あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

雨宿りしている人に郷里聞き  あきオジ

2012-08-20 17:53:41 | 日記
意味もなく
「どちらから来ました」という問いかけ
何となく会話を始めて
沈黙の緊張から離れようとするのですが

東京では黙っていうことが無事を守ることであり
エチケットなのですね。

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茶碗あげ見上げる空に積乱雲  あきオジ

組み合わせ並べ変えたる夏句会  あきオジ

季語なしのことばに戻る句会かな   あきオジ

鐘の音を数えてみるか昼やすみ  あきオジ

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自分の作った句の大部分は記憶になく、文法的ないいかげんさや表現の未熟さを指摘することはできます。
でも、芭蕉であっても山頭火であっても、これはいい句だなと思えるものや「なるほどね」と思えるものがありません。そのように振り返る句はほとんどありません。

その状況にふさわしい表現としての面白さ以上のものはありません。
そんなものなのでしょうかね。

まあ、いいか。

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橋渡りホームに入る赤蜻蛉  あきオジ

2012-08-20 06:35:58 | 日記
神代植物公園です。
都会にも、こんな鬱蒼とした森があるのですね。

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うそをついたやふな昼の月がある  放哉

考え事をして橋渡りきる  放哉

わがからだ焚火にうらおもてあぶる  放哉

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ユリの木に夏風抜ける深大寺  あきオジ

ああこれが今年なのか吾亦紅  あきオジ

どうしてもそれもなくてうどん食う  あきオジ

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故郷がなき人たちの阿波踊り  あきオジ

2012-08-20 06:20:09 | 日記
もう夏休みもごくわずかですね。
盆休みを故郷で過ごした人たちも仕事でしょうか。

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買いものに出かける子らの夏終わり  あきオジ

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秋となつた雑草にすわる  山頭火

年とれば故郷こひしいつくつくぼうし  山頭火

うしろすがたのしぐれてゆくか  山頭火

窓あけて窓いつぱいの春  山頭火

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窓開けて西日招く夕餉かな  あきオジ

猫眠る気にするものは何もなく  あきオジ

黒猫をおしやり眠る木蔭かな  あきオジ

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生まれたるときを知らずに秋の風  あきオジ

2012-08-20 05:57:28 | 日記
投げ出されそのままに咲く女郎花  あきオジ

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高倉健主演の映画「あなたへ」の宣伝写真の中に
ビート・タケシが写っていました。

その手に「草木塔」が握られていました。
山頭火の句集ですね。
懐かしく思いました。

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松は枝垂れて南無観世音  山頭火

松風に明け暮れの鐘撞いて  山頭火

炎天をいただいて乞ひ歩く  山頭火

けさもよい日の星一つ  山頭火

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鍵閉めて区切りの朝をむかえけり  あきオジ

法被着せ子にかこつける夏祭  あきオジ

何もかもほおりなげゆく入道雲  あきオジ

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8000メートル級の山14峯を昇った人のドキュメンタリーを見ました。
けっこう、感動するものですね。
しっかり録画しておきます。

それを人生にしている。
そんな生き方もありますね。

それにしても懸命に登ってくる人を撮影している人はいつ登って来たのか
ロープをたどって登ってくるシーンに出てくるロープは誰が張ったのか
二人の登山家を映している人はどんな人なのか

そんなことばかり気にしてみていました。

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自転車で日本縦断する「こころ旅」が好きで見ていましたが
当初、火野正平だけが自転車旅行しているような設定をしていましたが
途中からスタッフもメンバーなのだからといって
一体化した扱いにしました。
そうなったら撮影もスムーズだし
雰囲気もいいし
安定した番組に成りました。

もう気取ったスターが一人で旅行をしているような設定ではなく
あらかじめお膳立てしているのだったら
そのような状況を前提にしたロケをしてほしいですね。

日本の原風景をみる旅
そんな番組があります。
けっこう見ている番組です
全部仕込みができているのですが
あたかもぶらぶら旅の中で偶然見つけたような設定になっています。
すべては段取りができていて
登場する人も打ち合わせ通りなのですね。

まあ、いいか。

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