三流読書人

毎日の新聞 書物 など主に活字メディアを読んだ感想意見など書いておきたい

ドングリ小屋住人 

Natur Photo憎っくき杉こんな花です

2006年04月15日 11時12分03秒 | 教育 
いい歳になってから花粉症の症状が出はじめた。つらいものです。
突然のくしゃみなどで車の運転も危ない。
やっと花粉の季節も終わろうとしています。やれやれです。
茶色の大きな実は去年の実です。小さいつぶつぶが花です。ここから花粉が出ます。

愛国心を言う前に国民を愛せよ

2006年04月13日 08時37分19秒 | 教育 
「与党教育基本法改正に関する検討会」(座長大島理森元文相)は12日、国会内で会合を開き、大島氏が提示した「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する」また、「他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う」という文言を自民・公明で同意したのだそうである。
我が国の伝統と文化を破壊してきたのは誰か。第一次産業を破壊し、日本の農山村は疲弊し、過疎化し、急激に人口は減少つつある。伝統や文化を継承し、発展させる担い手もいない。「高度経済成長政策」「構造改革」「改革」は、豊かな古来の日本の文化を死滅させようとしている。
自民党的政治がその元凶ではなかったか。
また、忠犬としてつねにアメリカの言いなりになっている小泉流外交政策は果たして、国際社会の平和と発展に寄与してきたと言えるのか。
いまさらこんな文言は、ちゃんちゃらおかしい。
与党が「改革」と称してやってきたことは「痛み」を国民に押しつけるばかり。
「改革」で国民のなにが良くなったのか。聞きたい。
そして言うことは国を愛せよ。
いまさら言われなくとも日本人は日本を愛している。
彼ら政治家の言う国とは、日本という国を限りなく破壊し続ける日本政府、国家のことであろう。
一方で「自民、公明両党が教育基本法改正で最大の焦点となっていた『愛国心』の
表現の合意を急いだ背景には、今国会で決着しなければ法改正が来年にずれ込み、参院選の与党共闘ににも影響しかねないとの判断が双方にあったためだ」(『毎日新聞』4月13日)という。教育基本法も「愛国心」ですらも彼らにとって党利党略の手段に使われる。

現行教育基本法の前文はすばらしい。
「われらは、さきに日本国憲法を確定し、民主的で文化的な国家を建設して、世界の平和と人類の福祉に貢献しようとする決意を示した。この理想の実現は、根本において教育の力にまつべきものである。……」
教育の理念をあらわす言葉としてこれ以上のものはない。が、これも危ういという。

教育基本法の改悪は断じて許してはならない。


アニキ語録

2006年04月11日 09時41分10秒 | 教育 
「感謝です」
「丈夫な身体に生んでくれた両親と神様に感謝。使ってくれた広島時代の監督、阪神にきてからの星野監督、岡田監督に感謝の気持ち。トレーナーや治療院の人、いろんな人に支えられました。ファンの声援には勇気と元気をもらいました。」
「勝ちゲームにしてくれて感謝です」
「弱音や言い訳は心の中で言ってる。外に言うと負け犬のようだから」
「たった一人かもしれんけど、自分だけを見るために球場へきてくれる人がいるかも知れない。そう思うと、グランドに立ち続けたい。どんなに負けていても何とかヒット1本を見せたいと」
「記録が止まるやろ。その次の試合にフルイニングで出るんや。何事もなかったようにな。次の年も1年間、フルイニングで出る。当たり前のように。それがオレの美学だから」
「やっと安心できる。野球に集中できる」
「今年も全身全霊をかけて、骨身を削って頑張っていく」
「監督に対して安心を与える選手になろうって。代打も守備固めも自分にはいらない。”カネはほっといても大丈夫”という選手になることが第一。自分のことはいらないから、監督は他のことに集中して下さい。そう言える選手になりたかった」



ピカピカの一年生 なりたい職業

2006年04月08日 09時02分08秒 | 教育 
『毎日新聞』4月8日付 「発信箱」 中村秀明記者(経済部)のコラム
何になりたい?
《ピカピカの一年生の「なりたい職業」で野球選手、フィギュアスケート選手の人気が上昇している、というアンケート結果(クラレ調査)に思わずほおが緩んだ。目にしたものを素直に受け止める真っ白な心を持ち、「どうせ無理」という後ろ向きの発想とは無縁な”可能性の宝庫”ならではである。
しかしこの調査には続きがある。自らの未来にワクワクしている子の親にも「子どもにはどんな職業に就いてほしいか」と尋ねている。結果は、男子のトップ3が「公務員」「スポーツ選手」「医師」で、女子は「看護師」「公務員」「教員」。公務員は、男子では10年以上も不動の1位、女子でも99年からトップ3の常連である。
公務員への風当たりが強まっても、「うちの子は内気だから市役所にでも入ってほしいのだけど」という話は、いまだによく聞く。安穏と安定が約束された職業を、という親心なのだろう。いろんな役所で「積極性に欠ける」「非社交的」な人が目につくのは、長年に及ぶ親心の集積とも言える。公務員を減らせ、給与も高すぎるとの批判は建前で我が子の時代も厚遇を期待するのが本音なのか。
春は公務員がドッと退職する季節。知り合いから届いた挨拶状の末尾は「第二の人生は上司の計らいにより……」。そんな、「天下りしますよ」って堂々と書いていいのかな。
イチローや静香を夢みる子が、どの時点で、何がきっかけで、どう変って行くのか?そんなことを考えると、緩んだ顔も次第に引きつってきた。》

どんなに手厳しく役所や役人を批判していても、本音は、自分の子どもには、安穏と安定、権力、高収入の側にたたせたいということ。
家庭も学校も”可能性の捨て場”にならないことだ。


登山家野口建氏の主張

2006年04月05日 06時12分02秒 | 教育 
世界最年少で七大陸最高峰登頂を達成した登山家野口建氏は、エベレストで登山隊の 残したゴミの膨大さにショックを受け、2000年3月からエベレスト清掃登山を実施 するとともに、富士山清掃にも取り組んでいます.

