写経する気持になりて手紙書き あきオジ

軟らかい色合いの花はいいですね。

・・・・・

鈴おとのかすかにひびく日傘かな　　飯田蛇笏

（この作者の句は巧みですね。このような句を作る人はいっぱいいますし、人生を重ねて読みとる人もいっぱいいます。でも、技巧が見える句は私は苦手です。どじでぐずでどうにもならぬ。それでいて自分を笑える。そんな俳人の句を探しています。）

・・・・・

頓（やが）て死ぬけしきは見せず蝉の声　　芭蕉

・・・・

大笑いやがて淋しき別れかな　　あきオジ

（帰省とはそんなものでしょう。）

追いたててそして残りし影二つ　　あきオジ

・・・・・

もういいよ口癖となる目覚めかな あきオジ

サッカーの中継を見ていました。
勝ち負けにこだわるから面白いのでしょうね。
バレーボール
そしてサッカー
中継を楽しんでいます。

勝敗にこだわります。
ですから

一番楽しめるのは結果が分かっている試合の再放送です。
女子サッカーのワールドカップの決勝戦とか・・・

・・・・・

雨降りて傘の花咲く菖蒲園　　あきオジ

「どうしても」それもなくて雨にゐる　あきオジ

・・・・・

しとどに濡れてこれは道しるべの石　　山頭火

・・・・・

胸広げ呼吸するもわずらわし　　あきオジ

（最近は広げることも深めることもできず、堂々巡りです。きっと、それでいいのでしょう。）

歩くことそれができるありがたさ　あきオジ

・・・・・・

雨続き逃亡者も濡れているか あきオジ

昭和記念公園です。
花と言うよりオブジェ
鑑賞用と言うより造形素材
それもいいかもしれません。

・・・・・・

傘立てが溢れる今朝の定食屋　　あきオジ

駅前の「讃岐うどん」に灯がともり　　あきオジ

傘閉じてひそひそばなし終わりけり　　あきオジ

・・・・・・

橋を渡る提灯が一つ　　放哉

父子で住んで言葉少なく朝顔咲いて　　放哉

・・・・・・