平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い841  勝利宣言?恐怖宣言? 

2017-07-10 10:00:19 | 日記
      平和への希い841  戦後72年  
    勝利宣言?恐怖宣言?    2017.7.10.
7月9日、イラクのアバディ首相が、モスルの「イスラム国」掃討で勝利宣言した。
自分が正しいのに、ぶん殴られて、負けてしまったら、「ちくしょう、必ず仕返ししてやる」と恨むのが人情。
話し合いで、納得ずくでの負けなら、不承不承ではあるが、殆どの場合、ウラミは残らない。
イラクの勝利宣言は、テロリストを世界にばら撒いて、ますます過激なテロを呼ぶ、危険な宣言なのです。
シリア内の「イスラム国の首都ラッカ」掃討戦は、市民を盾に激しくなるでしょうし、インドネシアなど、
アジア各地でのテロも激しくなるでしょう。

掃討戦で支援した米ロ欧米各国などは、テロ警戒に、益々、ヒト・モノ・カネを投入しなければならなくなる。
集団的自衛権の新安保法で、テロ集団の許せない敵「アメリカ」に加担する日本も敵、と国民をテロの恐怖に
引きずり込んでしまった安倍1強政権。

当面の大問題は、「東京オリンピック」。交戦権を認めない憲法を捻じ曲げてしまった「集団的自衛権」で、
テロ対策に悩む度合い、恐怖におびえる度合いが、大幅に上がってしまった。
クソの役にも立たない「卑劣なテロを絶対許せない」の決まりも文句を発する、安倍総理や菅官房長官などは、
テロリストの敵愾心を煽るだけ。

直接対応にご努力される警察や自衛隊の皆さんに頑張って頂くしかありません。
勝利宣言ではなく、恐怖宣言なのです。
武力での制圧は、制圧にならない。納得ずくでない限り、テロは無くならないのです。

ウォーキング中に出会った花々です。

7月10日「今日は何の日カレンダー」より
納豆の日、国土建設週間(~16)、LPガス消費者保安デー(毎月)
▲伊能忠敬の「大日本沿海実測地図」完成(1821)▲日本初の学位授与式(1879)
▲東京女子師範学校で、予科を廃し付属高等女学校が設置される(高等女学校の始め)(1882)
▲大日本体育協会(現・日本体育協会)設立(1911)▲日本初のタクシー会社、誕生(1912)
▲岩波文庫創刊(文庫本のはじまり)(1927)▲日本初のナイター、開催(1933)▲登呂遺跡の発掘開始(1947)
▲マーティン・ルーサー・キング、投獄(1962)▲ウルトラマン、放送開始(1966)▲「ぴあ」創刊(1972)
▲京都市、古都保存協力税実施。反対寺院、拝観停止(1985)

平和への希い840  G20での「日本の立ち位置」

2017-07-09 09:48:07 | 日記
     平和への希い840  戦後72年  
  G20での「日本の立ち位置」    2017.7.9.
7月8日、ドイツ・ハンブルグで、20カ国・地域(G20)首脳会議が閉幕した。
アメリカファーストを掲げ、地球温暖化のパリ協定離脱、反自由貿易主義的な2国間取引など、トランプ
大統領の1挙手1投足にアタフタ。
なまぬるい「仲良よしクラブ」にトランプくさびが打ち込まれ、「アメリカ抜き」での重要事項は果たして、
世界の協調・平和にどのように影響するか心配です。

確かに、「仲良しクラブ」で世界にアピールして来ても、中東での戦火やテロ・難民問題、北朝鮮の威嚇等、
一向に改善されていない。

トランプくさびを契機に、各国が今まで「格好良い」表面的な「仲良し宣言」で自己満足してきたことを止めて
各国の本音やエゴをむき出しにして、根本から組み替える時期なのかも。
それこそ「アウフヘーベン」(違った考え方を理解し合うまで話し合い、高いレベルの新しい考え方を導き
出す・・・ドイツ哲学者ヘーゲルの弁証法の考え方。最近、小池都知事もこの言葉を使用)
で、G20を見直すということです。
それにしても、トランプ大統領のちょうちん持ちみたいに、「北朝鮮への圧力」を中露首脳に提言して、せせら
笑われている安倍総理。対話が重要と言う中露の方々の方がまともではないでしょうか。威嚇には威嚇・圧力
のどろ沼で、本当に解決できるとは思えません。

「(国連本部での)核兵器を法的に禁止する条約の交渉会議」に参加しない被爆国日本に対するブーイング。
世界平和へ貢献する「日本の立ち位置」が安倍1強によって、ねじ曲げられているような気がします。
ウォーキング中に出会った花々です。

