11月に発行しようと製作途上となっていた活動日誌を完成させ、印刷の発注をしました。
3か月ぶりの発行。もっと早くと思いながら、11月定例会の準備と後処理でのびのびとなって、完成したのが今日になってしまった。刷り上がりが1月14日以降、折り込みは1月20日の予定です。
記事のメインの内容は、11月定例会の一般質問。全体は新年発行なので、それらしき表現にしていますので、ご理解ください。
■コラム
落語が好きだ。しかし、高座を聴く機会もないので、代わりに噺を収録した本を読んで楽しんでいる。そこに「ねずみ」があった▼はやらない宿に泊まった名人甚五郎。世話になった礼に彫ったネズミが、動くと評判になり宿は大繁盛。客が遠のいたライバル宿は面白くない。別の名人を頼りトラを彫ってもらった▼ネズミを見下ろす2階に置かれたトラ。ピタッと動かなくなったネズミに「あんなトラが怖いのかい」と甚五郎。ネズミは答えた。「え、あれトラですか。あっしゃネコと思った」▼勘違いしたネズミ。しかし、国民は勘違いしないだろう。カードにポイントをつけても、消費税増税はお得と考えるはずがない。あれ、よく考えたら今年はイノシシ。ネズミは来年だ。ネタを早まった・・。
■市議会11月定例会/風力発電、働き方/一般質問で取り上げました
昨年11月29日から12月13日まで開かれた市議会11月定例会では、前議会に続き一般質問に立ちました。60分の持ち時間で、テーマは①職員の働き方改革、②風力発電事業に関する安全確保に向けた本市の取り組み、③いわき駅北側地区の整備関連事業、④教員の働き方改革の4点でした。
働き方改革―残業のない職場をめざすべき
職員の働き方改革は9月定例会に続くもので、この時の答弁にあった2017(平成29)年度に1,253時間もの超過勤務をした職員の月ごとの状況を問うと、100時間を超えて超過勤務をした月数が7ヶ月、最長で244時間という、過酷な状態にあったことが分かりました。
また、80時間以上2か月連続した超過勤務をした職員も、2017年度が59人でした。
月100時間を超える超過勤務、80時間以上が2ヶ月以上の超過勤務は、過労死の認定基準とされる異常な勤務の状況です。
前議会の答弁で市長は、「超過勤務の縮減に努める」としていました。しかし、本来、1日8時間、週40時間を超えて労働させてはいけないという法の原則を考えれば、「縮減」という考え方には問題があります。
「残業のない職場をめざすべき」と求めても、あくまで「縮減」にこだわりましたが、新たな取り組みも検討すると答弁されました。
事業者、地元、市の三者協定働きかけへ
風力発電関連の質問では、川前、三和、遠野、田人の中山間4地区区長会が市長に提出した要望書を取り上げました。
要望書は、風力発電事業に関して、①安全・安心の確保のための事業者、地元自治会及び市による運用・管理等に関する三者協定の締結、②中山間地域の実情や要望に応じた新たな地域振興策を構築――を盛り込んでいます。
要望に対する市の受け止めを質しました。
①については、「協定の締結などに向けて、事業者に対し働きかけていきたい」とし、②については「暮らしを支えるという視点を持ちながら、今後、地域のみな様との意見交換をした上で、地域課題の解決につながる施策を、共に創り上げていきたい」と、いずれも前向きにとらえている答弁がありました。
アカシアに中止も含め抜本的抜本的見直し盛り込んだ知事意見書
一方、アカシア・リニューアブルズ社が計画する仮称遠野風力発電事業に関しての「重大な環境影響が回避できない場合、中止を含めた抜本的見直し」という県知事意見書の認識を問いました。
「環境影響評価審査会で、土砂災害の発生の未然防止の観点などから、周辺環境への影響を最大限回避することが必要との議論などを踏まえて、整理されたもの」との答弁でした。計画が安全安心の住民生活を脅かしかねないという認識が意見の背後にあるということですね。
関係ある事業なの?
