伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

次々と羽化するトンボ、ツバメがいるのは・・ああそうか

2020年06月26日 | 
 霧の中の散歩は、空気の冷たさも感じる。羽化には、あまり条件が良くないと思われる。



 でも田んぼには、羽化して飛び立つ時間を待つトンボがいた。







 先の写真は別の日に撮った写真だが、この日も、この写真と同じように羽化してきたのだろう。





 このノシメトンボは、もう飛び立てそうだ。足音などで驚けば、飛び立つかもしれない。そっと歩く。

 ちなみに見出し画像のトンボはアキアカネ。
 腹部の黒い線が平になっているのはナツアカネ。このトンボはとがっているのでアキアカネ・・で良いと思う。

 この田んぼは有機栽培の田んぼ。虫にとっての環境は抜群のようで、たくさんのトンボが羽化していく。

 ここでは良くツバメを見かける。先だっても、巣だったばかりらしいツバメが、電線の上から顔を向けていた。





 先のツバメの写真で白く見えるのは、蚊の群だ。ツバメにとってはごちそうがたくさんいるということになりそうだ。

 今日のツバメは田んぼのすぐ上を飛び交っていた。



 ちょっと考えた。

 そうか、トンボだ。

 羽化したトンボの飛翔を待っているのだ。

 たしかに蚊を食べるよりは、はるかに食事の効率は高くなるのだろう。そのことを知っている親鳥が子ども達を引き連れてここにやってきたのだろう。

 トンボも肉食だ。

 先日、3cm程度だろうか、小さな、小さなイトトンボが飛び立ったので、写真にとってやろうと、視線で追っていた。すると、イトトンボとトンボ・・たぶんアカネ類が交錯した。するとイトトンボは消えてしまった。

 おそらくトンボの獲物になってしまったのだろう。写真の獲物をとられた私が地団駄を踏んで悔しがったのは、ご想像通り。

 のどかな羽化の景色だが、そこは、生存競争が繰り広げられている場でもあったようだ。


 さて、こうした厳しい現実を生き抜いたトンボたちもいる。

 このオスのショウジョウトンボは、成熟の途上にあるよう。やがって頭の先から尻尾の先まで真っ赤で、ついでに羽の付け根は茶色の大人になるのだろう。





 ハラヒロトンボのメス。



 そしてこちらがオス。



 おそらくだけれど。羽化したてのハラヒロトンボはメスのように麦わら色。オスはやがて色が黒っぽくなっていって、最終的には深い青色になるのだと思う。

 次が成熟途上にあるオスだと思う。



 ハラヒロトンボに目で追っていると、近くでフワフワとイトトンボが飛んだ。



 キイトトンボだ。


 モンキチョウが花を渡っていた。





 日の光を透かした翅の方が良い感じ。

 林間のちょっと湿った路上を、一生懸命横断していたカタツムリ。



 殻の直径は2cm程度か。

 以前からよく見ているカタツムリで、きょうのは比較的大きい。
 やっと名前が分かった。ニッポンマイマイで良いと思う。


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