城郭の深淵 城の沼 初心者 先達
◆対談者
孫達が突然姫路城の天守閣と石垣に目覚めて
姫路城へと旅行に出かけました私としては残念
◆長谷川
いいじやないですか御孫さん達にとり観光です。
◆一般者
私は城観光に慣れているんですが、ある日突然
朝食で「うっわ」を見て大変驚いたのですよ!
うつわ「器」って一体何んだと考えた。うつわ
の本質はお茶や水や御飯や汁が流落ちない為の
「囲い」こそ「うつわ」だと器の本質を悟った。
◆対談者
私はこのブログで城の本質「くるわ」が人間を
収容する「うつわ」である事に突然気付いた!
つまり城の本質とは囲いの空間を事を悟った!
つまり人間を入れる「うつわ」が城の本質だと
突然解ったんです!くるわを見る事が城見学の
本質だと今更ながら哲学して悟った訳なのです。
◆質問者
長谷川先生の講演や見学会には先生を40年前か
ら知ってる人も30年前から知っている人も20年
も前から知ってる人10年前から知ってる人も来
られて本当に様々人が御来訪されますよね!?
中には先生から離れて他会に行かれた人々へも
先生は丁寧に会釈挨拶をされて非常に驚きます?
◆長谷川
ケンカしても本当の友達は友達でしょう?再度城
を勉強する気ならば大切な尊重すべき学友で朋友!
◆対談者
長谷川先生から教示された事がある日突然に
解る事があるんですよ。まあ城見学の哲学的
な事や城郭構造的な事なんでしょうが長谷川
先生が20年前に教えて頂いた事が2021年と言
う年月を費やし今ようやく突然解る事もある。
研究に研究を重ねた結果として人は大悟する。
城や城郭のまさかフレーミングや構図などの
基本設計線があるなど日本中誰も気付かない。
◆器「うつわ」にも構図、四角や丸がが存在
するならば城郭にも構図デザインがある大変
重要な事に気付いた訳!たがら動画見直した。
これからもこの動画は日本中の人が視聴する。
城郭は謙虚な見直し、考え直し、反省、内省
に立脚して研究が進捗するもので否定でなく
可能性の発見隠された築城術の本質解明です。
◆質問者
城郭遺跡の評価が先生により異なるのは何故?
◆長谷川
一般にこれは主観と呼ばれています、先ず学問
を最初に始めた段階で文献史学、考古発掘分野
城郭遺跡調査、郷土史研究、民俗学的研究また
歴史地理分野、など数多くの分野が存在します
が自分が最初に学んだ事は終生初期学習記憶と
して記憶され脳内固定されますから自分の目指
す学問分野への志向や趣旨路線変更は基本無理。
従って城旅行から始めた人は基本が旅行にある。
城ハイクから始めた人は基本がハイキングです。
人間は初めて行った経験が城の基本になります。
◆対談者
でも、私はハイキングや探訪から城郭見学へと
移行しました、切り替えましたよ、偶然に山中
で長谷川先生に遭遇して、城の曲輪「くるわ」
の概念が理解できました。すると一の曲輪や
ニノ曲輪や三の曲輪が次々と理解出来てきた訳
そしたら本当の城の規模や巨大さ認識できた。
私でも城が解った。うつわ。くるわ。を理解
した。すると以前の城探訪よりも100倍楽しい。
◆一般者
対談者さんは頭が良かった!理解力に優れてた!
◆対談者
以前城址見学をしていて私は〇〇〇〇先生から
直接学んだ弟子であるから優秀ですと自賛自慢
をされて私は気分を害しました。恩師を尊敬し
尊崇する事は良いのですが人はどの様に優れた
人材であってもミステイクや誤認や誤解が必ず
発生するもので城郭遺跡を見学する場合の根本
たる先生や師匠とはやはり現地城郭遺構を観察
考察しようとする真面目で真摯で真剣な精神性
だと常に思います。従って私は長谷川先生自身
を恩師、講師、教官、としては全く尊崇しない。
◆長谷川
直裁で素晴しい考えや発想と真に感心致します。
真実は現場に厳然と存在して城跡こそ真の先生。
魚類を研究するなら魚を必死に見学する事です。
昆虫を研究するなら虫を必死に見学する事です。
羽を取った昆虫標本を最高だと研究家は言わず
竪堀や竪土塁を無視した城見学は城見学でない。
◆質問者
城を学ぶ上で良い先輩先先達に巡り会う事は?
