三流読書人

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ドングリ小屋住人 

凛とした「美しい国」を創るそうである

2006年10月01日 14時48分01秒 | 嫌安倍流
安倍晋三首相は29日の所信表明演説で「美しい国」を連発。文化、伝統、自然、歴史を大切にする国、自由な社会を基本とし、規律を知る、凛とした国を目指すとした。
日本の大事な文化を軽視し、自然を壊し、歴史を改竄し、捏造し、国民には不自由を強い、外交では対米従属、アジア諸国には嫌われ、馬鹿にされる。規律などということをわかっているのかどうか自民党の政治家。
こういう国にしてしまったのは誰か。
安倍氏が所属する森派の先輩町村信孝元外相は『月間自由民主』4月号で「凛として美しい国を創る」と安倍氏が今言ってるようなこと書いているそうである。これがネタもとか。
(ここからは受け売り)
同氏(町村氏)は、戦後の日本は「すべてが凛としていない」と断言。理由は「わが国は昭和20年を境に、戦前と全く異なる出発点を余儀なくされた。戦勝国は、日本の良き伝統や文化を否定し、折しも台頭してきた唯物史観と呼応して、日本は誇りを忘れ、自虐的教育が行われてきた」からだとする。「戦前の官僚は『天皇陛下の官吏』であるという意識があり『恥ずかしいことをしたら天皇陛下に申し訳ない』という気持ちが強かった。それがある種の規範となっていた」のだそうである。
もう笑うしかないが、これが本音か。
そういう意味では、天皇に対し、数々の申し訳ないことをしてきたのは一体どういう連中か。
こんなものを載せる『月間自由民主』という雑誌、そのレベル、想像に難くない。

最も凛としていないのはどういう連中か。
日本の最も美しくないのはどの部分か。

小泉路線を引き継ぐ安倍晋三政権が「美しい国」を創るなどとほざく資格があるか。