あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

くる年も生きていたい銀杏散る   あきオジ

2010-11-24 06:52:27 | 日記
昭和記念公園の銀杏の絨毯です。

・・・・・

山茶花の散ったあと
銀杏の絨毯
どれも美しく
神々しく
天国への白い道も
このような散華が溢れているのでしょう。

・・・・・

古郷はかすんで雪の降りにけり  一茶

(56歳のときに句ですね。住んでいても故郷で暮らしている実感がない一茶ですね。あるのは、故郷にいながら、故郷を懐かしんでいる自分だけ。そんな気がします。読み過ぎでしょうか。)

餅つきに女だてらの股火哉  一茶

(信州なら、このような景色も当たり前にあったのでしょうね。いかにもという観察ですね。)

・・・・・・

銀杏散りベンチに伸びる日差しかな  あきオジ

2010-11-24 06:46:01 | 日記
もうすっかり冬の装いですね。

・・・・・

山頭火の「三誓願」

今日一日 腹を立てない事
今日一日 嘘をいわない事
今日一日 物を無駄にしない事

(誓願をたてるということは、できていないということなのでしょうか。約束したり、誓願する人は自分の脆さを知っているのでしょうね。)

・・・・

旅のかきおき書きかえておく 山頭火

(旅の途中で、ふと、自分の死後のことが不安になる。それが人間なのでしょうね。そう潔く死を迎えることができそうもありませんね。山頭火ばかりではありませんね。)

セーターをはおる少女にいちょう降り  あきオジ

2010-11-23 17:55:59 | 日記
昭和記念公園の紅葉です。
一気に寒さが増して
色がきれいになりましたね。

・・・・・

山しずかなれば笠をぬぐ  山頭火

(山頭火は人物としてのユニークさが先にきて、俳句の特異性と重なっているのですね。山頭火はファンが多いのでしょうか、古本屋に行っても、出版されている本が多いですし、値段もいいですね。それだけ人気があるのでしょう。旅人に対する憧憬の思いはどこの国でも同じなのでしょうか。)

・・・・・

アジア大会
時代がながれると選手も応援する人たちも
成熟するのですね。
中国選手の柔らかな表情が目だつようになりましたね。

・・・・


雨あがり銀杏拾う老婆かな  あきオジ

2010-11-23 17:49:30 | 日記
銀杏拾いのばあさん
たくさん拾えて嬉しそうです。

こんな風景まだ残っていたのですね。
そして、銀杏を焼いて
酒のつまみにするのでしょうかね。
それとも茶碗蒸しかな。
鼻血を出さないようにご注意ください。

・・・・・

雪ちるやおどけも言えぬ信濃空  一茶

(一茶としてみても、故郷に味方する人ばかりではない。俳句にうつつを抜かし、農業の手伝いもしない。義理の弟が維持管理した農耕地を遺産分割で半分を取りあげてしまっている。そんな一茶をよく見る人ばかりではない。むしろ批判的な人の方が多かっただろうと思われます。故郷はけっして住みやすいとはいえないのが現実だったのでしょう。)

・・・・・・

銀杏散り何ごともなく冬がくる  あきオジ

2010-11-23 07:06:49 | 日記
俳句を作ろうと思うと大変ですが
口に出たものをそのまま書きとめる。
その程度に思えばいいのかな。
最近、そんなことを思って、俳句の中にいくつもの要素を盛り込むことはしないことにしています。

俳句を作ろうしなければいいのだ。

・・・・・

アジア大会の女子サッカー北朝鮮に勝って金メダル
表彰式で国歌が流れました。
そのとき、北朝鮮の選手は違う方向を見たまま金メダルを首から外してしまいました。
それぞれの事情があったのでしょう。
テレビカメラは遠慮していましたが、ところどころで彼女らは、写ってしまいました。
ものすごい人が見ていたのですね。

・・・・・



すすき野に風立ちわたる夕餉どき  あきオジ

2010-11-22 16:48:57 | 日記
古傘の娑婆と月夜の時雨哉  蕪村

しぐるるや我も古人の夜に似たる 蕪村

(大意 時雨できた夜。一人でその雨音を聴いていると、古人が過ごした時雨の夜もこんなふうだったのかと思われる。)

・・・・・

思えば「素晴らしい句」と「これ何ふうの句」が入り混じっているのが蕪村なのでしょう。それぞれの人のこだわりがあって楽しいですね。蕪村だからどれも名句だと言わないことにしました。芭蕉の句も、現地主義などという神話が信じないことにしました。


「飯くいてえ」せつなくつぶやく萩の道   あきオジ

2010-11-22 16:40:28 | 日記
童貞の石頭あり野の昼月  兜太

わが世のあと百の月照る憂世かな  兜太

(兜太の句は、言葉が武骨で難しい漢語がおおいですね。それだけでも難しそうな句ですし、文法的にも理解不能。ですから、事がが並んでいても思ったようにイメージが動きませんね。これは読み手の感性の問題なのでしょう。)

・・・・・・・

たまにはカメラマン風の加工をしました。
素人は素人のままがいい。
でも、加工する作業は楽しかったです。
まあ、気が向いたらぼりぼちとやろうかと思うのですが
どうなのでしょうか。

NHKで青森の写真家の小島一郎の作品を取りあげていました。
モノクロの農村風景を撮った写真なのですが
このみの作風なのですね。
ミレーの農夫を見ているような気分に成ります。
何と言っても津軽の空が美しいですね。
ちょっと、影響されて
例の如く「その気」になりました。

・・・・・