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明智 羽柴 丹羽 柴田 織田信長が登場する本格劇画『元亀の騒乱』5

2019-08-14 16:42:42 | 戦国
明智 羽柴 丹羽 柴田 織田信長が登場す
る本格劇画『元亀の騒乱』5

小野伸明先生の秀逸な劇画を紹介したいと思
います。先生の画業の斬新かつ素晴らしい作
品には敬服致します。小野先生の益々の御発
展と隆昌を祈念して『元亀の騒乱』を、是非
紹介したいと思います。

作品のネームつまりシナリオや原作は
◆長谷川博美が担当しています。また当ブロ
グでの解説も私が担当させて頂いております。
なお順番を追って紹介しますが皆様は順次ペ
ージを追って御鑑賞下さい。





◆信長が元亀年号を奏上してこれが認可される
も織田信長と対立する諸侯は依然として元亀4
年の年号を使い続けたとされます。年号とは、
時の為政者が選定し作成するものである事が
如実に現れております。
◆信長が気長な敵将誘導策戦を実行したのは
永禄3年に尾張桶狭間が顕著です。先ず信長
は永禄2年から気長に尾張大高城の今川方を
一年間包囲します。敵の今川義元が尾張に侵
入しても、清洲城で織田信長はのらりくらリ
と暮すばかり、ところが突然電撃の如く桶狭
間に突撃して今川義元の本陣を急襲して義元
の本体に決戦を挑み、義元本隊が約500m後
退したところをすかさず追撃追い打ちして今
川義元の首級を取り疾風の如く清須城に凱旋
する行動をとっております。今川は大高城救
援します。これを「後詰」と呼びます。
敵将を救援させておいて敵の本隊に急激なス
ポツト攻撃を仕掛けて後退する敵陣を強烈に
追撃する作戦を「付け入り」作戦つまり追撃
作戦が相手の後退に「付け入る」集中攻撃作
戦です。この作戦バリエーションが小谷城包
囲や虎御前山城築城でありましよう。つまり
は北陸王朝倉義景を打倒するには義景を近江
に誘引して是を打ち取る計画でしょう。小谷
城を落してしまっては越前朝倉は一乗谷に逃
げて越前を固めてしまう。
信長としては一乗谷に住む純然たる分限ある
武士階級3000人を討滅してしまえば朝倉の
雑兵8000人は脆く瓦解してしまう。そう
信長は策戦をシュミレートした事でしょう。
つまり大軍が二つに割れた時にその本隊
を直撃して主体を討滅する事を考えた事
でしょう。
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