6/6(水)
14℃ ホタルの目撃情報「0匹」
今朝は、暑過ぎず寒過ぎずとってもいい穏やかな朝を迎えました。
当初の天気予報では、今日あたり「梅雨入り」の予定だったと思いますがチョッとずれたみたいです。
出勤途中にある田んぼの麦が数日前に刈り取られていて、櫨(はぜ)にかけられていますが、朝日が当たって黄金色に輝いていました。この麦は、伏谷地区でホタルが飛翔しやすい環境づくりに取り組まれている団体が植えられているもので、ホタルが飛ぶ頃には”ほたる籠”を編んで販売しておられます。今は虫かごに入れるとホタルが逃げることができず籠の中で死んでしまいますが、昔はほたる籠に入れていても隙間から逃げ出して自然に帰っていくという「自然界の法則」があったような気がします。
ここ数年、2度にわたる大災害と災害復旧工事でホタルが育つ自然環境が大きく変っています。特に、災害復旧工事で流される赤茶色の泥水が影響してホタルの餌になるカワニナが地区によっては絶滅の危機に陥っています。地元住民もホタルの飛翔を楽しみにしています。工事関係者の配慮をお願いします。
ホタルの豆知識
1.湯来地区で見ることのできるホタルは昔から生息している天然のホタルです。
2.場所によってはゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルの3種類を見ることが
できます。
ゲンジボタル- 国内最大のホタル。胸部が赤く、黒い縦筋があり、その縦筋が膨らん
でいます。夜、沢や川辺で活動し腹部の末端を発光させ、光のシグナル
で交信します。
ヘイケボタル- 胸部が赤く、黒く、太い縦筋があるホタルです。小川や水田、池など
の水辺に広く見られます。腹部の末端を発光させ、光のシグナルで交信
します。
ヒメボタル - 日本固有のホタルでゲンジボタルやヘイケボタルと異なり、一生を陸
で過ごす陸棲ホタルです。成虫はストロボのように点滅して黄色に光る
ので色でも見分けることができます。
3.雄雌の見分け方
発光部分を見ると見分けることができます。オスは腹部第5・6節の2つが発光し、
メスは、第5の1節だけが発光します。
4.ホタルは何のために光る?
それは、恋の季節だからです。ホタルの成虫期間(飛び回っている期間)はわずか
10日ほど。その間にパートナーを見つけて産卵します。オスは日が暮れると一斉に
飛び回り、一斉に光の点滅を繰り返します。一方のメスは飛ばずに草むらの中などで
不規則に光を出して、オスに居場所を知らせています。
5.ホタルが光る訳。
ホタルの腹部にある発光細胞の中では、ルシフェリンという物質とルシフェラーゼ
という酵素が作られています。この2つが混ざると化学反応を起こし、酸素と結びつ
いて光を作っています。
6.ホタルを見る時間
ホタルは風がなく気温や湿度が高い曇の夜によく光ります。日没後1時間くらいが
最も活動が盛んになるようです。
( 以前、若い親子連れの方が「湯来ではホタルが見れるとPRしているのに1匹も
見ることができないのはどういうこと?飛んでいないのなら見に来いなんて言うべき
じゃない。せっかく行ったのに。」と、かなり強い口調で電話がありました。数週間
前からいつも飛んでいるところは見ることができたのにと場所を聞いても間違いない
みたいだし、なんでだろうと思いつつ、「他に誰かいませんでしたか」と聞いたとこ
ろ、子どもが保育園から帰ってきた後の午後4時だったとのこと。原因が判り、ホッ
とするやら、恐縮されるやら。後日、お礼の電話があったことは言うまでもありませ
ん。正確に伝えることの重要性を再認識しました。)
7.ホタルの匂い
ホタルを捕獲した時に体の脇から強い匂いを持つ乳白色の液を出します。この匂い
と味は捕食者に対する防御効果があるようです。
8.観賞上のルール・守って欲しいルール
・地元の人に迷惑をかけない
・ホタルを捕らない
・ゴミは持ち帰る
・車のライトはすぐに消す
・草むらにはマムシが潜んでいることをお忘れなく
※ ホタルまつりのチラシは湯来町内の事業所・GS・佐伯区区政振興課・市役所本庁
1階休憩室で入手できます。
※ 6月4日(月)のブログに現時点でのニューツーリズム事業計画を掲載しています
ので、併せてご覧ください。
