伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

新春街頭宣伝

2014年01月02日 | 活動報告
 きょう2日は毎年実施する新春街宣で、勿来、玉川団地、泉、遠野の各所を回りました。入遠野入定では飛ばされそうなほど強い風に吹かれ、声が届いているのやら、届かぬのやら。あいさつは次の内容でした。昨日のブログと一部ダブりますが、ご覧ください。





 街頭からのあいさつ


 おめでとうございます。
 震災と原発事故から3年目を迎える2014年になりました。本市は、昨年の暮れになって津波被災地の区画整理事業が次々と始まり、また災害公営住宅も建設が進むなど、復興に向けた具体的な動きが見える中で、新年を向かえることができました。

 また、市長が変わった元で期待される被害を受けた市民のみなさんへの、例えば一部損壊住宅を始めとした支援策の拡大はなかなか困難があって進まないものの、一方では子どもの教育環境を少しでも良くするために全ての学校に図書館司書を配置する検討が始まるなど、市民のみなさんの要求実現に前進も見られます。

 こうした動きをいっそう大きくしていく。これが2014年にとって大切な課題になると思います。

 大切な課題の一つが原発事故の収束作業を確実にすすめることです。
汚染水漏れの拡大など原発事故の収束にはままならない現実がありますが、そこにはまず国が責任をもって、必要な資金も確保して取り組んでいただかなければなりません。

 こうした取り組みが進んでこそ、昨年事故から2年7ヶ月ぶりに始まった漁業業者のみなさんの試験操業をはじめ、市民のみなさんの復興に向けた努力を活かす道にもなると思います。

 また昨年、原発事故後、東電が一貫して拒んできた第一原発の5号機、6号機の廃炉をやっと決断しました。県民の世論の高まりに押されての決断です。こうした声をさらに大きくすることは、収束作業にしっかりと取り組むことを促し、またいまだ実現しない第二原発の廃炉を決断を東電に、そして国に促す力になることは間違いありません。

 二つ目に、昨年は国民の知る権利を制限する秘密保護法が作られ、国家安全保障会議いわゆる日本版NSCが発足をしました。そしてそのNSCの最初の仕事が、「武器を提供することはない」と政府が断言してきたにもかかわらず、南ソマリアで韓国軍に1万発の銃弾を提供することでした。また、新しい中期防衛力整備計画では明らかに上陸作戦を想定した兵器を整備する計画を立てています。年末には安部首相が靖国神社に参拝しました。このように安部首相は改憲に向けた地ならしを躍起になって進めています。

 しかし、みなさん。
 こうした動きには国民の厳しい目が向けられています。いわゆる「保守」とされる論壇の中からも「今の自民党は保守政党ではなく右傾化した全体主義政党」という指摘が広がっています。秘密保護法反対で国会を包囲した国民的たたかいが昨年は広がりました。また私自身、昨年暮れ「靖国参拝はやり過ぎ」という声を多くの方からいただきました。

 安倍政権の動きにストップをかけるための国政選挙はしばらくありません。しかし、いまの安倍自公政権のあり方に疑問と危機感を抱く多くの人達との協働の中に、改憲と戦争をする国づくりをめざす安部首相の野望を挫く展望が広がっていくものと思います。

 TPPに参加をさせない。社会保障の後退を許さない。そして4月に予定される消費税の8%増税を何としても断念させる。また今年の暮れに施行される秘密保護法を廃止させる。原発事故の収束に向けた展望を明確に開く。多くのみなさんと力を合わせて、こうしたことを実現する年にしていきたいと思います。

 本年も多くのみなさんの日本共産党へのご支援を心からお願いし、またこうしたたたかいの展望を伝えるしんぶん赤旗のご購読を心からお願いして、新年のごあいさつとさせていただきます。

 本年もどうぞよろしくお願いします。




 今朝は雨模様でした。北の空に虹がかかりました。


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