ハイキングや旅行とは違う城郭遺跡見学を希望!
◆長谷川
このような人を慎みて御推薦申し上げます。
1 社会的に無名の人材かつ真摯な研究家
2 城郭遺構の基礎基本に精通している人
3 城郭縄張図をみずから書ける能力の人
4 社会から隠れ地道に城郭遺跡研究の人
5 遺跡遺構全体を冷静繊細に解説の先達
6 驕らない誇らない謙虚な学究肌の人者
以上のような人は城郭遺跡調査や解説に
精通しておられて城郭遺跡見学を学ぼうと
する城郭遺跡見学希望者様には最適ですよ。
◆対談者
城とは森林の中に歴史の証人として隠れて
ます。隠れてる城を学ぶ為には隠れ人材が
一番知ってる劉備の如く諸葛亮を探す事よ。
◆対談者
私は城ハイキングに参加して城郭遺跡を見学
しない事に立腹したんです。城めぐりツアー
に参加したが自由時間あるが曲輪の解説なし
でもうこんな事やってられないと激怒した人。
◆批判者
ああら?バカじやないの!そんなのアンタが
チラシの表題にある「遠足」「ハイキング」
「ウオーク」文字を落とす勘違いの、お馬鹿
さんでしよ!?そもそも土塁とか曲輪とかを
見る事って特殊趣味や学問分野の世界の事よ!
土塁や曲輪を見る事はマニアックな変人さん!
◆達観者
遠足や城旅に激怒した事は重要な意味合いが
あると思います。何故ならば城郭遺跡を見た
いと言う自分の心の本心に気付いた人です!
城郭見学に行って、樫原城の一文字土塁を
見落とした事が残念だと思う心があるのな
らば、心理学的に評価するならば城郭遺跡
を完璧に見学したいという自分の深層心理
に気付いた事つまり自己発見したと言う事。
深層心理は普段自分自身が気付かない自分。
◆長谷川
冷静に社会観察しましよう。熱心に城郭を
見たいと願う人々を社会は3通り社会的視線
で評価しています。時に冷ややかに観察する。
1 ただマニアックな お城オタク愛好家様
趣味
2 厳格に城郭遺跡の実態を把握したい学者
学問
3 民間の私有地に入り込み土地の山菜奪取
盗人
◆反論者
何を言われます。私2の向学の城郭見学者だ!
◆長谷川
冷静に社会を観察しましよう。同じ歴史愛好家
でも公共の図書館の書籍を「切り取る人」また
「歴史書に朱線」を書き込む人。線を引く人も
歴史城郭を学ぶ場合は品行方正紳士的な人希望!
◆対談者
歴史学ぶ人って!?紳士でしょう。高尚に学問
を貴ぶ倫理観や道徳観に優れた人だと信じたい!
◆長谷川
そう紳士淑女と学問や見学を推進する事が理想
ですが人間社会は様々な人が存在し注意が肝要!
▼大垣市上石津町の樫原城主郭西の堀切写真
雪は堀底の形状や堀切断面を真摯に示唆する。
▲被写体は余呉城郭研究会第一期会長の田畑喜久弘氏
◆質問者
今回の投稿の要点とは?
◆対談者
この投稿を見て樫原城遺構を全て見られず
に見逃したと感じる人は城郭見学者の素質
や気質を向学心を元来持っている人ですね。
逆にこんな投稿記事心に響かないやどうで
もいいやと感じた人は元来城が好きでない。
自分が本当に城が好きかは自分の心を見る。
◆長谷川
ああそうですか?城郭遺跡を見たい人は現実
には社会に存在しないと感じてる昨今ですが?
