雲のたまてばこ~ゆうすげびとに捧げる詩とひとりごと

窓の雨つぶのような、高原のヒグラシの声のような、青春の日々の大切な箱の中の詩を、ゆうすげびとに捧げます

十七歳の肖像

2013年07月09日 | ポエム

 十七歳の肖像

それは しばし
ふりかえることを忘れている
子供の心を失い
笑いを疑い
むなしくおとなをまねて
いつも何かに追われている
いつも死を背負っている
ゆめをみて
さめては泣いて
それでも また
ゆめをみている‥‥

(1973.11.8)

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