4月3日付『毎日新聞』に載った彼の主張「山が綺麗なら国も綺麗信じて」の一部です。
「…環境問題への取り組みは先進国の役割だ。貧しい国では環境を考えるだけの余裕もない。発展途上国対策といっても過言ではない。私は民間人でしかないが、民間人にも責任の一部は担えるだろう。エベレストで清掃活動を続けながらネパールや中国、韓国など他のアジア諸国にも環境問題の重要性を訴えてきた。何しろエベレストに散乱するゴミの大半はアジア諸国からやってきた隊によるものばかりだ。ハングル文字のごみをソウルに持ち込み記者会見を開いたのも私なりに意図するものがあった。
エベレストでの清掃活動で気がついたのはごみを捨てて帰る登山隊の出身国に行けばその国が汚れているということ。日本隊のごみが多かったが、それは一部の日本人登山家のマナーが悪いといった小さな現象ではなく、日本社会の縮図であり、また国民性を表しているのではないかということだ。我が国のシンボルである富士山での清掃活動もNPO法人富士山クラブと連携し展開してきたが、富士山の環境破壊は富士山だけではなく日本全国どこでも同じ問題を抱えていた。エベレストや富士山、そしてマナスルでの清掃は山での活動であるが、その山々をきれいにすることだけが目的ではない。ヒマラヤで日本隊によって捨てられたごみを回収し、ごみを持ち帰り全国でごみの展示会を行ったのも日本社会に向けたメッセージだった。山がきれいな国は町もきれい。そして町が汚い国は山も汚いのだ。…」

当面の活動はマナスルの清掃だそうです。
彼の主張、100%そうかとうなずけない面もあるので考え込んでしまいました。
しかし、やっぱりそうなんだろうな。




サッカーW杯 もう一人の日本代表

2006年04月04日 08時09分19秒 | 教育 
《 6月開幕のサッカーワールドカップドイツ大会に日本の上川徹氏(42)が主審として選ばれ、3日、東京都内の日本サッカー協会で記者会見し、「2002年に続き、再度夢のフィールドに立てることに誇りと責任を感じている。目標は高く、決勝で笛を吹きたい」と喜びを語った。上川氏は国際サッカー連盟(FIFA)主催試合でのレフェリングや研修会でのテストを経て23人の主審の一人に選ばれた。「前回大会は無我夢中で自分のことで精一杯だった。今回は周りがよく見えるようになったし、成長したと思う」と自己分析した。 》
という報道を見ました。

審判というのは孤独な仕事です。両チームや観客全体を敵に回すようなことも時にはあります。そしてそれらの人々は完璧にルールを熟知しているわけではないのです。
先日行われたWBCではアメリカの審判の誤審が話題になりました。たとえ誤審であったとしても特定のチームに有利になるように意図的にそう判定できるものか、今でも理解できません。
審判は強く意識されてはいけないのです。試合が終わって、審判もいたのかと思われるのが最もよいのではないでしょうか。
私は長年アマチュアスポーツの審判としてかかわってきましたが、そう思います。
どうか上川氏には、日本人のフェアな精神を世界に示すために頑張ってほしいと思います。



春爛漫!!!

2006年04月03日 16時40分43秒 | 教育 

昨日の嵐がうそのよう。
一番手前が黒竹、次は桜、ソメイヨシノです。その後ろは樫、そしてくぬぎの新芽。パソコン部屋(オンボロのプレハブ)の裏です。
桜はほぼ満開、ミツバチがワンワンと飛び回っています。
桜の花の蜂蜜ってどんな味がするのでしょうか。
なんとも言えない季節、春爛漫です。
今日はそれらの樹の下でわらびの初物を少し見つけ、茹でて山葵醤油で一杯。
ばんざい!(脳天気な年寄りの言うことです、おこらないでね)




ハーバード大学の授業料免除

2006年04月02日 08時58分53秒 | 教育 
アメリカの東部の私立名門ハーバード大学では、年収6万ドル(約700万円)以下の世帯出身の学生については、授業料を免除することを決めたそうです。
「ハーバードには手が届かないと感じている中所得家庭に、明確なメッセージを送る」とは学長サマーズ氏の言。
同大学の授業料は年間4万2千ドルとかなりな高額です。
アメリカではスタンフォード大学でも年収4万5千ドル以下の家庭出身者の授業料免除を打ち出したそうです。
一連の動きは、学費高騰に伴い、高所得層の子弟ががキャンパスを独占しかねない現状を大学側が憂慮し、機会均等の確保と学生の多様化に腐心している実態を反映していると言えます。
  【ニューヨーク=時事】のニュースより

日本の場合、出身家庭の平均所得の最も高いのは東大だという説があります。
相次ぐ国立大学の授業料値上げ、私学ももとより高い授業料を払います。
大学に入るためには幼少の頃よりの塾通い、予備校など莫大な費用がかかります。
こうしていわゆる名門大学はますます高所得層出身の者に限られ、格差は拡大していきます。

アメリカという国は嫌いですが、日本は負けてるなと、相当に発想が違うな、と思います。