伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

虫が湧く

2021年05月21日 | 
 道端の葉っぱの上にいたのはフキバッタの幼虫。





 畑のジャガイモの葉っぱの上にいたのはヤブキリの幼虫。畑にはジャガイモの畝が5畝並んでいるが、そのうち隣り合った3つの畝、しかも、いずれも南端から約30cm程のところに1匹ずつ、3匹いた。偶然の一致か、何か、虫の習性に関わることがあるのか。不思議・・。







 ジャガイモには害虫のニジュウヤホシテントウが湧いてくる。葉っぱを食べてジャガイモの成育をじゃまする。10匹余りを見つけ駆除した。駆除した後、時間をおくとまた葉っぱの上を歩き回っている。葉っぱの裏に隠れていたテントウが表に出てきたのだろう。



 他の甲虫もいた。カミキリムシの仲間に見える。しかし、違うよう。甲虫類のジョウカイボン科に属する、たぶん、セスジジョウカイだと思う。





 写真は、愛犬の散歩の途上、道端の、たぶんミズナラだと思うが、その葉っぱの上にいたセスジジョウカイだ。小型の昆虫を補食するという。テントウムシを捕食できるかどうかは分からない。しかし、幼虫ならば捕食するのではないか。もっと飛んできて、できればテントウムシを捕食して欲しいな・・。

 同じく散歩の途上で見かけたのが、テントウムシの幼虫だ。



 この幼虫はナミテントウムシの幼虫だと思う。成虫は、様々な模様があるよう。赤字に黒い星で、ニジュウヤホシテントウより星の数が少ないとか、黒字に赤い大きな星が二つとか、とにかく様々。この幼虫(成虫もだが)はアブラムシを補食する。いわば人から見れば益虫。

 自宅の四季バラの花にアブラムシが湧いていた。







 アブラムシなぞ、じっくりと見ていたことはない。しかし、今回、じっくり観察した。

 アリがアブラムシの甘い排出物を採取するという。実際、アリがアブラムシの群に来ていた。また、アブラムシの群の中に、なぜか、翅がある個体が1匹だけいる。この翅のある個体は、いわば女王バチのような役割か。よそに飛んでいき卵を産むか、よそから飛んできて卵を産んだか、こうしてアブラムシの生息域を広げて居るのではないだろうか。黒い、甲虫に見える小さい虫は何だろう・・。

 アブラムシを見ながら思った。ナミテントウムシの幼虫を捕まえて、このバラに放したら、アブラムシを駆除できるはず。次は、ちょっと考えよう・・。

 天敵と言えば、カタツムリを食するマイマイカブリが、時々、散歩の前を横切る。





 マイマイはカタツムリ、カブリは、カタツムリの殻の中に頭を突っ込んでいる姿が、殻を被っているように見えたことからつけられた名前だという。名前から分かるように、マイマイカブリカカタツムリを補食する。

 最近、コハクオナジマイマイという、九州北部から国内各地に生息域を拡大しているカタツムリが増えている。近所で見かけるカタツムリの多くがこのカタツムリだ。

 増加と同時に、農作物に対する食害が増えているようだ。我が家では、10年前には確認できなかった。近所にはいたのだが、数年ほど前から庭でも普通に見るようになった。生息範囲を拡大してきたのだろう。葉物野菜等がその食害に合うようになった。我が家でだけではなく、あちこちで食害の状況があると聞く。

 マイマイカブリが畑に増えてくれれば、カタツムリの食害は減りそうだ。今度見かけたら、捕まえて畑に放そうかしら・・。でも、それは自然の摂理に反するのか・・。


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