いとう大の徒然日記

神栖市を今より少しでも発展させて、次の世代に引き継ぎたい!

空気

2010-07-23 14:55:29 | 政治活動
全国学力テストでトップの成績を修めている秋田県。その中の秋田市に視察に行った時のこと…

全国トップになる”秘訣”を知りたいと思ってお伺いしたのですが、担当者の第一声は、「何も特別なことはしていないのですが…」というもの。

しかし、視察を終えてから思ったのは、その言葉にこそ”意味”があったのだということです。


ご紹介いただいた秋田市の取り組みの中で特に印象に残ったのは、学力テストの結果の活用方法についてでした。

秋田市では、全国学力テスト以外に、県・市独自のものもあり、それぞれの結果について、教科ごとの点数ではなく、カテゴリーごとに分析して対応をしているとのことでした。

例えば算数でいうと、単に算数の点数が良かった悪かったということではなく、その中の「数と計算」「量と測定」「図形」「数量関係」などのカテゴリーごとの点数を分析し、それに対して指導改善のポイントを作成して指導したり、それ以外にも、日頃から朝と昼の時間を利用して補習を行うなど、できない部分をそのままにせず、すぐに対応するという習慣が、先生にも生徒にも、自然に身に着いているということを感じました。


それは、担当者が言うとおり、特別なことではないのかもしれませんが、できない部分の分析とそれへの対応策、それを実行するスピード。そして、それを自然体で行う”空気” 

― 素晴らしいと思いました。


それはどのように作り上げたのか?と質問したところ、「ずっと前から受け継いでやってきたことなので、よくわかりません。」という趣旨の答え。

やるべきことを、すぐに、繰り返し行ってきただけということなのかもしれませんが、当たり前のことのようで、それが一番難しいのではないかと思ってしまいました…

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今日でまた一つ、年齢が増えましたので、ブログのタイトルを少しだけ変えさせていただきました。
コメント (2)
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