歴史人さんからブログにコメントをいただきましたので、改めて大谷司完氏について調べてみましたが、詳細の情報は集められませんでした。中矢伸一氏が書かれた「日月神示 この世と霊界の最高機密」で、大谷司完氏が天国界を探訪してきた内容がまとめてありますので、一部をご紹介します。ちなみに、天国界まで探訪を許された方というのは、とても珍しいとのことです。普通は行けないところだそうです。
比較項目 天国的なもの・天国と通じるもの 地獄的なもの・地獄と通じるもの
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光度 光輝燦然 一切の闇
波調 繊細 粗い
音楽 単調、諧音、清音 轟音、不協和音、無音
社会 協調的 孤立的
神人との交流 あり なし
香り 芳香 臭気
動物 草食動物 肉食動物
植物の種類 豊富 少ない
信仰 あり なし
戒律 なし あり
行 なし あり
感謝・反省の念 あり なし
向上心 あり なし
尊ばれるもの 調和 力の強さ
生活信条 与える 奪う
感情の起伏 緩やか 烈しい
味の好み 淡いもの 濃いもの
食べ物 菜食 肉食
衣服の色 白、淡いもの 濃い、毒々しい
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『大谷氏は、例によって、霊魂が肉体から遊離する方法で霊界に赴き、上層の天国界をも見聞している。
氏の霊眼に映った天国の上層部とは、どのようなものだったか。その大要を、次に紹介しよう。
大空は、まばゆいまでに輝きわたり、一点の雲とてない。
高く澄みきったその様は、神の御威徳に満ちている現われのようだ。この天地には、微塵の汚れもなければ、何の障りもない。あたかも神々の大御心をそのまま写し出しているようで、実にすがすがしく、また尊く麗しく、表現のしようのないほどである。
自然のままの姿に置かれた万物は、それぞれが生成発展を遂げつつ、大きく呼吸をしているようである。野や道端に咲き誇る一輪の花を眺めても、他に犯されたり、踏みにじられるような恐れもなく、いかにものびのびと育っている。地上界とは比較にもならない豊かさである。
とりわけ大きく咲き誇っている花に近寄ってみた。するとこの花は、見事な花弁を微妙に振動させ、いかにも誇らしげであり、あたかも幼児の仕草を思わせた。それは、地上界では想像もつかないような風情であった。
このような麗しい世界では、すべてにおいて物事の複雑さは少しも見当たらない。どれをとっても単純化されている。
また静かに耳を傾けてみれば、鳥獣や虫の鳴き声に至るまで、その声音の中には彼らに相応した希望を歓喜の歌声を聞く感があり、すべてのものに一種の満足感が溢れていた。(「天使の声」)』