伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

雪の名残/バス事故に思う

2016年01月15日 | 社会
 昨日の夜の初降雪。大して雪は降らなかったし、気温もあまり下がらなかったので、凍結等もなくてホッと一安心。

 でも、朝、犬の散歩に出かけると、降雪の名残りがありました。うっすらと積もった雪がここかしこ(「此処彼処」って書くんですね)で見かけました。

 自宅脇の畑にも・・



 そして散歩途上の竹やぶの陰にも・・



 こんな感じで、昨日、雪が降ったことを教えてくれます。きょうの午前中も少し雪が舞い落ちていました。入遠野方面に目をやると、三大明神は雲の中といった感じだったので、おそらくあそこらは雪が降っていたのだろうと思います。

 さて、ニュースは、東京の旅行会社が企画したスキーツアーのバスが事故をおこし、14人が死亡し26人が病院に搬送されたと伝えていました。26人の中にも意識のない乗客がいるとか。ツアー客はほとんど若者です。

 格安ツアーらしいのですが、会社社長は「格安だからと言って、安全面で手を抜いたということは決してない」と言っています。でも、事故があった現場は、本来の行程で走行しているはずの高速道路上ではなく、一般国道だったとか。なぜここを走行していたのかは分からないというのです。

 一聞すると、高速道路料金をケチったとしか考えられませんが、果たしてどうだったのか。

 以前のバス事故で、長距離移動にかかわらず運転手が1人しかいないことが問題だとして、一定の距離以上には2人の運転手を義務付けるなどの改善が図られてきました。今回、運転手さんはどちらも死亡されたということですが、2人が乗務していたようで、この面には問題がなかったようです。

 格安というからには、それなりのコストダウン策が講じられているはずです。どこでコストダウンが図られていたのか。

 とても痛ましい事故です。若者の未来を奪ったその責任は非常に大きい。このような事故を繰り返さないために会社側には事故につながったツアー商品の問題点をしっかりと究明し、公表する義務があると思います。

 また、貸し切りバスの業界には、規制緩和による競争の激化が言われることがあります。ここらに何かしらの問題点がないのか、行政側もしっかりとチェックすることが必要なのでしょう。

 今回のバス事故で命を落とされた方々にお悔やみを申し上げますとともに、被害にあわれた方々の回復を祈ります。


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