島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

4月ジオツアー「南島原オルレを歩く」報告

2024-04-25 11:09:05 | イベント
24.4.25(木) 天気;晴れ 気温;18℃
 ネットに繋がりません。 PM2.5や黄砂の影響なのか? 今朝も繋がっていなかったのですが、今突然繋がりました。

 先週の土曜日4月20日に「南島原オルレをジオ的観点から歩いてみよう!」を開催しました。(ジオツアーなのかオルレなのか分かりにくいな。w)
 天気予報でかなり悩みましたが、降り始めが昼になると読んで早め早めの行動を心がけました。 当日、口之津町の朝は時折日が射す天気だったのですが、徐々に冷たい風が吹き始め、お昼前に雨が降り始めました。
 前後しますが、参加者は6名。 初めて参加される方も、諫早からの参加者もいました。
 口之津港の隣にある緑地公園に集合し、講師紹介を行なって始めました。 今回は認定ジオガイドの吉田氏に講師をお願いしました。
 口之津港を出発し、昔の商店街を通り抜け、「野田堤」に向かいました。 この「野田堤」は、十六世紀後半に野田新左衛門さんが発案し築いた人口のため池です。 その後、平安時代に太宰府へ外敵の侵入を知らせる狼煙(のろし)をあげる場所だった「烽火山(のろしやま)」を越えました。
 現在は無くなっていますが、呼び名として残っている「野向の一本松」で記念撮影を行いました。(表紙写真) ところが、ここでポツリポツリと雨が降り始めました。
 「予想よりも早いな〜」と思ったのですが、そこから見える西の空は雨雲しか見えません。 合羽を着ながら「終わった〜」とあこう群落がある港まで歩きました。
 港では地元の方が作業する小さなほったて小屋をお借りして、昼食を摂りました。 昼休憩を取っている間に雨は小雨になり、午後再開する時間には気にならないほどになっていました。
 いつ本降りになるかヒヤヒヤしながら歩き続け、口之津灯台・口之津歴史民俗資料館分館(旧本館)を通って口之津港まで帰ってきました。
 雨には降られましたが、しっかりと南島原オルレを楽しむジオツアーが開催できました。
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24年3月焼山登山会報告

2024-03-17 09:47:19 | イベント
24.3.17(日) 天気;雨 気温;11℃
 昨日までこんなに良い天気だったのに、今日は雨・霧がかかっています。

 昨日は「焼山登山会」を開催しました。 参加者は8名です。
 月曜日からずっと体を動かしており、前日から全身筋肉痛で階段を登るのも苦労しましたが、楽しい2時間を過ごせました。
 昨年と比べてなぜか花が少なく、解説に困りました。 はっきり咲いていたのは「ヒサカキ」「アオモジ」くらいで、あとはクヌギのどんぐりやシマバライチゴの実、まだ熟していないナワシログミの実でお茶を濁しました。 暖冬の影響なのか、ここ数日の気温の低さなのか?
 下山時に一枚岩にのぼりましたが、PM2.5の影響で景色は霞んでいました。 一枚岩で記念撮影(表紙画像)をしましたが、思いっきり逆光でした。 この画像は他では使えないな。
 最後に麓の焼山湧水で水分補給を行い、終了しました。
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野鳥観察会報告

2024-02-18 13:11:10 | イベント
24.2.18(日) 天気;晴れ 気温;10℃
 昨日、「島原半島の野鳥観察会〜島原半島北部〜24」を開催しました。
 参加者数は4名でした。 今回は昨年のような天気の心配がなかったので、ゆったりたっぷり野鳥観察を楽しみました。
 コースは昨年と同じです。 まずは吾妻町の干拓地へ行きました。
 着いて早々、ナベヅル発見!  昨年は鳴き声のみで姿が見えなかったので、今回の裏目標に据えていたものです。 残念ながら距離が遠くて写真撮影まではできませんでしたが、フィールドスコープを使ってお姿を拝見出来ました。
 ここではカモ類(画像のヒドリガモなど)やオオバンやカワウ、そして水中に嘴を突っ込んだまま右に左に走り回っているヘラサギを観察できました。 
 他にもウグイスやシジュウカラなども小鳥もおり、極め付けは、
水中を進むイノシシが出てきました。(笑)
 なんだかんだで同じ場所で1時間の観察w。 さすがにお昼になったので諫早湾の干拓堤防道路へ移動して昼食を頂きました。
 昼飯を食べていると、目の前にジョウビタキ(メス)が姿を現しました。
 干拓堤防道路ではスズガモ、ホシハジロの群れがいました。
 その後島原へ戻ってきました。 大手浜でウミアイサとオナガガモを観察して、垂木台地へ帰ってきました。
 センターでも観察を行う予定だったのですが、バスを降りてみると周囲がシーンとしています。・・・鳥がいない。 遠くでウグイスがかすかに囀っているか、たまにヒヨドリが騒ぐくらいで観察会を続行できるレベルではなかったです。
 最後は尻すぼみになってしまいましたが、終わってみると昨年より多い27種、うち9種は今年初めて観察できたものでした。
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夏のプログラム2023 団体対応とクイズラリー

