今回、山からいただいてきたキノコは、丁度1回の調理分ぐらいの量だった。だとすると、調理の種類も1つ。つまり、一番美味しい料理を楽しむべきだろうね。それなら決まりです。
≪チチタケとナスの炒め煮≫
常備菜として食べていた『トビタケとナス炒め』が丁度なくなったというのもあるんだけど、トビタケがチチタケに変わっても美味しかったという記憶も残っているので、今年最初のチチタケ料理は、これにしました。早速、行ってみましょう!
下ごしらえの部
・キノコの場合、柄のつけ根の汚れは当然落とします。チチタケの場合は、触ったところから粘りのある乳液のようなものが出て、そこに汚れがまとわりつく場合があるので、虫だしがてらに丁寧に洗います。
・茎も傘も食べやすい大きさに切り分けます
※傘が開こうが開くまいが、分けた方が美味しい
・ナス3個を乱切りにして水にさらしておきます
調理の部
・中華鍋にゴマ油とサラダ油を各大さじ1敷いて熱します
・ナスを入れて火と油を通します
・チチタケ投入。鍋を煽って一通り油を回します
・少ししんなりしてきたら調味料投入
※今回は酒とみりん50mlずつに、醤油大さじ2、南蛮醤油(辛い奴なら代用OK)小さじ1
・煮きる前に蓋をして、暫く蒸し煮
※自分としては、この作業でボソボソしていたチチタケの柄がシャキッとすると考えている
・蓋を外して、焦げ付かない程度に水分を飛ばします
はい、出来上がり
早速、夕食のおかずに
これは、前々回のトビタケ料理と、ほぼ同じ工程で作っているんです。だけど、不思議なほどに別な味わいの料理に仕上がってしまうんですね。トビタケの持つ独特の香ばしさはないんだけど、こちらには、独特の甘みと旨みがいっぱいです。
で、今回は、ここに辛みも加えれば、甘みと旨みが引き立つんじゃないかなと思ってこんな料理にしてみました。やっぱり、すごく美味しいです。
チチタケとトビタケ。同じキノコだけど、やっぱり別なもの。同じ料理をしてみると、個性の違いがよく分かりました。これは、おもしろいですね。これから、本格的なキノコシーズンに入ったら、色々試してみましょう。
山の神様、今回もありがとうございました。
それからもう一つ。チチタケは、栃木県民から絶大な評価を受けているキノコです。他の地域に行くとそんなに評価は高くないらしいです。多分、柄のボソボソ感が足を引っ張っているんだと思うんだけど、今回の料理に関しては、全く問題なし。騙す気はありません。美味しいので、チャンスがあったら是非お試し下さい。
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