伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

祝賀行事続き / 初競り

2018年01月07日 | イベント
 新年を迎え、祝賀行事の出席が続きました。

 1月5日は、いわき市中央卸売市場の初市式でした。産業建設常任委員会で市場を所管しているので、ご案内をいただいての出席でした。

 午前6時の水産物部の初市式を皮切りに、関連事業社、青果部、そして花き部と4つの部門で、次々と初市式が催されました。

 午前6時、水産物部の初市後、初競りが始まりました。



 これは、ヒラメかな・・。

 新聞報道によると、ご祝儀相場で次々と競り落とされたようですね。実際に競っている時の競り人の言葉を聞き分けることは、私にはできませんでした。

 アンコウ。中国産でしたが、肝がおいしそうです。



 ちょっと寂しいのはこの場面。



 ビンチョウマグロだったと思うのですが、マグロ類は6頭程しか並んでいませんでした。

 以前、所管委員会で出席した時には40頭前後が並んでいて、競りも威勢よく続いていました。この日の一番にマグロで競りが始まるカランカランの鐘の音はマグロで響いたのですが、離れたところから寄っていくと、競りは終了していました。

 続いて関連事業部での初市式ですが、事業棟を見回すと、空きスペースが昨年より増えている感じ。実際、2店舗が撤退し、出店事業社を募集しているといいます。関連事業者は水産物部、青果部、花き部などの競りに参加する小売業者を相手にしますから、それらに賑わいがないと業としてはなかなか厳しいというところなのでしょうか。

 そして、青果部の初市式。午前7時の開式です。

 冬の朝ですから、とても寒いのですが、実際、車載温度計が氷点下3度を示していたことを記憶しています。おそらくこれは遠野あたりを走行している時ですけど。それでも水産物部では、それほどの冷えを感じませんでした。

 でも、関連事業部から青果部に移ってきたこの頃になると、痛いくらいに寒さを感じました。骨の芯まで冷えたという感じですかね。外向けの扉が解放されて外気を直接浴びているという事情もあるのかもしれませんが。

 式が閉じた後は、恒例の投げ餅が行われました。



 そして始まった初競り。



 ミカンなどを満載した宝船や野菜などが次々と競り落とされて行きました。



 最後は、花き部の初市式。午前10時開式。

 時間が遅れるのは、花き部の品は直接入荷するのではなく、東京の市場を経由して入荷するため、どうしても時間のロスが生じるためと聞きました。

 昨年は、とても花が少ないという印象が残っていたのですが、今年は少し回復していたように思います。







 きれいですね。目の保養になります。いや目だけでなく、心の保養にもなりますね。

 でも花は、どうしても生活の余裕の部分を埋める物。普段の生活を考えてみれば、お年寄りが仏間の花を欠かさないようにする以外では、絶対になくてはならないものとはなりません。暮らしが厳しくなれば、ここまでお金を投資する気持ちは湧いてくることはないだろうと思います。それだけに厳しい部門とも言えそうです。

 競りが始まりました。



 先だって、中央卸売市場の運営について、民営化の検討がされているという報道がありました。

 これまでの改革でも、むしろ市場の機能が弱まってきた感があります。大型店は、市場を通さず、生産者との相対取引で品物を入荷しています。これは、一定の資本力を持っているからこそできる業。資本力の小さい、従来からある小売店は市場を通じて品を揃えているだろうと考えれば、検討の方向には中央卸売市場つぶしという狙いしか見えてきません。

 これからの悩みが大きい、そんな初市式となったかもしれません。

 この日の夕方、午後4時からは新春市民交換会が、いわき市鹿島町の「いわや」で催されました。

 恒例の木やりで幕開けしました。


 


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