伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

安否確認/巣立ちの誘い/野鳥エピソード

2016年05月16日 | 自然
 さて、きょうはどこから書こうか。

 う~ん、まずは地震の話から。

 21時23分頃、テレビにいやな信号音が流れました。緊急地震速報です。

 画像に映った震源地は、埼玉県のように見えました。実際は茨城県南部でしたが、娘と息子は、東京と埼玉県にいる。大丈夫だろうか。連絡をとると、問題はなかったようでした。

 娘は仕事を終えて帰宅途上のようで、歩いていたためか、地震があったことさえ分からなかった。うーん、その鈍感さで、いざの際に命を守れるのだろうか、とも思いますが、まずは何事も無く一安心。息子からはやや時間を置いて連絡があった。

 まだ仕事中のようでしたが、地震の被害はなかったよう。ただ、別の問題があった。先週は連日深夜0時過ぎの帰宅だったというのです。今日も遅くなっていることを考えると、身体的に大丈夫なのかな、と別の心配が湧いてきます。やっぱり、現場は厳しい。つくづく感じました。頑張ってといっていいのかどうか。難しいところですが、そういうしかない。

 さて、次はシジュウカラの話。

 朝、愛犬の散歩をしていると、少し前の方から「ツピー、ツピー」とシジュウカラのさえずりが聞こえました。通常のさえずりです。

 ところが、10m程に近づいたところでさえずりが「ピーツピー」に変わりました。そう、危険を知らせるさえずりです。犬と散歩する私を、敵とみなし、近づく危険を仲間に知らせているのです。近くに他のシジュウカラは見えませんが、どこかにいるのかもしれません。

 そのシジュウカラが、自宅の前の防犯灯に巣をかけ、子育てをしています。その巣がカラスに狙われたこと、でも、親鳥が餌をくわえて巣にやってくることから、ヒナは無事に育っていると分かり胸をなでおろしていることを昨日のブログに書きました。

 さらにきょう気づいたことがあります。

 親鳥が餌をくわえて、いったん巣に近寄り、10m程離れたユズの木のてっぺんにうつってしきりにさえずっていました。



 その音色は「ヂヂヂヂヂッ」。気をつけて集まってという意味合いのさえずりです。

 これって、誰に向かって呼びかけているのだろうか。こう考えた時、ふと思い至りました。

 巣の中のひな鳥に、こちらに集まってこいと言っているのではないか、そう考えたのです。つまり巣立ちを促している。どうなんだろう。もしそうなら、もしかしたら間もなく巣立ちを見ることができるかもしれない。気をつけて見ていようと思います。

 散歩の途上では、美しく林に染み入るさえずりを聞きました。この林の中から、しかも、すぐ近くからです。



 キビタキです。スマホの録音機能で録音しましたが、それをブログで再生する方法が分かりません。そこでネットのユーチューブから音声を拾いました。こんなさえずりです。



 その野鳥に関し、いわきフォーラム90が開いた講演会の記録ニュースが届きました。「野鳥に親しむ」と題した、日本野鳥の会いわき支部副支部長の吉田正明さんのお話しの記録です。結婚披露宴でのスピーチなどを題材にしています。





 そのお話しは興味深い。ウグイスは一夫多妻制で、テリトリー内に数羽の「お妾」さんを囲い、浮気防止や、外敵から巣を守るため鳴きまわっている。とすると、私が毎朝聞くウグイスのさえずりが移動するのは、その場所、場所に「お妾」さんの巣があるのかもしれません。

 オシドリはメスが抱卵に入るとオスは蒸発して子育てに参加しない。白鳥は生涯添い遂げる。

 「へぇー」を連発しながら面白く読みました。きっと、野鳥の世界も、興味深いお話しの宝庫なのだと思います。もっといろんなお話しを聞いてみたくなります。

 議員団の会議と地区党常任委員会、おまけに選対会議と3つの会議をはしごしました。

 議会棟の外側は、現在、花畑と化しています。ブタナとムラサキツメグサが咲き誇ります。時おり、スズメやカワラヒワがやってきて、花の茎にしがみつくのは、花がつけた種をついばんでいるのでしょう。ナミアゲハは蜜を吸いながら花をわたっていました。



 朝の散歩路ではニセアカシアが咲いています。



 この名前も可哀想な名前です。明治時代に輸入された当初は、この木はアカシアと呼ばれていたそうです。ところが、本来のアカシアが輸入されるようになり、区別するためにニセアカシアと呼ばれるようになったのだそうです。つまり人間の都合。この木自身が、アカシアを名のったわけではないのに偽物扱い。そこに悲哀を感じます。本来の和名はハリエンジュだとか。

 ただしこの木は、植生に影響を与え景観を変えてしまう悪い面を持っているとか。伐採した地域もあるといいます。ただ蜜はたくさんあるようで、この木の周りでも、マルハナバチがブンブンと飛び回っていました。

 フタリシズカも白く色づき始めています。



 コゴメウツギ(下上)も開花がすすみ、クマシデの穂(下)が枝に下がっていました。





 アジサイの花が一輪だけ・・。


 


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