伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

ところ変われば・・

2020年11月01日 | 社会
 田んぼに、三角形に積まれた稲藁。一面を覆い不思議な風景を作る。
 いわきでは見たことがない景色。何となくいい。



 さて、これは何なのだろう。
 調べてみると藁を干している。干し藁を作っているということらしい。

 干し藁は、今で言えばマルチ農法に使うようだ。畑に敷き詰めることによって、草の繁殖を抑え作物を守る。そんな効果が期待できるよう。その他にも、縄をなう材料にもなるだろうし、あとは・・・まあ、干し藁は様々な使い道があるだろう。

 今は、コンバインによる刈り取りが主で、刈り取りながら脱穀するとともに、縄は短く裁断して田んぼにばらまいてしまう。すき込んで肥料にするのだろう。
 従って藁を見る機会が減った。聞くところによると、伝統的な畳を作る際の材料とする藁を手に入れることも困難になっているという。

 数束を逆さに縛って田んぼに立てていく。手のかかる作業だろう。でもつぎ込んだ労力が私たちの目を楽しませてくれる。感謝の一言。





 さて、最近、我が家の付近でも朝は露が降りている。



 降りない朝はないという感じ。
 これで気温が下がれば、霜が見られるようになるだろう。寒くなったとはいえ、朝の時間帯でまだ10度程度があるだろう。霜は少し先のこと。

 日の出も遅れてきた。散歩に出かけると、露を浴びた枯れ草が朝の光に白く輝いている。





最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
藁ぼっち (Unknown)
2020-11-05 15:13:23
今はホント見かけなくなってしまいましたね。
少し前までは入遠野の入定あたりで天日干ししてなかったかな。別のところと勘違いだったらごめんなさい。

そもそも、特に中山間地では耕作をやめた田が毎年増え続けているので、こういう風景ももちろん見られなくなってきていますよね。

ただ、いわきの中山間地よりは、例えば鮫川村だったり、塙町や矢祭町のほうが、見られる確率高いですね。

中山間地域の自治体は生き残りに必死ということでしょうか。

それに比べたら、いわきの中山間地域は悲しい状況ですね。

話は変わりますが、朝の最低気温が8度を下回るようになると紅葉が進むそうです。
今朝(5日)の山田町の観測では3度を下回ったそう。
いわきの紅葉ももうそこまで来ていますね。
田人石住綱木のイロハカエデや渡辺町中釜戸の枝垂れ紅葉も一気に紅葉が進むことでしょう。
返信する
藁ぼっち、ですか。ありがとうございます。 (伊藤浩之)
2020-11-05 17:34:34
藁ぼっち、っていうのですね。名前のご教授、ありがとうございます。

単独の自治体である町村や、一自治体の一部である中山間地では、自ずと違いが出てくるのでしょうね。

井上ひさしさんが、かつて農業に関して、日本型の小規模経営が災害から国土を守り、日本の景観を作っていると指摘していたことがありますが、食糧安保も含めて小規模経営を守るという観点が日本の農政で強化されることがあれば、変わってくるのでしょうけれど。

さて、気温は昨日の御前6時30分頃、我が家で7度でした。とすると紅葉はいっきに進みますね。

散歩しながら、部分的な紅葉・・小さな秋を楽しんできましたが、これから秋本番を楽しむことになるんですね。季節の移ろいを早く感じます。
返信する

コメントを投稿