三流読書人

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ドングリ小屋住人 

ハーバード大学の授業料免除

2006年04月02日 08時58分53秒 | 教育 
アメリカの東部の私立名門ハーバード大学では、年収6万ドル(約700万円)以下の世帯出身の学生については、授業料を免除することを決めたそうです。
「ハーバードには手が届かないと感じている中所得家庭に、明確なメッセージを送る」とは学長サマーズ氏の言。
同大学の授業料は年間4万2千ドルとかなりな高額です。
アメリカではスタンフォード大学でも年収4万5千ドル以下の家庭出身者の授業料免除を打ち出したそうです。
一連の動きは、学費高騰に伴い、高所得層の子弟ががキャンパスを独占しかねない現状を大学側が憂慮し、機会均等の確保と学生の多様化に腐心している実態を反映していると言えます。
  【ニューヨーク=時事】のニュースより

日本の場合、出身家庭の平均所得の最も高いのは東大だという説があります。
相次ぐ国立大学の授業料値上げ、私学ももとより高い授業料を払います。
大学に入るためには幼少の頃よりの塾通い、予備校など莫大な費用がかかります。
こうしていわゆる名門大学はますます高所得層出身の者に限られ、格差は拡大していきます。

アメリカという国は嫌いですが、日本は負けてるなと、相当に発想が違うな、と思います。