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今朝は、暑過ぎず寒過ぎずとってもいい穏やかな朝を迎えました。
当初の天気予報では、今日あたり「梅雨入り」の予定だったと思いますがチョッとずれたみたいです。
出勤途中にある田んぼの麦が数日前に刈り取られていて、櫨(はぜ)にかけられていますが、朝日が当たって黄金色に輝いていました。この麦は、伏谷地区でホタルが飛翔しやすい環境づくりに取り組まれている団体が植えられているもので、ホタルが飛ぶ頃には”ほたる籠”を編んで販売しておられます。今は虫かごに入れるとホタルが逃げることができず籠の中で死んでしまいますが、昔はほたる籠に入れていても隙間から逃げ出して自然に帰っていくという「自然界の法則」があったような気がします。
ここ数年、2度にわたる大災害と災害復旧工事でホタルが育つ自然環境が大きく変っています。特に、災害復旧工事で流される赤茶色の泥水が影響してホタルの餌になるカワニナが地区によっては絶滅の危機に陥っています。地元住民もホタルの飛翔を楽しみにしています。工事関係者の配慮をお願いします。
ホタルの豆知識
1.湯来地区で見ることのできるホタルは昔から生息している天然のホタルです。
2.場所によってはゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルの3種類を見ることが
できます。
ゲンジボタル- 国内最大のホタル。胸部が赤く、黒い縦筋があり、その縦筋が膨らん
でいます。夜、沢や川辺で活動し腹部の末端を発光させ、光のシグナル
で交信します。
ヘイケボタル- 胸部が赤く、黒く、太い縦筋があるホタルです。小川や水田、池など
の水辺に広く見られます。腹部の末端を発光させ、光のシグナルで交信
します。
ヒメボタル - 日本固有のホタルでゲンジボタルやヘイケボタルと異なり、一生を陸
で過ごす陸棲ホタルです。成虫はストロボのように点滅して黄色に光る
ので色でも見分けることができます。
3.雄雌の見分け方
発光部分を見ると見分けることができます。オスは腹部第5・6節の2つが発光し、
メスは、第5の1節だけが発光します。
4.ホタルは何のために光る?
それは、恋の季節だからです。ホタルの成虫期間(飛び回っている期間)はわずか
10日ほど。その間にパートナーを見つけて産卵します。オスは日が暮れると一斉に
飛び回り、一斉に光の点滅を繰り返します。一方のメスは飛ばずに草むらの中などで
不規則に光を出して、オスに居場所を知らせています。
5.ホタルが光る訳。
ホタルの腹部にある発光細胞の中では、ルシフェリンという物質とルシフェラーゼ
という酵素が作られています。この2つが混ざると化学反応を起こし、酸素と結びつ
いて光を作っています。
6.ホタルを見る時間
ホタルは風がなく気温や湿度が高い曇の夜によく光ります。日没後1時間くらいが
最も活動が盛んになるようです。
( 以前、若い親子連れの方が「湯来ではホタルが見れるとPRしているのに1匹も
見ることができないのはどういうこと?飛んでいないのなら見に来いなんて言うべき
じゃない。せっかく行ったのに。」と、かなり強い口調で電話がありました。数週間
前からいつも飛んでいるところは見ることができたのにと場所を聞いても間違いない
みたいだし、なんでだろうと思いつつ、「他に誰かいませんでしたか」と聞いたとこ
ろ、子どもが保育園から帰ってきた後の午後4時だったとのこと。原因が判り、ホッ
とするやら、恐縮されるやら。後日、お礼の電話があったことは言うまでもありませ
ん。正確に伝えることの重要性を再認識しました。)
7.ホタルの匂い
ホタルを捕獲した時に体の脇から強い匂いを持つ乳白色の液を出します。この匂い
と味は捕食者に対する防御効果があるようです。
8.観賞上のルール・守って欲しいルール
・地元の人に迷惑をかけない
・ホタルを捕らない
・ゴミは持ち帰る
・車のライトはすぐに消す
・草むらにはマムシが潜んでいることをお忘れなく
※ ホタルまつりのチラシは湯来町内の事業所・GS・佐伯区区政振興課・市役所本庁
1階休憩室で入手できます。
※ 6月4日(月)のブログに現時点でのニューツーリズム事業計画を掲載しています
ので、併せてご覧ください。