いわき駅北側地区の関連は、2つの事業を取り上げました。
一つは、磐城平城・城跡公園整備事業にかかわる市長の櫓整備の公約問題です。市長が選挙公約に盛り込む決断をした時期を質しました。
市長は、「2期目の市長選出馬」にあたる時期と答え、昨年の6月以前であることを明かしました。
二つは、JRいわき駅北側の都市計画道搔槌小路幕ノ内線整備にかかわる取り付け道路図面の路側帯についてです。
以前は、帰宅するJR利用者を待つ路上駐車が問題になっていましたが、JRいわき駅の北口広場の整備で解消された状況にありました。
なのに、なぜ、路側帯を整備する必要があるのか。疑問はここにありました。
この路側帯が具体的に図面に書き込まれた時期は、市長が櫓公約を決断した時期とほぼ同じです。関係あるのかしら・・。
いや、関係なしか・・
答弁では、路側帯は、用地の有効活用と通過車両の交差の安全性を高める目的で図面化されたものの、公安委員会の意見で削除されたといいます。両者に関係はないのかもしれません。
ただ、総事業費45億円のうち取り付け道にかかる費用は約3億5,000万円。大きな事業です。なのに、関連予算の議会審議時に取り付け道が説明されることはありませんでした。今後は適切に説明したいと答弁されました。
小中学校部活動運営方針
教員の働き方改革では、教育委員会が策定した「小中学校部活動運営方針」を取り上げ、その内容を確認しました。
運営方針は、部活動について、①平日と土日にそれぞれ1日以上の休養日を設ける、②休日や長期休業中の活動時間は3時間とする、③中体連を除く市や方部の大会・コンクールは年間25日以内とする、④土日に大会等があった場合は振替の休養日を祝日や他の土日に設ける、などが内容です。
学校・保護者で部活動のあり方の認識共有が大事
質問の詳細は省きますが、教員の働き方改革で大切な視点は、学校だけではできないということだと思います。
部活動はどのようにあるべきなのか、学校と保護者が共通の認識に立って、一体となって進めなければ、運営方針も絵に描いた餅になってしまうでしょう。その理解を広げる上で教育委員会の役割も大切になるものと思います。
まずは、運営方針の内容を学校だけではなく、保護者のみな様にも周知して、部活動のあり方について共通認識を作り上げていくための、取り組みが必要なのでしょう。
質疑や賛成討論も
11月定例会では、一般質問の他に、さはこの湯の営業開始時間を午前8時から10時に2時間遅らせるための条例改正案や、職員給与の改正案などの質疑に立ちました。
また、市役所本庁舎の耐震改修工事で追加の工事を行うための一般会計補正予算案に反対する会派があったため、賛成する立場からの討論にも立ちました。私の賛成討論はめずらしいと注目されたようです。
定例会の質問等については、会派の「市議会だより」でも、新聞折込により配布しますので、ご覧ください。
遠野地区まちづくり懇談会―小中学校のあり方は
昨年11月7日に開かれた懇談会で、児童生徒数の減少が進む中、遠野地区の小中学校のあり方に対する市の考えが問われました。
市は、「遠野地区の各学校とも小規模化が進行し、入遠野小では2022年度から複式学級の編成も予測されます。保護者や地域のみなさんと意見交換をし、より良い教育環境の整備に努めたい」と回答しました。
3か月ぶりの発行。もっと早くと思いながら、11月定例会の準備と後処理でのびのびとなって、完成したのが今日になってしまった。刷り上がりが1月14日以降、折り込みは1月20日の予定です。
記事のメインの内容は、11月定例会の一般質問。全体は新年発行なので、それらしき表現にしていますので、ご理解ください。
■コラム
落語が好きだ。しかし、高座を聴く機会もないので、代わりに噺を収録した本を読んで楽しんでいる。そこに「ねずみ」があった▼はやらない宿に泊まった名人甚五郎。世話になった礼に彫ったネズミが、動くと評判になり宿は大繁盛。客が遠のいたライバル宿は面白くない。別の名人を頼りトラを彫ってもらった▼ネズミを見下ろす2階に置かれたトラ。ピタッと動かなくなったネズミに「あんなトラが怖いのかい」と甚五郎。ネズミは答えた。「え、あれトラですか。あっしゃネコと思った」▼勘違いしたネズミ。しかし、国民は勘違いしないだろう。カードにポイントをつけても、消費税増税はお得と考えるはずがない。あれ、よく考えたら今年はイノシシ。ネズミは来年だ。ネタを早まった・・。
■市議会11月定例会/風力発電、働き方/一般質問で取り上げました
昨年11月29日から12月13日まで開かれた市議会11月定例会では、前議会に続き一般質問に立ちました。60分の持ち時間で、テーマは①職員の働き方改革、②風力発電事業に関する安全確保に向けた本市の取り組み、③いわき駅北側地区の整備関連事業、④教員の働き方改革の4点でした。
働き方改革―残業のない職場をめざすべき
職員の働き方改革は9月定例会に続くもので、この時の答弁にあった2017(平成29)年度に1,253時間もの超過勤務をした職員の月ごとの状況を問うと、100時間を超えて超過勤務をした月数が7ヶ月、最長で244時間という、過酷な状態にあったことが分かりました。
また、80時間以上2か月連続した超過勤務をした職員も、2017年度が59人でした。
