとくくりのものなのですね。そんな気がします。)

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