伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

花粉光環

2022年03月18日 | 
 まずは、全体が丸いと認識しやすいように、学舎の前にある電柱で太陽を隠して撮影した。

 光環は、観測者と太陽の間にある、現象の発生原因によって見えるかどうかが決まるようだ。

 雲・・つまり、水滴や氷の粒によって発生する光環は、手前にある雲で減光するため、光環が見えやすい。しかし、花粉の場合は事情が違うようだ。

 花粉が空気中にたくさんあると、花粉自身がプリズムの役割を果たして光環を作り出すようだ。ただ、花粉は不透明の粒子なので、自身はプリズムの役割は果たせないと思う。花粉の存在が何らか影響(例えば空気中の水蒸気を水の粒にする核としての役割を担い、大気中の水粒が増えるとか)して、花粉光環を作り出すと考えていいのかな。

 こうした事情もあるため、太陽を隠すことができるアングルを探しながら、遠野和紙工房の周辺で花粉光環を撮影してみた。



 最初の写真は、和紙の材料となる楮の白皮を乾燥するために吊るしたハンガーを手前に置いてみた。



 白皮がうまく太陽を隠してくれるときれいに見えるはず。
 かまどの煙突で太陽を隠してみた。



 屋根の角で隠してみた。



 花粉光環は、学舎にいる間だけ見えていたのではなかった。
 15日に、学舎での活動を終えて帰宅する途上に、山の陰に隠れた太陽が、引き続き花粉光環を見せてくれた。



 自宅近くでも・・。



 この光環は太陽ばかりでなく、夕方の月も飾った。





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