月100時間を超える超過勤務、80時間以上が2ヶ月以上の超過勤務は、過労死の認定基準とされる異常な勤務の状況です。
前議会の答弁で市長は、「超過勤務の縮減に努める」としていました。しかし、本来、1日8時間、週40時間を超えて労働させてはいけないという法の原則を考えれば、「縮減」という考え方には問題があります。
「残業のない職場をめざすべき」と求めても、あくまで「縮減」にこだわりましたが、新たな取り組みも検討すると答弁されました。
事業者、地元、市の三者協定働きかけへ
風力発電関連の質問では、川前、三和、遠野、田人の中山間4地区区長会が市長に提出した要望書を取り上げました。
要望書は、風力発電事業に関して、①安全・安心の確保のための事業者、地元自治会及び市による運用・管理等に関する三者協定の締結、②中山間地域の実情や要望に応じた新たな地域振興策を構築――を盛り込んでいます。
要望に対する市の受け止めを質しました。
①については、「協定の締結などに向けて、事業者に対し働きかけていきたい」とし、②については「暮らしを支えるという視点を持ちながら、今後、地域のみな様との意見交換をした上で、地域課題の解決につながる施策を、共に創り上げていきたい」と、いずれも前向きにとらえている答弁がありました。
アカシアに中止も含め抜本的抜本的見直し盛り込んだ知事意見書
一方、アカシア・リニューアブルズ社が計画する仮称遠野風力発電事業に関しての「重大な環境影響が回避できない場合、中止を含めた抜本的見直し」という県知事意見書の認識を問いました。
「環境影響評価審査会で、土砂災害の発生の未然防止の観点などから、周辺環境への影響を最大限回避することが必要との議論などを踏まえて、整理されたもの」との答弁でした。計画が安全安心の住民生活を脅かしかねないという認識が意見の背後にあるということですね。
関係ある事業なの?
いわき駅北側地区の関連は、2つの事業を取り上げました。
一つは、磐城平城・城跡公園整備事業にかかわる市長の櫓整備の公約問題です。市長が選挙公約に盛り込む決断をした時期を質しました。
市長は、「2期目の市長選出馬」にあたる時期と答え、昨年の6月以前であることを明かしました。
二つは、JRいわき駅北側の都市計画道搔槌小路幕ノ内線整備にかかわる取り付け道路図面の路側帯についてです。
以前は、帰宅するJR利用者を待つ路上駐車が問題になっていましたが、JRいわき駅の北口広場の整備で解消された状況にありました。
なのに、なぜ、路側帯を整備する必要があるのか。疑問はここにありました。
この路側帯が具体的に図面に書き込まれた時期は、市長が櫓公約を決断した時期とほぼ同じです。関係あるのかしら・・。
いや、関係なしか・・
答弁では、路側帯は、用地の有効活用と通過車両の交差の安全性を高める目的で図面化されたものの、公安委員会の意見で削除されたといいます。両者に関係はないのかもしれません。
ただ、総事業費45億円のうち取り付け道にかかる費用は約3億5,000万円。大きな事業です。なのに、関連予算の議会審議時に取り付け道が説明されることはありませんでした。今後は適切に説明したいと答弁されました。
小中学校部活動運営方針
教員の働き方改革では、教育委員会が策定した「小中学校部活動運営方針」を取り上げ、その内容を確認しました。
運営方針は、部活動について、①平日と土日にそれぞれ1日以上の休養日を設ける、②休日や長期休業中の活動時間は3時間とする、③中体連を除く市や方部の大会・コンクールは年間25日以内とする、④土日に大会等があった場合は振替の休養日を祝日や他の土日に設ける、などが内容です。
学校・保護者で部活動のあり方の認識共有が大事
質問の詳細は省きますが、教員の働き方改革で大切な視点は、学校だけではできないということだと思います。
部活動はどのようにあるべきなのか、学校と保護者が共通の認識に立って、一体となって進めなければ、運営方針も絵に描いた餅になってしまうでしょう。その理解を広げる上で教育委員会の役割も大切になるものと思います。
まずは、運営方針の内容を学校だけではなく、保護者のみな様にも周知して、部活動のあり方について共通認識を作り上げていくための、取り組みが必要なのでしょう。
質疑や賛成討論も
11月定例会では、一般質問の他に、さはこの湯の営業開始時間を午前8時から10時に2時間遅らせるための条例改正案や、職員給与の改正案などの質疑に立ちました。
また、市役所本庁舎の耐震改修工事で追加の工事を行うための一般会計補正予算案に反対する会派があったため、賛成する立場からの討論にも立ちました。私の賛成討論はめずらしいと注目されたようです。
定例会の質問等については、会派の「市議会だより」でも、新聞折込により配布しますので、ご覧ください。
遠野地区まちづくり懇談会―小中学校のあり方は
昨年11月7日に開かれた懇談会で、児童生徒数の減少が進む中、遠野地区の小中学校のあり方に対する市の考えが問われました。
市は、「遠野地区の各学校とも小規模化が進行し、入遠野小では2022年度から複式学級の編成も予測されます。保護者や地域のみなさんと意見交換をし、より良い教育環境の整備に努めたい」と回答しました。
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