伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

平昌オリンピックに見る国境を越えた感動の場面

2018年02月18日 | イベント
 この間、ずーとそうなのですが、テレビをつけるとオリンピックの中継をしています。筋書きのないドラマが面白いし、結果が気にかかるということで中継にチャンネルを合わせる結果、NHKの「西郷どん」も、好んで見ているTBS系の日曜劇場「99.9刑事専門弁護士Ⅱ」も見逃してしまった。「西郷どん」は再放送があるけれど、「99.9・・」は残念でしたで終わりそうです。

 それはともかく、本日実施されたスピードスケート女子500mの結果に感動を覚えました。

 日本人選手としては、小平奈緒さん 刈谷衣理奈さん、郷亜里砂さんが出場しました。それぞれ検討された結果ですけれど、小平さんが金、郷さんが8位入賞。神谷さんは13位という結果になりました。

 表彰台には2010年バンクーバー、14年ソチ五輪を連覇した銀の李相花(韓国)、銅のカロリナ・エルバノバ(チェコ)が決まりましたが、レースが終わり、結果が明らかになった後のウィニングランは感動的でもありました。



 前回、ソチオリンピックで5位で悔しい思いをしながら金をめざしてきた小平さん、一方、平昌オリンピックでなければ引退していたという李さん。互いが自分の心に火を灯しながら、精一杯今日のレースを目指してきたのでしょう。だからこそ、順位にかかわらず互いの健闘を称えあうことができた。そんな場面に、映像を通じてですが遭遇することができたということは、何よりの喜びです。





 日本と韓国は、朝鮮人慰安婦の問題をめぐってぎくしゃくした関係が続いています。そして、オリンピック開催の条件のもと、北朝鮮との対話を求めている韓国に対して、制裁強化という強硬路線のみを主張する日本。政治的関係を抜きにして、ともに切磋琢磨してきた個人同士が、互いの健闘を称えあうこの場面には、強い共感を覚えます。

 男子フィギア個人の結果にも、心地よさを覚えました。羽生結弦選手が金、銀が宇野昌磨選手、そして銅がスペインのハビエル・フェルナンデス選手でした。



 金銀が日本人選手だったということに、もちろん喜びを感じますが、同時に銅がハビエル選手で良かったと心から覚えることができるのです。

 羽生選手とハビエル選手は同じ指導者に学ぶ同門で、深い絆で結ばれているようです。2015年の世界選手権では、1位だったハビエル選手が、2位となった羽生選手に、「僕の中ではいつも君がチャンピオンだよ」と励ましの言葉をかけたということを知り、二人の深い友情に感化されるとともに、だからこそ、一緒の表彰台に登れてよかったと心から思えるのです。

 結局、日本人選手とのかかわりからくる思いなのですが、とにかく、おめでとうございますの祝意を伝えたいと思います。


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