三流読書人

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ドングリ小屋住人 

金正日氏の豪華な生活

2006年10月19日 06時30分53秒 | 政治 
 およそ国家というものは、資本主義であれ、社会主義であれ最終的には国を富ませ、国民を豊にするために努力するのではないか。少なくともそういう建前をとる。社会主義を標榜するが、社会主義のかけらも見えない北朝鮮という国は、世襲によって指導者を選び、とんでもない独裁者を生んだ。
 驚くべきは彼の生活ぶりである。

【「ぜいたく品」の供与阻止 指導層の財布締め上げ狙い

 国連安保理決議では「ぜいたく品」の供与、販売、移転阻止が盛り込まれた。決議はぜいたく品の具体的な品目について触れていないが、ボルトン米国連大使が「金正日には少しばかりのダイエットになるだろう」と皮肉ったように、貧困にあえぐ一般市民ではなく、金総書記ら指導層の財布を直接締め上げる狙いがある。
 北朝鮮では90年代に200万人の餓死者が出たと伝えられる一方で、金総書記ら一部指導層の豪華な暮らしぶりだけは変わらなかったといわれる。
 韓国の報道によると、総書記はヘネシーやコニャックなどの高級酒を好み、コニャックを1000本以上も輸入してパーティに使用。世界の銘酒を1万本も保管し有名なものは取り寄せるという。
 金総書記が外遊の際に使う専用列車には映画鑑賞用大型スクリーンやカラオケセットを併設。平壌には専用映画館がある。また、乗馬を好み、欧州から数十万ドルの高価な馬を購入。乗用車もロールスロイスやベンツなど100台以上所持し、専用の野生動物狩猟場を持っているそうだ。
 日本から金総書記らに送っていたとみられる高級品は、貨客船万景峰号で運ばれるケースが目立っていた。03年8月に入港した万景峰号の輸出リストには、和牛の高級肉約7トンのほか、音響機器、園芸用品などがあった。                   北京・西岡省二、社会部・工藤哲 】

 『毎日新聞』10月16日付 囲み記事である。
 「朝鮮民主主義人民共和国」 なんのためにこの国は存在するのか。