あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

思いきり橋わたりたい夏休み  あきオジ

2012-08-30 06:12:23 | 日記
江ノ電周辺の景色です。

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今日も強烈な暑さになりそうです。
出かけるのはやめにして水泳をしましょうか。
そんな中途半端な気分です。

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秋風にふいとむせたる峠かな  一茶

稲妻や畠の中の風呂の人  一茶

死下手とそしらば誹れ夕炬燵  一茶

(はやり一茶はいいですね。芭蕉のように出家人のようでもなく蕪村のような大人の雰囲気でもなく、そこにいるおじさんの雰囲気を残しています。それは芭蕉や蕪村を目指し、乗り越えるためのあがきだったのかもしれません。一茶にとって、俳人として名を上げることは、生きるためにどうしても必要なことだったのでしょうね。)

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まあ、いいかそれはそれでありがたし  あきオジ

説明もいらなくなりし猛暑かな  あきオジ

笑いあう元気もきえる暑さかな  あきオジ

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思慮深き目に出会いたる水族館  あきオジ

2012-08-30 05:51:52 | 日記
水族館です。
ガラスに衝突しない不思議ばかり気にしていました。

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俳句(もどきですが)を作っていると、年をとると言葉が段々少なくなっていくのが分かりますね。
枯れてくrという言い方もありますが
一つずつどうでもいいことは忘れてしまい

自分に都合のいい過去ばかり思い出し
巧みに思い出を作り変えています。
悪意があるわけでもないのですが
自分に都合いいように改造しているようです。

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死のしずけさは晴れて葉のない木  山頭火

そこに月を死のまへにおく  山頭火

ひつそり蕗のとふここで休もう  山頭火

(この「ここで休もう」とひとり言のようにも、誰かに語りかけているようにもきこえる。この感じがいいですね。それが山頭火なのでしょうかね。解説好きなファンや学者なら半ページかけて説明してくれるでしょうが、そんなものはどうでもよくて、楽しいです。この言葉の雰囲気でじーんとくれば今日はいい日です。)

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自負心はもとからなくて道急ぐ  あきオジ

発車ベルはじまる駅でセミがなき  あきオジ

無人駅のうぜんかづらが語りかけ  あきオジ

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「どうしても」それも言いたい桔梗かな  あきオジ

2012-08-30 05:40:07 | 日記
江ノ電の運転席です。
いいですね。

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あんとなくこわい顔して夜食かな  風天(渥美清)

ステテコ女物サンダルのひとパチンコよく入る  風天

遠くでラジオの相撲西日赤く  風天

(当たり前の風景を淡々と技巧的にならずにきりとっている。そこが素敵ですね。これは天性のものなのでしょうね。賢い俳人にはけっして真似できない世界ですね。)

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むき出しの恨みはき出す屋台かな   あきオジ

きらきらの猛暑でかたまるやくざ者  あきオジ

メタボおやじつるんで歩く茶会かな  あきオジ

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