山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

可哀想なキノコ

2021年10月14日 | キノコ料理

 本日収穫したキノコのうちで、キノコ料理に採用されたもの。

      4種類のキノコを使います

ただねえ、問題はこの子なんですよ。5種類目。

       オシロイシメジです

このキノコ、前回採ってきたときには、お吸い物にしてみんなで喜んで食べたんです。ところが、ここに問題が発生。

       美味しいという評価です

でも、

 『は、食べられるマーク。『は、要注意のマーク。そして、

       全否定です

 同じキノコなのに、図鑑によって評価がバラバラ。これは、天然の食材の宿命と言っても仕方ないかもしれません(生産・流通組織までできてしまえば起きない問題)。

 ちょっと最近風の言葉で言うと、エビデンスがないんです。

 もうちょっと言うと、直近では、コロナワクチンの承認には、何万人もの実験が行われていますね。雑な数字ですけど、1万人にインチキ薬(プラセボ)を投与した場合、100人が感染したけど、同じ1万人なのに、本物を投与した方は5人しか感染しなかった。したがって、95%の人に有効だったと思われる。だったら、投与した方がいいんじゃない。これが、承認決定の理由です。

 こんな考え方でやってくれればいいのに、それをやっていないんですよ、キノコという食材に関しては。100%でないと許してもらえないみたいなんだよね、特に、マイナーなキノコに関しては厳しい気がするんですよ。

 もちろん、死に至るとか、重篤化するようなキノコなら100%が基本だと思います。だけど、「お腹の具合が悪くなるかも」ぐらいだったら、変なお墨付きは付けてほしくないですね。多分、マツタケやシメジみたいに名の知れたキノコで具合が悪くなっても(「体調のせい」とか「食べ過ぎたから」みたいになり)毒キノコにはならないはずなのに・・・。

 もう一言だけ。去年まで何回も食べてきて、何ともなかったんです。それが、「今年から毒キノコと言われるようになったので、食べてはいけません。」って変だと思いませんか?

 で、我が家で、この情報を提供したところ、1名だけ『それでも食べたい』、2名は『絶対食べたくない』だそうだ。ここでマタギ1人が抵抗して食べた結果、万が一中毒が発生したら、マタギの責任だよね。それは避けたい。したがって、家族のために廃棄することにしました。

 ショボン (´・ω・`)

 ああ、可哀想に。以前は美味しく食べていたのに・・・。

 実は、キノコの世界では、こういう可哀想な種(しゅ)がもっとあります。前回ちょっと触れた『スギヒラタケ』もそういう仲間。

 この辺が天然食材の限界かなあ。

 ・・・すみません、文章が長くなってきました。採用されたキノコの使い方までは届きません。

 この先は、

 To be continued!



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