◆対談者
講師先生の表情を観察していても先生の本質
が見えますよ。講演に多数の入場者がある時
は気色満面の表情をされたらその先生の本質
は学術家ではなく興業屋で数の論理に重きを
おく現実主義者さんです。真に学術の人なら
当日参加された数が例え少数でも熱心な学習
や考察される学問への希求が参加者に感じら
れた時にこそ気色満面の向学への充実的満足
の表情される。今日の講演は本当に有意義と。
◆現実家
笑止千万ですな!選挙においては得票数が肝要
だ!企業においては利益数値が上昇した事こそ
つまり、数値や数の論理こそが現実実績ですよ。
仙人の如く霞を喰い人は生きて居られない現実。
◆対談者
塹壕鹿柵「ざんごうろくさく」土木工事こそ城!
古戦場や古城に残る塹壕の跡は現実と言えます!
現実に目をそむけず現実を見学する事が城見学!
◆一般者
岐阜県大垣市上石津町の樫原城を見学して
来ました。探訪はとても楽しかったです!
▼樫原城の はるか西に存在する一文字土塁写真
▲雪は時に親切真心を以て城の遺構を教えてくれる!
冬の寒気は観光行楽には不向きだが城郭遺構を真剣
に城郭遺跡を学ぼうとす向学に峻烈厳然と教示する!
城郭遺構とは歴然たる歴史の生き証人とも言えます!
◆長谷川
私にとり真の「城の先生」は城自体や自然なのです!
現実や自然は厳然とした態度で城郭遺跡を示唆する。
私の城郭の城郭の師匠「先生」は人でなく現場の城!
◆対談者
そうそう一文字土塁が凄く魅力的な城です。
目の覚めるよう一文字土塁の堀が素晴しい!
◆反論者
あれ?無かったですよ!?だって城の看板にも
一文字土塁を書いてません何かの間違ですよ?
◆女性様
樫原城に到着して早速堀切を見学して即刻
一文字土塁と堀切を見学しに行きましたわ。
◆一般者
何故?城に到着し即刻一文字土塁が解った?
城址案内看板図にその土塁は掲載してない?
◆対談者
城郭基礎から初心から学んだ人なら絶対解る!
自分自身の人間観察や自己心理観察をする事!
貴方の性格や城址見学への取り組み姿勢です!
Aタイプ 探訪型
物真似 模倣型 まねし
ステレオタイプ。カタログ型タイプ。形式論者
ブログ紹介された城だけ見学する。
現地の看板の範囲だけを見学する。
案内書に紹介された城だけを見る。
人や先生の解説を丸暗記模倣する。
城の先生は有名な先生と解釈尊崇。
Bタイプ 見学型 気づき 発見型
思慮型 考察型 自ら かんがえる タイプ
観察タイプ 城を自ら観察し考察するタイプ。
城を観察し社会も冷静に観察している思慮型。
城の先生は現地の城郭遺構こそが先生と冷静。
自ら城跡発見できる地理と遺跡観察力を保持。
◆探訪者
長谷川先生、私を城郭探訪に是非誘って下さい!
先生の図面は非常に優れている事は半世紀前から
折り紙や太鼓判が押されて滋賀の城郭老舗本舗と
言われています。是非とも私自身を誘い下さい!
◆忠告者
長谷川先生その様な人に気をつけて下さい!相手
にしないで事です。その人は甘言や御世辞を言っ
て先生にスリより図面を盗みに来ている他会の人
その証拠に私達が見学会を開催する時には参加人
名簿を無断で撮影して個人情報搾取する人です!
先生の見学会に参加されて中世城郭の見学の仕方
をキチント初心に帰って勉強された方は樫原城に
来てもできうるかぎり城郭遺跡を見学されている。
城に行きたい人と
城を勉強したい人
この両者は根本的に主旨や目的が異なる別分野
の人です。私は城郭遺跡を見学する気のある人
に好感や、向学心や、学究の徒として尊敬する。
第一「城郭遺跡を見たい人」日本に存在しない!
城跡を訪れたい人は日本に多数存在するのだか?
