世界最年少で七大陸最高峰登頂を達成した登山家野口建氏は、エベレストで登山隊の 残したゴミの膨大さにショックを受け、2000年3月からエベレスト清掃登山を実施 するとともに、富士山清掃にも取り組んでいます.
4月3日付『毎日新聞』に載った彼の主張「山が綺麗なら国も綺麗信じて」の一部です。
「…環境問題への取り組みは先進国の役割だ。貧しい国では環境を考えるだけの余裕もない。発展途上国対策といっても過言ではない。私は民間人でしかないが、民間人にも責任の一部は担えるだろう。エベレストで清掃活動を続けながらネパールや中国、韓国など他のアジア諸国にも環境問題の重要性を訴えてきた。何しろエベレストに散乱するゴミの大半はアジア諸国からやってきた隊によるものばかりだ。ハングル文字のごみをソウルに持ち込み記者会見を開いたのも私なりに意図するものがあった。
エベレストでの清掃活動で気がついたのはごみを捨てて帰る登山隊の出身国に行けばその国が汚れているということ。日本隊のごみが多かったが、それは一部の日本人登山家のマナーが悪いといった小さな現象ではなく、日本社会の縮図であり、また国民性を表しているのではないかということだ。我が国のシンボルである富士山での清掃活動もNPO法人富士山クラブと連携し展開してきたが、富士山の環境破壊は富士山だけではなく日本全国どこでも同じ問題を抱えていた。エベレストや富士山、そしてマナスルでの清掃は山での活動であるが、その山々をきれいにすることだけが目的ではない。ヒマラヤで日本隊によって捨てられたごみを回収し、ごみを持ち帰り全国でごみの展示会を行ったのも日本社会に向けたメッセージだった。山がきれいな国は町もきれい。そして町が汚い国は山も汚いのだ。…」
当面の活動はマナスルの清掃だそうです。
彼の主張、100%そうかとうなずけない面もあるので考え込んでしまいました。
しかし、やっぱりそうなんだろうな。
4月3日付『毎日新聞』に載った彼の主張「山が綺麗なら国も綺麗信じて」の一部です。
「…環境問題への取り組みは先進国の役割だ。貧しい国では環境を考えるだけの余裕もない。発展途上国対策といっても過言ではない。私は民間人でしかないが、民間人にも責任の一部は担えるだろう。エベレストで清掃活動を続けながらネパールや中国、韓国など他のアジア諸国にも環境問題の重要性を訴えてきた。何しろエベレストに散乱するゴミの大半はアジア諸国からやってきた隊によるものばかりだ。ハングル文字のごみをソウルに持ち込み記者会見を開いたのも私なりに意図するものがあった。
エベレストでの清掃活動で気がついたのはごみを捨てて帰る登山隊の出身国に行けばその国が汚れているということ。日本隊のごみが多かったが、それは一部の日本人登山家のマナーが悪いといった小さな現象ではなく、日本社会の縮図であり、また国民性を表しているのではないかということだ。我が国のシンボルである富士山での清掃活動もNPO法人富士山クラブと連携し展開してきたが、富士山の環境破壊は富士山だけではなく日本全国どこでも同じ問題を抱えていた。エベレストや富士山、そしてマナスルでの清掃は山での活動であるが、その山々をきれいにすることだけが目的ではない。ヒマラヤで日本隊によって捨てられたごみを回収し、ごみを持ち帰り全国でごみの展示会を行ったのも日本社会に向けたメッセージだった。山がきれいな国は町もきれい。そして町が汚い国は山も汚いのだ。…」
当面の活動はマナスルの清掃だそうです。
彼の主張、100%そうかとうなずけない面もあるので考え込んでしまいました。
しかし、やっぱりそうなんだろうな。