イランは、スカーフ(ヒジャブ)で、大混乱している。
イランの首都、テヘランで、9月中旬、髪を覆うスカーフ(ヒジャブ)を、「不適切に着用した」と、
22歳のクルド人女性「アミニさん」が、警察に拘束され、死亡した。
警察は、16日、「心臓に問題があった」ための死亡と発表したが、家族は、警察で暴力を受けて死亡
した可能性を指摘しており、イラン各地で抗議デモが激しくなっているようです。
16日以降、テヘランなどで抗議デモが始まり、市民らが亡くなった「アミニさん」の写真を掲げ、
政府を批判し、ヒジャブを燃やす女性や、一部のデモ参加者は、警察車両やバイクに放火するなど、
過激になっていて、治安当局との衝突も厳しくなっているようです。
10月8日、イラン・ライシ大統領は、テヘランの大学で、デモの参加者を「ハエ」に見立てた詩を
朗読した、ことで抗議デモに、「火に油を注いだ」ようです。
SNSの動画で、女性の学生らが集まり、「ライシは失せろ」「聖職者は失せろ」と叫び、デモは
益々拡散、過激になり、デモ参加者と治安部隊の衝突で、死傷者が増えているようです。
世界各地で、抗議デモが繰り広げられ、東京でも、「女性、命、自由!」「女性、命、自由!」と
訴える、抗議デモが行われた。
ヒジャブは、アラビア語で、「髪を覆うもの」で、イスラム教国では、着用を義務付けられている国
も多いようで、未着用や髪だし度合いへの罰則規定は、政権によって、ゆるくなったり、厳しくなったり
するようです。
厳しい政権では、前髪を出していたため、逮捕、暴行死事件が起きていることも、あるようです。
反社会的な「旧統一教会」で、揉めている日本、スカーフで揉めているイラン、人工中絶で揉めている
アメリカなど、宗教のために、人権が揺れ動いていますが、宗教は、「人間を守る」ことが基本ではない
のか、と、思っていただけに、「カネのため、宗義のためなどで、人を殺す」、やりきれない思いです。
ウォーキング中に出会った花と雲。
10月12日、「今日は何の日カレンダー」より コロンブス・デー、豆乳の日、育児の日、パンの日
▲コロンブス新大陸発見。サン・サルバドル島と命名(1492)▲松竹歌劇団設立(1928)▲松尾芭蕉没50歳
(1694)▲大政翼賛会、発足(1940)▲金田正一投手が1シーズン340奪三振の新記録達成(1955)▲浅沼稲次郎
社会党委員長、刺殺される(1960)▲サントリーホール開場(1986)▲マサチューセッツ工科大学の利根川進教授、
ノーベル賞を受賞(1987)▲世界の人口が60億人に(1999)▲ノーベル平和賞、国際非政府組織(NGО)の
核兵器廃絶キャンペーン(ICAN)に(2017)▲富山県で新種のクリオネ(2017)▲令和元年東日本台風
(台風19号)豪雨で12都道府県に大雨特別警報を発令(2019)