島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

カモを求めて1

2016-02-19 13:02:25 | 野鳥
今の時期はカモが渡ってきているので、何か面白いカモが渡ってきていないか、絶好の観察場所がないか探して回っています。
昨年(一昨年?)は大三東駅に行ったり、国見町の漁港に寄ったりしていましたが、近場の島原市周辺に行ってみました。
まず最初は「秩父が浦公園」です。(表紙写真)
寺井先生のジオツアーで訪問したのが最初ですが、もしかしたら渡り鳥がいるかもと立ち寄ってみました。
嘴の先端が黄色いのはカルガモですねー。(紹介済み)
あまり近くからの撮影は難しいので、参考資料用にたくさんの写真を撮影してきました。
他にコサギが歩いていました。
次に訪れたのは雲仙岳災害記念館の近く、われん川の河口です。

たくさんのヒドリガモが見えます。
こちらに気付かれて「ピリリリリ」と警戒音を鳴かれました。
他にもカルガモがいました。
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ウミウ

2016-02-17 13:01:14 | 野鳥
同じく加津佐町津波見の海岸で見つけました。
素人の私には「カワウ」と「ウミウ」の見分けがつきませんが、これだけ海の場所に「カワウ」がいる筈がないものとしてお話をすすめます。
ウミウは、冬に全国の岩場の多い海岸で普通に見られます。
サハリンから日本周辺の海域にのみ生息しています。
荒波が打ちつける岩場や外洋に面した断崖を好み、群れでいることが多いです。

岩などで翼を広げて乾かしている姿がよく見られますが、これはウ類の羽が水をはじかないようになっているためです。
長良川の鵜飼いに用いられているのは本種です。
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カツオドリ(と思われる)

2016-02-17 11:15:41 | 野鳥
場所は加津佐町の津波見(つばみ)海岸です。
多分、間違っていないと思いますが「カツオドリ」です。
距離があまりに遠すぎて、しっかりと捉えられた画像がありません。

船との比較でその遠さが分かると思います。
背景が海と空しかなく、対岸の陸地も遠くてピントをうまく合わせる事が出来ませんでした。(私の未熟ゆえ)
暫く観察していると特定の動きをしていることに気付きました。

撮影場所よりも南の海上から現れて、上空から海を見ています。
獲物の魚を探しているようです。

獲物を見つけると、狙い澄まして海へダイブします!

獲れたか獲れなかったかは分かりませんが、海面から飛び立ち、北へ移動しながら同じ行動を繰り返します。
北へ見えなくなって暫くすると、上空を南下して来ます。
それを2、3度繰り替えしていましたが、たぶん何度繰り返されても私の腕では撮影は無理と判断し、早々に諦めました。
カツオドリの解説は、今後しっかりした画像が撮影出来た時にまわしますが、島原半島近海には冬鳥(?)として飛来するようです。(「雲仙岳の生物」より)
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イソヒヨドリ(雌)

2016-02-13 10:02:30 | 野鳥
本日は、島原のNCで「妙見・国見 霧氷登山会」の開催で、私もスタッフとして参加予定でしたが、雨天のため中止となりました。
下見まで行きましたが、天気ばかりは流石の私も操作出来ませんでした。w(「力の弱い晴れ男」を自称していますが^^;)

さて、金浜天満神社を訪れて「さあ、帰るか」と階段を下り始めた時に、眼下を走る道路の手すりに初めて見る野鳥が留りました。
その時は「イソヒヨドリに似ているけど青くないしな(雄は青い)、虎柄に見えるけどトラツグミじゃないし、初めて見るぞー」と思ってシャッターを切っていました。
ですが翌日、調べる為に図鑑を開こうとした瞬間「まてよ、イソヒヨドリの雌って可能性があるな」と思い至ってしまいました。
『イソヒヨドリは青い』という先入観が私の目を曇らせていたようです。
イソヒヨドリは、全国の海岸地帯に普通に生息している留鳥です。
島原半島でも海岸線を歩いているとよく見かけます。
しかし、このブログでは初登場です。
よく見かける割りになかなか撮影させてくれない野鳥です。
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イソシギ

2016-02-10 09:46:50 | 野鳥
撮影場所は雲仙市小浜町金浜の金浜川です。
色々と街中を歩き回っている時に撮影しました。
シギ科の留鳥または漂鳥である「イソシギ」です。
「磯(いそ)」というよりは河原で見かける事の多いシギの仲間です。
繁殖地では川や湖沼などの水辺にすみ、岸辺の草地に枯れ草などで営巣します。
外的が巣に近づくと擬傷を行います。
水辺を活発に歩き回りながら、長めの真っすぐな嘴を箸のように使って昆虫などを採食します。
割りと海辺には一般的に見かけるシギで、島原半島の砂浜などでもよく見かけることはありますが、警戒心が強く、なかなか撮影できずにいました。
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フクロウ

2016-02-06 12:58:13 | 野鳥
伊木力ダムの周辺を歩いていると、電柱に何やら茶色いものが引っ掛かっている。
大雪が降った日の後だったこともあり、「雪の重みで折れた木の枝が引っ掛かっているのか?」と思いながら近づくと・・・

フクロウやん!
うわっ!見るのは初めてじゃないけど、こんな近くで見るのは初めてだ!!
すっげーシャッターチャンスやん!シャッター切りまくれ!!w
ちょーかわいいな!
フクロウカフェなんてものが出来る理由が分かるわ!
などと凄い興奮した。w

