伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

UFOの写し方、作り方

2018年12月29日 | 
 今年も、あと2日と数時間を残すのみ。ツイッターで呟いたりリツイートをしながら情報を流すことがあるが、今年、最も危機感を感じたことを紹介したい。

 それは振り返る事、11月28日の事だった。

 いつものように愛犬の散歩に出かけると、朝、明るくなった空に、強い光を放つ物体が見えていた。

 南の空から立ち上る雲の中に、それは見えた。



 何だろう。不思議に思って写真を撮った。次がそれ。





 比較的大きい円形で、中の方に暗い影がある。明るい朝の空に、さらに明るい光を放つただ一つの物体は見たことがない。何だろう。

 写真を撮ったのは11月28日。いわき市遠野町では、まだ日の出前。稜線の陰から照らす太陽の光を強く反射する物体が空に浮かんでいるのだろう。そう思った。

 そう考えると、これは、例えば気象観測用の気球が流されてきて太陽に照らされた結果なのかな、そんなふうに思ってツイートしたのですが、こちらの思いとは別に、空飛ぶ円盤=UFOとの受け止めから、ツイートが広がろうとしていました。



 そこで、あわてて削除してしまったのですが、翌日の朝にも同じように、輝く光が見えた。改めて調べてみると、その光点は金星だったようだ。宵の明星が、この時期は明けの明星になっていたのだ。




 しかし、何で、UFO(未確認飛行物体)と思ったのだろう。

 原因は、写真の写り方にあった。

 28日の写真は、実はピントがあっていないピンボケ写真。ボケたために画像が円形に見えて、薄暗くなった真ん中あたりが影のように見え、何か特別のものが、そこにあると勘違いするような写真になっていたのだ。私は乱視があって、夜に裸眼で信号機を見ると、信号の光が何個も見えて、ぐるっと輪を描く。そんな現象が起きたということだろう。

 翌日の写真は比較的にピントが合っていたために、そんな写真にならなかった。よく見ると、月のように一部が欠けた姿に映っている。そこで正体が判明したのだった。

 似たような現象は、金星に限らず、様々な飛行物体で起こるだろう。空の飛行物体が不思議な写真になったとしても、それが宇宙から飛来したUFOとはならないのだ。

 真実が分かって、何となくすっきりした事例だった。


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