2023-09-22 10:01:35 | イベント
23.9.22(金) 天気;曇り 気温;22℃
 明け方まで雨が降っていましたが、今は止んでいます。
 雲仙での朝の気温がいよいよ20℃を切ってきました。 先日までの残暑は何処へやら、秋めいてきましたよ。

 夏のイベント報告を長引かせても終わらないので、期間中開催していた団体対応とクイズラリーの報告を一緒にやってしまいます。
 団体対応は、「バスボム作り」と「スライム作り」を行いました。
 一般向けにも行っていたものと同じですが、団体は平日開催です。 期間中に8回、のべ178名が参加しました。 団体数は減りましたが、人数が増えています。(1団体あたりの人数が増えています。)
 反省点として、「バスボム」のように材料として“粉”を使うものはやめた方が良い、と分かりました。
 不可抗力で散らかるのは仕方ないですし覚悟していたのですが、意図的に散らかす子が出てきます。 これにはもう頭を抱えるしかありませんでした。(片付けも大変です。)

 クイズラリーは、84名の参加です。 昨年よりちょっと減りました。
 昨年までと違って、「間違えているもの」を選ぶようにしたのですが、選択肢が考えやすくなりました。 三択のうち間違っているものを2つ考えるのと、1つ考えるのがこんなに違うとは気づきませんでした。
 そもそもクイズラリーは観光客が飛び込みで参加できるものとして考えたのですが、地元の参加が多かったです。

 夏休みの総括ですが、全体的に来館者数もイベント参加者数も増えています。 一方、受け入れる側のこちらが全く人手が足りません。 来年、改善が見られないようなら開催は難しいかも知れません。
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ハムづくり体験23

2023-09-18 10:42:49 | イベント
23.9.18(月) 天気;晴れ後曇り 気温;23℃
 調子が良いのでもう1つアップできるか、チャレンジです。

 夏休み最後のイベントは、親子体験教室「ハムづくり体験」です。
 昨年同様、島原地域おこし協力隊の田口氏にご協力いただきました。 ご参加いただいたのは、南島原から親子3組です。
 最初にお肉の仕込みをします。 昨年と同じ手順のはずなのに、私はすっかり忘れていました。

 次に屋外へ移動し、火打式の火起こしを体験してもらいました。 皆さん練習では上手く火花を飛ばしていたのですが、いざ本番となるとなかなか着火しません。 悪戦苦闘して火を点けました。
 お肉の燻製は、昨年はドラム缶をつないだ燻製機で行ったのですが、今年はダンボール製の簡易なものに更新されていました。 しかも、この簡易な燻製機が優れもので、火の番や温度調節の必要がなく、手軽になっていました。
 午後までかかる長い待ち時間もゲームやかんざらしを作って楽しむことが出来ました。 表紙写真は、燻製完了時の記念撮影です。
 燻製後は、お肉をボイルして中まで火を通して「ハム」の完成です!