フクロウは、北海道から九州の森林にすむフクロウ科の留鳥です。
森の中に住んでいるイメージが強いですが、大木のある社寺林や公園などで見られることもあります。
夜行性で、昼間枝にとまっている時にはほとんど動かず、目を閉じて休んでいます。
猛禽類で、ネズミ類を主食としますが小鳥や昆虫なども食べます。
聴覚が発達し、首をまわしながら周囲の小さな物音を聞き取り、ノネズミなどの小型ほ乳類の動きを感じ取ります。
獲物を見つけると軽やかに飛び立ち、羽音をたてずに直飛して襲います。
以前、野岳で羽音をたてずに飛び去るフクロウを目撃した。
羽音をたてずに飛ぶフクロウの羽の秘密が、電車のパンタグラフが出す風切り音を軽減する技術に用いられていると聞いたことがある。
などと思い出しながら歩いていると、かなりフクロウから離れてしまった。

振り返って最後の1枚を撮影した。
ダムを1周して同じ場所に戻った時にはもういなかった。
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コガモ(雄)

2016-01-31 14:02:17 | 野鳥
ん~ちょっとピントが甘かったかな~。
おしどりの池で撮影してきた「コガモ」です。
コガモは2009年11月4日の記事で“雌”をアップで紹介しています。
さすがにおしどりの池では距離があるので、これ以上のアップは出来ません。
雄は特徴的な緑色の覆面のような頭をしています。
一般的な湖沼や河川のほか、市街地の公園の池などでもよく見られます。
主に植物食で草の種子などを食べるせいか、小さくて浅い池などもよく利用するようです。

コガモの採餌風景です。
逆立ちして池の底の藻類を食べています。
クリーム色のお尻がなんとも愛らしい。w
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コゲラ16

2016-01-31 13:24:52 | 野鳥
連休が雨で2日間とも潰れた。
昨日は駐車場勤務で、出歩けないにも関わらずよく晴れた。
最近、天気に恵まれない。

さて、今日ご紹介するのは日本一小さいキツツキ「コゲラ」です。
実はコゲラは2009年6月18日の記事で、すでに紹介済みです。
ところが、この時は枝先に留る小さな写真でしかご紹介出来ませんでした。
その後、ずっと良い写真が撮影できないかと虎視眈々と狙っていたのですが、気がつけば7年も経過していました。
表紙の写真をご覧下さい!
「これでもか!」ってくらいのズームアップで撮影出来ました。w
コゲラは広葉樹林を中心に広く全国の森に生息しているキツツキ科の留鳥です。
大きさは先程書いたようにキツツキの仲間としては日本一小さく、ほぼスズメくらいの大きさしかありません。
木の幹に穴を掘って巣穴にしたり、樹木についた昆虫を餌にしたり、典型的な森林性の野鳥です。
しかし最近では環境に適応したのか、市街地でも見かけるようになりました。
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キンクロハジロ

2016-01-23 12:45:49 | 野鳥
もっと綺麗な写真で紹介したかった。
よく「ホシハジロ」と一緒に泳いでいる「キンクロハジロ(金黒羽白)」です。
冬鳥として北海道から九州に飛来するカモです。
ホシハジロと同じような湖沼や広い川などで見られ、海に出ることは少ないです。
特徴は黒い頭に黄色い(金)目、後ろに垂れ下がった長い冠羽です。
ホシハジロは潜水して水草やイネ科などの種子を食べる植物食ですが、キンクロハジロは同じ潜水ですが貝類や小魚などの主に動物質のものを食べます。
同じ場所にいてもうまく棲み分けているのです。
「はじろ」は黒い翼の一部分が白いカモのことで、キンクロハジロは「金目黒羽白」もしくは「黄目黒羽白」が変化したものと思われます。

さて、今日の午後から九州地方は非常に強い寒気に襲われそうです。
平地でも積雪が見られるかも知れないとのことで、山間部の雲仙はどのようになるだろうと心配しています。
明日は駐車場勤務で更新出来ませんが、明後日雪の状態を報告できたらいいなと思っています。
みなさんも不要不急の外出はなるべく避け、事故やケガのないようにお気をつけ下さい。
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ホシハジロ

2016-01-22 13:51:58 | 野鳥
え、紹介していませんでした?
野鳥のカテゴリーは「95」挙げていますが、紹介していませんでしたね。
北海道から九州まで数多く飛来するカモ科の冬鳥「ホシハジロ」です。
名前だけは記載していたかも知れません。
撮影場所はおしどりの池です。
特徴は茶色い頭に赤い目です。
水中に潜って採食する潜水ガモですが、海に出ることは少なく、湖沼や広い川などに数羽から数十羽の群れですみます。
海ガモ類が動物質を好むのに対してホシハジロは主に植物食、水草やイネ科・タデ科などの種子を食べます。
漢字では「星羽白」と書きます。
江戸時代前期から「ぼっちはじろ」「あかがしら」などと呼ばれ、後期からは「ほしはじろ」「かきはじろ」と呼ばれるようになりました。
「ぼっち」や「ほし」は背中や腹の細かい横斑模様のことを指していると思われます。
「かきはじろ」や「あかがしら」は赤い頭を表現した名前になります。
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