あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

歩く人連れ添う犬もぬれており  あきオジ

2012-06-25 05:52:24 | 日記
高幡不動です。
最近、雨の日が多き出歩くことがありません。
といっても、出かけたい場所も少なくなってきました。
年を取るということは
何もかもが小さくなってゆくことなのですね。

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わたしひとりの音させてゐる  山頭火

にぎやかに柿をもいでゐる  山頭火

はだかで花詩がはづみます  山頭火

(山頭火と放哉と比較する評論はいっぱいありそうですね。俳人としては資質も面白さも山頭火なのでしょうかね。でも、ハッとする面白さは放哉も十分です。楽しければそれでいい。発見や驚きを感じたときが自分にとっての名句なのでしょうかね。)

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気づかないそして見えない花菖蒲  あきオジ

紫陽花の山路越えれば青梅宿  

2012-06-25 05:32:19 | 日記
紫陽花の名所はいたるところにあります。
増えてきたのでしょうか。
とてもうれしいことです。

桜の名所も楽しいですが
様々な花の名所ができることは素敵なことです。

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朝がきれいで鈴を振るお遍路さん  放哉

入れものが無い両手で受ける  放哉

(放哉の代表句ですね。俳句なのか自由律の句なのか、そんなことはどうでもいいことですが、お気に入りです。この一句だけでも放哉は、放哉です。もう、この句は放哉を置き去りにして、句だけで生き続けますね。素人の感想であてにはなりませんが、そんなことを思います。)

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墓石のドクダミ抜いて日が暮れる  あきオジ

墓石に西瓜畑をうつしけり  あきオジ

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朝届く痴呆はじまる手紙かな  あきオジ

2012-06-25 05:19:49 | 日記
公開講座に出かけたら
体の障害をもった人が目立ちました。
それも、最近のことのようです。
勉強することが楽しみになたのでしょうか。

それぞれがそれぞれの事情をもって生きているのですね。

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荒海や佐渡に横たふ天の川  芭蕉

(この単純明快なスケールの大きさは、発想する力の差なのでしょうかね。)

やがて死ぬけしきは見えず蝉の声  芭蕉

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滔々と流れる川を蝶が越え  あきオジ

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