あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

裏切りもあるかもしれぬ塀の中  あきオジ

2012-08-18 06:08:54 | 日記
湘南海岸には寺に似た教会がありました。
西欧人にとっては
無神論者への布教ということでしょうか。

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正しさの前では
悪人になるしか道がない。

最近の事件の対応を見ていると
歪んでいるようにも見せますが
それでバランスをとっているのかもしれません。

事件が起こると犯人探しをしてものを言う人は溢れています、
そんな時代なのですね。

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「子どものために」というものの言い方。
何とかなりませんかね。
「いかにも」と思わせますが、ずるい論理ですね。

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うら住や五尺の空も春のてふ  一茶

穴蔵の中で物いふ春の雨  一茶

昼飯をたべに下りたる雲雀哉  一茶

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一茶には教養人の俳句にはない、一歩引いたところがり、拗ねたり、ふてくさったり、という面白さがありますね。

終点がいづこにありや盆帰り  あきオジ

2012-08-18 05:58:14 | 日記
江ノ電は藤沢と鎌倉を往復しています。
都会から田舎という図式ではなく
街を街をつないでいる。
それだけの電車です。

湘南の海岸が突然眼に飛び込んでくる。
それが「売り」ですね。

囲いのしっかりできたところと
路面電車のように道路を走る。
奇妙な風景にも出会います。

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鮮魚店電車の流れ映しだし  あきオジ

電車ゆく鮮魚店に帰省客  あきオジ

しらす売るおやじの赤きタオルかな あきオジ

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山上の妻白泡の貨物船  金子兜太

林間を人ごうごうと過ぎゆけり  金子兜太

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黒イルカボード抱き線路渡り  あきオジ

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山頭火自分でない自分歩いてる  あきオジ

2012-08-18 05:46:18 | 日記
雨がまだ残っています。
どうしましょう。
今日は水泳の予定です。
でも、まだ先日のトレーニングの疲れが残っています。

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食べるだけいただいた雨となり  山頭火

生き残ったからだ掻いている  山頭火

涸れきつた川を渡る  山頭火

(「・・・きった」とか「・・・きり」と境界をはっきりさせる語法を放哉や山頭火は多用しますね。「まあ、いいか」「きめるのは面倒だ」という私のスタイルとはだいぶ違いますし、厳しさが違いますね。だから山頭火や放哉のそれは俳句になっているのでしょうかね。)

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早起きのわけを探して目覚めたり  あきオジ

まあいいか理由なけれど戸をあける  あきオジ

時計音きこえる旅館の奥座敷  あきオジ

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