伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

サンシャインマラソンの中止判断の時期に疑問_市議会2月定例会・質疑Vol.1

2020年03月11日 | 市議会
※質疑は私見を交えない質問とされ、自らの意見を交えて発言することはできないため、項目的に質問するだけになります。





1 市長提案要旨説明について
(1)第11回いわきサンシャインマラソンの中止について


伊  藤
 10番、日本共産党・市民共同の伊藤浩之です。

 まず初めに、市長提案要旨説明のうち、第11回サンシャインマラソンの中止について伺います。

 説明では、新型コロナウイルスの感染症拡大のもと、様々な感染症対策の準備をしながら開催に向けて取り組んできたものの、感染拡大のリスクが高まることとボランティアの確保が懸念され、安全な大会運営に支障が生じる恐れがあることから、「苦渋の決断」で「大会中止」を決めたとしています。

1点目、マラソン大会の参加者の出身地は、県内、県外の別ではどのようになっていたのでしょうか。

特定政策推進監
 大会エントリー総数1万281人のうち、
県内参加者が6,189人で60.2%、
県外参加者が4092人で39.8%
となっております。

伊  藤
 2点目、市外、遠方の参加者の宿泊はどのように確保されていたととらえていたのでしょうか。

特定政策推進監
 参加者のみな様それぞれが、大会公式ホームページやリーフレットに置いてご案内している「いわき市旅館・ホテル連絡協議会」を通じてご予約いただくか、あるいは、インターネット等を活用し、自ら宿泊先を確保していたものととらております。

伊  藤
 3点目、ホテル等の宿泊を予定する参加者が予約をキャンセルする場合、キャンセル料が発生しないタイミングをどのように把握していたのでしょうか。

特定政策推進監
 キャンセル料の取り扱いについては、宿泊施設により異なる者であり、それぞれの施設のキャンセルに伴う取り扱いについては、把握しておりませんでしたが、大会中止等に伴う当日予備直前のキャンセル料については、宿泊施設とご相談いただくよう、大会公式ホームページや、リーフレットにおいてあらかじめ周知していたところであります。

伊  藤
 4点目、今回の参加者についても、エントリー料は返還しないことにしていますが、具体的なその理由はどのようなものでしょうか。

特定政策推進監
 大会プログラムや交通規制看板等の作成、並びにゼッケンや参加証等の送付など、大会を開催するにあたり、すでに多額の経費を要していることや、大会概要やリーフレットにおいて、自身・津波を含む風水害、降雪、事件、事故、Jアラート等による開催縮小・中止の場合は返金しない旨、案内していることから、参加料の返金は難しいものと考えております。

伊  藤
 5点目、中止したことにより、ホテルのキャンセル料等参加者が経済的損失を被る恐れが生じることになりますが、損失の発生をさせないようどのような対応を検討したのでしょうか。

特定政策推進監
 ホテル等のキャンセル料に関するご質問でご答弁申し上げましたが、キャンセル料の取り扱いについては、宿泊施設により異なるものであり、参加者に損失を発生させないような一元的な対応は難しいことから、大会中止等に伴う、当日及び直前のキャンセル料等については、宿泊施設と相談していただくよう、事前に周知していたところでございます。

伊  藤
 6点目、16日の国の新型コロナウイルス対策に関する第1回専門家会議で不要不急な集まりをなるべく自粛するようなことも検討していく必要があろう」と表明されましたが、17日の夕刊の報道では市担当者が「国からの中止要請などがない限り、予定通り大会を開催する」と語ったとされ、19日朝刊では、18日の「現時点では開催は問題ないと考えている」と語ったとされるほど開催に前向きだったマラソンについて、19日には中止を判断しています。その判断に至るきっかけとなった要因は何だったのでしょうか。

特定政策推進監
 実行委員会事務局といたしましては、できる限り大会を開催するべく準備を進めておりましたが、東京マラソンの規模縮小が報道された2月17日の午後から開催可否についての問い合わせが急増し、また、一部のボランティアからはキャンセルの連絡をいただくなど、安全な大会運営に支障をきたすことが想定されたことや、翌18日には、人が密着するようま大規模なイベントの開催等についても、専門家の意見を聞いた上で開催時期の見直しなども含め適切な情報提供を速やかに行うよう、政府見解が示されたことなどを受け、市保健所や市医師会からの意見を踏まえた上で、2月19日の企画運営委員会における協議を経て、最終的に中止の決定をしたところであります。

伊  藤
 7点目、中止を判断した実行委員会で、中止の可否等に関する企画運営委員会での意見はどのようなものだったでしょうか。

特定政策推進監
 出席した委員からは、大会を注視することについての反対意見はありませんでしたが、2大会連続の中止によりランナー離れが懸念されることから、次回大会を盛り上げるための新たなサービスなどを検討する必要があるとの意見が出されたところであります。

伊  藤
 8点目、来年の開催に向けて、参加者から寄せられる意見、また今回中止に至った判断の経過の教訓等を、どのように開催準備の作業に活かしていく考えなのでしょうか。

特定政策推進監
 参加を予定したみな様からは、次回大会に参加したいとの思いが多数寄せられている一方、2大会連続の中止に対する落胆の声も上がっております。

 このような思いを真摯に受け止め、次回大会に向け、参加者のみな様の期待にお応えできるよう、引き続き、よりよい大会作りに努めるとともに、今大会の教訓を生かし、想定外の事案が発生した場合の対応マニュアルを定め、開催可否の判断の人俗化や、参加者を含めた関係者のみな様への情報発信等について、実行委員会や、企画運営委員会において検討してまいりたいと考えております。


市議会2月定例会質疑_Vol2に続く




質疑・ほかの質問

■次世代エネルギーを創る拠点と環境保全の両立は_市議会2月定例会・質疑Vol.2

■地域おこし協力隊の成果等をどうとらえているか_市議会2月定例会・質疑Vol.3

■卸売市場のルールはどう変わる。溝口議員質疑_市議会2月定例会・質疑Vol.4


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