雲のたまてばこ~ゆうすげびとに捧げる詩とひとりごと

窓の雨つぶのような、高原のヒグラシの声のような、青春の日々の大切な箱の中の詩を、ゆうすげびとに捧げます

春一番

2014年02月10日 | ポエム

 春一番


バタバタバタバタ ドドド
真夜中に目が覚める
コロコロコロコロ ドドド
真っ暗な外で音がする

遠くから駆け足でやってきては
私の寝ている家を揺らす
次から次にやってきて
家ごと私の肩をつかんで揺らす
春が何かに怒っているように

吹き来る風は私に問う
「歳をとったのか」と
ガタガタガタガタ バタン ドドド
(2012.3.23)

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