平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い1337  防衛予算は必要?

2018-11-26 10:57:25 | 日記
    平和への希い1337 戦後74年  
   防衛予算は必要?   2018.11.26.

来年度予算を編成するシーズンがやってきた。
トランプ大統領は、同盟国に「GDPの4%を防衛費に回せ」と、NATO目標の「GDPの2%」の2倍
と、応分の負担をさせ、米国の負担を少なくさせたい意向だ。

ストックホルム国際平和研究所によると、2017年の防衛費の上位15か国で、GDP比1%未満は、日本
だけ。米国が3.1%、仏2.3%、英1.8%、独1.2%だった。

日本政府は、旧軍人遺族への恩給(2371億円)や国連のPKО分担金(482億円)など、NATO基準
に合わせて、広義の防衛費に組み替え、防衛費のGDP比を大きくして、米政府と話し合うつもりのようだ。
中国の国防費急増や、宇宙・サイバーでの脅威から、従来の防衛費も一段と増えるらしい。
防衛費は、敵国を想定して、対抗手段や抑制効果のために、どんどん膨らむ。
かつて、日本は軍縮会議の結果が気に食わないと脱退、結果経済制裁の包囲網に会い、満州など自力で資源
確保せざるを得なくなり、満州から撤退すべきと国際連盟から突き付けられ、国際連盟を脱退、真珠湾奇襲の
太平洋戦争に突入し、惨憺たる戦禍を国民ばかりでなく、世界にばら撒いた。
防衛費は、中国がかつての日本のように、武力侵攻してくることを想定して、膨らんでいる。
2度の世界大戦の反省から、国際連合が出来、戦争しないで、話し合いで揉め事を納めようとした筈。
それでもフセインのように狂気の侵略者も出て、国連軍で抑えてきた。
確かに、強大な国防軍を持つ中国に、狂気の指導者が現れたら、人類滅亡の大戦争になるでしょう
狂気の指導者と言えども、自らだけの、自国だけの「生き残り」を掛けて、戦争をしかけることは難しい筈。
核兵器や大陸間弾道弾など、兵器は80年前の第2次大戦時と、比べ物にならない。世界が吹き飛ぶのだ。
抑制のための軍拡競争は、「使えない兵器」中心の軍備拡張で、国家予算を圧迫する。
世界各国は、必要最小限の自衛のための防衛費にとどめるべきなのだ。

防衛のための防衛予算を止めて、当面は、現状維持、徐々に縮小することこそ、政治家の仕事ではないか。

ウォーキング中に出会った花。花屋さんで撮った花。
11月26日、「今日は何の日カレンダー」より
ペンの日(日本ペンクラブ,1935)、ふろの日(東京ガス,1985 毎月)
▲白河天皇、善仁天皇(8歳)を皇太子とし、即日譲位。上皇となり、院庁で政務をみる(院政始まる)(1086)
▲南満州鉄道会社が設立(1906)▲英考古学者カーター、ツタンカーメン王の墓発見(1922)▲北伊豆地震(1930)
▲日本ペンクラブ結成。会長に島崎藤村(1935)▲ハル米国防長官が日本側提案を拒否し日本側の中国撤退を
求める強硬新提案(ハル・ノート)を提示(1941)▲横綱・双葉山引退(1945)▲プロ野球が2リーグ制に(1949)
▲世界一の水道用貯水池、小河内ダム完成(1957)▲新宿西口広場完成(1966)▲田中角栄首相辞意表明(1974)
▲公労協、スト権スト開始。国鉄全線8日間ストップ(1975)