7月9日「今日は何の日カレンダー」より
ジェットコースターの日、クジラの日(毎月)●ほおずき市(~10 東京都・浅草寺)
▲江戸に夏雪、降る(陰暦6月1日)。驚いた江戸町民は本郷に神社を建てて富士山の神をまつり、6月1日を
例祭に(1615)▲幕府、日章旗を日本国総船印に制定(国旗として正しく制定されるのは1870年)(1854)
▲第1回ウィンブルドン・テニス開催(1877)▲東京YMCAに初の温水プールがオープン(1917)
▲森鴎外、没。61歳(1922)▲モンゴル人民共和国独立(1924)▲トーキー映画、昭和天皇が初視聴(1925)
▲東京・後楽園遊園地オープン。ジェットコースターが初めて日本に登場(1955)
▲徳島ラジオ商事件の富士茂子さんが無罪。刑事事件初の死後再審無罪(1985)
▲ロシアシベリア航空、イルクーツク空港で離着失敗120人死亡(2006)

平和への希い839  「個人メモ」で処分

2017-07-07 18:13:06 | 日記
    平和への希い839  戦後72年  
  「個人メモ」で処分    2017.7.8.
文科省松野大臣は、加計学園疑惑の発端となった、「総理のご意向」などと書かれた複数の文書が、
「行政文書ではない個人メモが、本来保存すべきでない共有ホルダーに入っており、一部文書が外部に存在
した」として、戸谷事務次官等4人の幹部を厳重注意
したとのこと。
情報クリアリングハウスの三木由希子理事長は、
「問題の文書は、共有フォルダーやメールで共有され、上司にも報告された。作成者の認識がどうであれ、
使われ方からして公文書管理法が定義する行政文書に当る。それを、「個人メモ」と認定し、管理職の処分
までするのは論外だ」と処分の違法性を指摘
されています。
行政文書管理法では、各省庁が、文書管理について内閣府への報告義務があり、内閣総理大臣が統括すること
になっている。
要するに、内閣府の裁量で「何とでもなりそう」ということらしい。

文科相としては、処分せざるを得なかったのでしょう。
菅官房長官や安倍総理が強気に「もみ消し」を謀って、逆に「疑惑」を深めたのは皮肉でした。
共謀罪にせよ、公文書管理法にせよ、為政者の都合でどうにでもなる危険性がある法律です。
まっとうな人を、自分達にとって「マイナス」なら、どのようにも理屈をつけても抹殺できてしまうのです。

余程しっかり見張っていないと、戦前の「治安維持法」になってしまいそうですよ。
ウォーキング中に出会った花々です。

7月8日「今日は何の日カレンダー」より
質屋の日、米の日(毎月)
▲前年に起きた農民の一揆に脅威を感じた秀吉、刀狩りを発布(1588)▲ポルトガルの探検家のダ・ガマ、
アフリカ大陸最南端の希望峰を回るルートを発見すべくリスボンを出航(1497)
▲最初の生命保険会社、明治生命保険会社設立(1881)▲東京美術学校に西洋画科が設置される(1896)
▲イラクのバスラで世界最高気温58.8℃を記録(1921)▲文部省「非常時と国民の覚悟」学校に配布(1933)
▲熊本県で、数十年ぶりの干ばつ(1934)▲ウィンブルドンで日・英人組、優勝(1934)▲プロ野球ナイター実況
を初めて中継。東京後楽園球場(1950)▲マッカーサー元帥、警察予備隊創設・海上保安庁増員を指令(1950)
▲羽田空港に初めてジェット旅客機コメット号(英)着陸(1952)▲労働省が「売春白書」を発表。売春婦は
全国で50万人と推計(1955)▲金日成北朝鮮主席死去(1994)▲向井千秋さんが乗るスペースシャトル

平和への希い838  天災は忘れずにやって来る

2017-07-07 10:05:50 | 日記
    平和への希い838  戦後72年  
  天災は忘れずにやって来る    2017.7.7.
寺田虎彦は、「天災は忘れた頃にやってくる」と言っていましたが、災害列島の日本は毎年来ます。
寺田虎彦は、関東大震災や東日本大震災など、多数の死者、膨大な家屋など倒壊・焼失・流失が伴う大災害の
ことを言っていたのですが、それにしても、山陰や九州の豪雨禍報道に接し、私達日本人は、毎年、風水害・
地震・噴火など自然災害に遭う宿命を背負っているんだなあと、痛感しています。
被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
地元の消防・警察の皆さまに加え、自衛隊の皆様の救助活動に敬意と感動・感謝の念でいっぱいです。
自然との闘いは、できるだけ被災規模を少なくし、起きてしまったら迅速に対応するしかないのです。
CО2による地球温暖化を全世界で規制して、自然環境の悪化を防ぐことから、日ごろ予測精度を上げ防災
予防に努力すること、災害発生時に戸惑わない行動訓練・食糧貯蔵することなどまで。
頭では解っていても、なかなか、思う通りに行かないのが、「自然」に対する人間の心あやふやさです。
「予防の限界」や「自然には勝てないという諦め」がわだかまっているような気がします。

