平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い2729 「拒否権」は安全弁 

2022-10-17 10:30:17 | 日記

先日のNHKスぺシャルで、国連の安全保障理事会の「拒否権」について、何故できたか、など報道されて

いました。

プーチンロシアが、ウクライナ侵略戦争を、国際連合の安全保障理事会で、即時停止を決議され、「拒否権」

を発動し、国際連合の機能マヒを招いて、世界平和の根本が揺れています。

第一次世界大戦後に、戦勝国中心に出来た国際連盟。

この時日本も戦勝国側で、国際連盟の、常任理事国だったが、「満州から撤退せよ」との決議に、日本は、

「話し合いの場」から退場し、国際連盟から脱退した。

この時は、「拒否権」はなく、「国際連盟」という、「話し合いの場」から抜けて、日中戦争、太平洋戦争と

暴発、何百万人もの命を奪う、最悪の人災となった。

この反省から、第二次世界大戦後、戦勝国中心にできた「国際連合(国連)」では、「話し合いの場」から、

出てしまえば、話し合いでの紛争解決の道は閉ざされてしまう、ということで、戦勝国の有力国を、安全

保障委員会の常任理事国として、「拒否権」を認め、兎に角、「話し合いの場」から抜けないで、話し合い

を続けることが出来るようにした、のです。

「拒否権」は、話し合いを続けることが出来るための、「安全弁」として考えられていたのです

狂想のプーチンは、世界の平和を最優先で考え、行動すべき、国連・安全保障委員会の常任理事国の責任を、

理解できない、かつてのヒトラーや、ムッソリーニ、東條英機のように、強国ロシアの妄想に憑りつかれた

利己主義者になってしまった

「拒否権」が、国連機能マヒの悪者にされがちですが、プーチンのように、「拒否権」を間違った理解で、

使い、無視する、人間が悪いのであって、「拒否権」が悪いのではないのです。

国連・安全保障委員会の常任理事国は、米英仏の民主主義国と、中ロの強権国で、お互いに「拒否権」を

振り回して、世界平和が揺れ動いています。プーチンだけの問題ではないのです。

国連・安全保障委員会の常任理事国が、

「寛容を実行し、善良な隣人として互いに平和に生活し、国際の平和及び安全を維持するために、我らの力を

合わせる」という、責任を果たさなければ、人類の未来は無くなります。

昨日、写真取り込み出来なかった、15日の、百歳体操練習風景も。

 

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