◆長谷川
一文字土塁が即刻ある事に気付く人は探訪者か
ら城郭遺跡見学者へ進化した人。チヤント城の
基本から学び、深さへと向った初心者の方です。
今回樫原城本体の解説は立体鳥瞰図のみとしま
す。何故ならこの城本当に高度な縄張を駆使し
ており、投稿の紙幅がなくなるほど解説が多数
必要。この樫原城は伊勢、伊賀、甲賀に分布す
る典型的な集落背後の段丘上に築城される中世
土豪城館跡の形式に属するものでしよう。また
部分的に羽柴秀吉独特の縄張も一部認められる。
『上石津町資料』には
時・多良に中世末期、三輪三人衆(豊前・佐渡・筑後)
時・多良に中世末期、三輪三人衆(豊前・佐渡・筑後)
と称する三氏の在地領主が存在した事が記録され
ますが樫原城や城の平城は在地土豪の城館遺跡で
伊勢、伊賀、甲賀に分布する様式の城館ですよ。
『樫原城案内板』には
三輪佐渡が樫原に住んでいたと記されています。
また羽柴秀吉が長嶋一向一揆攻めのおりに樫原
に逗留したと伝説が記されております。伝説!
羽柴秀吉軍の鈴鹿山系山越えの記録「賤ヶ岳合戦」
天正十一年(1583)正月二十三日、秀吉は近江
安土城を出発し総勢七万五千とも十万とも言
われる軍兵を三手に分け、一手を時多良口
(五僧峠越)、一手を君ケ畑口(治田峠越)、
そ して自らは三万五千を率いて安楽越
えに進軍 したとされる。秀次は鳥居本
から大君ヶ畑峠を越えて伊勢国に入リした。
羽柴秀吉は鈴鹿山脈超を熟知していた人物。
◆対談者
そう!城址を解って見学している人とただ紹介
の場所の看板の図だけ見てる人が典型的探訪者
城に行きたい人=探訪=〇〇探訪会の人
城を見学したい人=城郭遺跡見学者=城見学会
◆長谷川
さて樫原城の別郭を田畑さんと見学しました。
◆長谷川
▼削平部の写真は以下の写真を見て下さい。出丸と表現
削平部の背後には犬走や切岸「人工的斜面」も見える。
◆反論者
1一文字土塁もウソだ!
2樫原城別郭もウソだ!
◆対談者
ウソだ!ウソだ!と連呼する貴方の心の中は?
しかし科学的物理的なSC立体図は本当に正直!
1一文字土塁も本当です。
2樫原城別郭も本当です。
▼一文字土塁
◆対談者
城郭探訪とは指定された範囲だけ見る心です。
1日2城探訪しよと気が焦るから、一城を不完全
燃焼で見落としてします。城郭一期一会とは?
可能な限り城郭遺跡を見学しょうとする心です!
城郭見学は嘘やイッワリなき現実を見る心です!
城郭の先生は人間じゃなくて城跡自体こそ先生!
◆長谷川
ここで冷静に反省すべき社会的な配慮が存在
致します。城址は個人様の私有地です。城とは
要害地形つまり急斜面滑落の危険の多い場所で
もあります。極めて危険な急傾斜地を一般の人
に紹介すれば良いとは必ずしも現代社会の観点
から最良とは言えません。一般の方の集団心理
は城址の危険や毒蛇や毒虫の用心や注意を怠る
傾向にあり安易に城址を楽しむ事は危険な事で
あると言えます。城址見学の難しさ沼が潜んで
おります。城址は侵入する人間を害する目的で
人工的に作られた危険な要害である事を忘れず!
◆質問者
あのう~この樫原城に秀吉の軍隊が長嶋一向一揆
を攻めた時に一時的に布陣した可能性はあります?
◆長谷川
羽柴秀吉の樫原布陣を軽率軽々に述べる訳には参
りません。ただ城外にも土塁遺構は存在します。
秀吉が天正11年長浜市文室山に視察に訪れた事
は記録にはみえまた文室山にも土塁線が存在し
ていました。臨戦陣地の研究は今後課題です。
ひと事言わせてもらいますと信号踏切を充分
確認する人は交通安全に配慮しています。土塁
を全く見る気がない人は初心者ではありません。
私の言う初心者様とは見る気が備わっている人。
土塁は鉄砲戦が発生すると必須防戦施設と言う
事になります。土塁を最初から見る意志の無い
人に現地遺構土塁を解説しても、馬の耳に念仏!
私は城郭イヤミではなく初心や基本を述べてる!
そういう意味で私は初心者様を探しております!
▼文室山山中の土塁「賤ヶ岳合戦の遺構」
▼文室山山中の土塁「賤ヶ岳合戦の遺構」