それでも、米トランプ大統領のように、「自国さえ良ければ」とパリ協定を離脱するような、
「自分さえよければリズム」だけは、お互いに気を付けなくてはいけないと思っています。

ウォーキング中に出会った花々です。

7月7日「今日は何の日カレンダー」より
◆小暑(二十四節気の一つ。本格的な暑さが始まる)七夕、乾めん日、ゆかたの日、竹・筍の日、ギフトの日
▲聖武天皇、七夕の詩を作らせ、七夕の初め(734)▲秀吉、検地行う(1583)▲家康、琉球支配始める(1609)
▲幕府、武家諸法度をさだめる(1615)▲ドイツ人医師・シーボルト、長崎の出島に着任。5年間滞在。その間
多くの日本人に医学を伝授(1823)▲華族令を定める(公侯伯子男の5爵)。爵位は男子家督相続人が世襲(1884)
▲アメリカ合衆国、ハワイを併合(1898)▲日本軍、樺太上陸(1905)▲廬溝橋事件。日中戦争の発端(1937)
▲サイパン島の日本軍守備隊3万人が玉砕。一般住民の死者1万人(1944)▲アメリカのメイマン、レーザー
を発見(1960)▲ヴィヴィアン・リーが肺結核で没。53歳(1967)▲第8回参院選でタレント議員(石原慎太郎、
青島幸男、横山ノックなど)当選(1968)▲新潟の病院でわが国初のエイズ患者と発表(1984)
▲独のベッカー、ウィンブルドンで最年少チャンピオン(1985)▲東京目黒で中2少年が両親・祖母殺し(1988)

平和への希い837  15000発以上の核兵器

2017-07-06 10:09:21 | 日記
平和への希い837  戦後72年  
  15000発以上の核兵器    2017.7.6.
7月4日、北朝鮮がICBM(大陸間弾道弾ミサイル)の実験に成功したようです。
北朝鮮は、何発の核兵器を持っているのかわからないが、一説では20発とも。
アメリカは、南北戦争など内戦以外で、唯一戦場になったのが、日本奇襲の真珠湾。
船で、エッチラ、エッチラ、何日もかけて真珠湾へ奇襲できた76年前とは違い、1日以内に、突然天から
降ってくる「核奇襲」が可能な世の中になってしまったのです。戦場経験がない米本土も危険になったのです。

トランプ・アメリカは、「レッドライン」を超えたと怒りをぶちまけています。
ブッシュ・アメリカが「化学兵器秘蔵という大義名分」をデッチ上げイラク戦争を仕掛けたように、「核」の
ボタンを握っているトランプ大統領が、北朝鮮に対して仕掛ける懸念もあります。

日本や米ロなど核保有国が、不参加の、「(国連本部での)核兵器を法的に禁止する条約の交渉会議」が進んで
いるようですが、宇宙空間を飛び交う「核兵器」を想像すると慄然とします。
世界から「核廃絶」することが人類の願いですが、現実的に15000発以上の核兵器が世界に散在して
いることを考えれば、まずは、「ある核兵器を使わない」ようにする「核兵器を法的に禁止する条約の交渉
会議」が重要なのです。米の「核の傘」の中にいる日本は、不参加でブーイングを受けているのです。

被爆国日本は、トランプ・アメリカのお先棒を担ぐのではなく、使うことが出来なくなる「核兵器禁止条約」
を積極的に推進すべきです。世界中の国が調印すれば、「核兵器」を持っている意味が無くなり「核廃絶」に
繋がるのです。

北朝鮮・アメリカの緊張が高まれば高まる程、唯一の被爆国日本だからこそ、核廃絶に向かって、「凛」と
した姿勢で臨み貢献する役割を担う必要があるのです。
 
ウォーキング中に出会った花々です。

7月6日「今日は何の日カレンダー」より
サラダ記念日、公認会計士の日
▲記録上最古の富士山噴火(781)▲浅間山大噴火。死者3万5千人以上。天明の大飢餓の要因に(1783)
▲パスツール、狂犬病ワクチンを開発(1885)▲笹子トンネル貫通(1902)▲日本、オリンピックに初参加(1912)
▲アメリカの制度にならって「公認会計士法」制定(1948)▲東京・谷中の五重塔が心中放火で全焼(1957)
▲田中角栄が54歳で史上最年少で総理となる(1972)▲兵庫県神戸の高校、校門圧死事件(1990)
▲川崎市で全国初の市民オンブズマン制度(1990)