あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

雨ふりて山きらめきの光りあり  あきオジ

2012-06-23 05:13:13 | 日記
潮満ち切つてなくはひぐらし  放哉

朝顔の白が咲きつづくわりなし  放哉

海のあけくれのなんにもない部屋  放哉

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喬太郎聞きつつ見舞い書くごとく  あきオジ

雨ふりを間抜けな気分で眺めおり  あきオジ

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花禄の「天狗裁き」を聞きながら俳句を考えていたのですが
落語は俳句を作ろうと思うときには気分が乗りませんね。

落語は飛躍が大胆だし、省略も巧みですね。
一気に話が展開するし
聞き手がだいたい了解している台詞は飛ばしてしまう。
日本人でなければ理解不要な芸能ですね。

花禄の話芸は、実に巧みですし、表現も優れています。
これで知的な表現さや
巧みなさばきかたが気にならず
座っているだけでほっとした雰囲気があればよろしいのですが

そうなるには時間がかかりそうな芸人ですね。

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喬太郎は脂が乗っている。
話題と表現の工夫は、一番新鮮

市馬は名人のまっしぐら
雰囲気が上品でいいですね。

権太楼は落語家らしい落語家になる。
パワフルでことばの愛らしさは天性のものなのでしょうかね。

そんな気がしています。
楽しみはこれからです。

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何もかもなくなる覚悟の露をおき  あきオジ

2012-06-23 05:06:46 | 日記
隠棲生活に対する憧れがありますね。
この世のことをあれこれ評論したり
肯定したり
出世したり

それもいいけど
いっそのこと
「関係ない」というのもありますね。

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五月雨や色紙へぎたる壁の跡  芭蕉

雲の峰幾つ崩れて月の山  芭蕉

暑き日を海に入れたり最上川  芭蕉

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濁流にかわる多摩川どこにゆく  あきオジ

鉄橋をわたる多摩川おそろしき  あきオジ

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紫陽花を納めて塔の聳えたち  あきオジ

2012-06-23 04:51:07 | 日記
今日は大学の公開講座を聞きに行きます。
暇つぶしです。
これもそろそろやめましょうかね。
知識は天国の入り口で何の役にも立ちませんからね。

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大門や涼がてらの草むしり  一茶

名月や芒に座する居酒呑  一茶

塔の影莚かすりてなく蛙  一茶

(少々疲れているようです。それにちょっと寝不足です。いい句が浮かびません。)

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「市馬」聞き雨を忘れるひとりもの  あきオジ

退屈もカビ臭くなり梅雨つづく  あきオジ

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