 昨年はありつけなかった試食をちょっとだけ頂きましたが、めちゃくちゃ美味しかったです。 1日がかりの大変な作業でしたが、それも報われる最高のご褒美でした。
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岩石標本作り23

2023-09-18 09:58:17 | イベント
23.9.18(月) 天気;晴れ 気温;23℃
 お久しぶりです。
 今日はなぜか調子が良く、センターから更新しています。

 夏のプログラム2023第4弾「岩石標本作り」の報告です。
 開催日は8月19日(土)でした。 参加者は4名です。
 正直、こちらも蓋を開けてビックリでした。 しっかりと広く広報も出来て、「こんなに申し込み来ない!?」
 しかし、諫早や大村から岩石に興味を持った参加者が集まりました。
 最初にセンターで事前学習を行い、今日行く場所やそこでどのような岩石が拾えるのか、またその見分け方を学びました。
 次に、たるき台地・原城跡周辺の海岸・宮崎鼻と実際にその場所まで行って、目的の岩石を拾いました。
 表紙の写真は、たるき台地で平成噴火の岩石を拾い、その地層を観察しているところです。
 原城温泉「真砂」の近くの海岸で『サンゴ藻(リソサムニューム)』を探しています。 この時は潮が満ちて探せる範囲が狭まっていたので、見つけるのに苦労しました。
 宮崎鼻で玄武岩を筆頭に色々な種類の岩石を探しているところです。 画面に映っている黒っぽいのは玄武岩ですが、昔、熊本と繋がっていた川から流されてきた色んな岩石が拾える、島原半島でも稀有な場所です。
 センターに戻ってからは、拾ってきた岩石を自分たちで分類し、標本を完成させました。
 かなり暑い日でしたが、岩石に興味を持った人が集まったので熱い質問も飛び交い、深い学びを得た観察会でした。
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植物標本作り23

2023-09-11 08:55:52 | イベント
23.9.11(月) 天気;晴れ 気温;-℃
 ダ・・・ダメだ〜! 全っ然ネットに繋がらない!
 朝夕に雲仙に寄ってメールの送受信は出来るので、そう仕事に支障は出ていませんが、勤務中に「ちょっと調べ物」が出来ません。 このブログのようにネットを使った情報発信も出来ません。
 そして何より改善する方向が見えません! 大手通信会社の皆様、この記事をお読みであれば、どうか解決の糸口をお示しください!

 ともあれ、ネットに繋がっている今の時間は貴重です。
 夏のプログラム2023第3弾「植物標本作り」の報告を行います。
 開催日は8月5日(土)でした。 参加者は13名です(保護者さん含めると20名くらいいました)。
 予想以上の問い合わせがありました。 最初、申し込みが増えた理由が分からなかったのですが、ある時「連続TV小説の影響じゃないか」と耳に入ってきて「なるほど!そうか!」と納得していました。 しかし、当日参加者の保護者さんに聞いてみると、見ている人はほとんどいませんでした。(あれ〜?あれが原因じゃなかったのか〜) 結局増えた理由は分かりません。
 今年も天気には恵まれ、1時間の屋外活動の予定でしたが、30分が活動限界でした。(屋外活動時の写真撮影を忘れました。)
 参加人数が多いことは分かっていたので、今回は私があれこれ教えるのではなく、図鑑や昨年採取できた植物の一覧を使ってみんなに調べ学習を行ってもらいました。
 たっぷりと標本を作る時間は取れたので、全員5種類以上の標本を作成して持ち帰りました。 一ヶ月しっかりと乾燥させて、2学期が始まる頃には立派な標本が出来たと思います。
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スライム作り23

2023-08-31 13:12:56 | イベント
23.8.31(木) 天気;曇り 気温;25℃
 前回の投稿から早2週間! 時間が過ぎるのがあっという間だ!
 夏休みも今日までですね。 もう数日前からセンターは夏休みが終わったごとく来館者の数も減ってしまっています。

 遅くなりましたが夏のプログラム2023の第2弾「スライム作り」の報告です。
 時間は遡ること7月29日(土)ですね。(一ヶ月以上前だ〜)
 参加者数は7名。 正直これは予想外でした。 なぜなら子供たちに工作のリクエストを聞くと必ず一番に「スライム作り」が返ってくるからです。 子供たちが「やりたい」と言うものと、親が「やってもいいよ」と思えるものが合致していないと言うことでしょうか!?
 昨年行った「手作りスノードーム」で余った『洗濯のり』を有効活用しました。 洗濯のりを水で薄め、ホウ砂溶液を少しづつ加えながら混ぜると、あら不思議。 「スライム」の完成です!(実際の作り方は後日「工作」で更新します。) 食紅を使って綺麗な色を出しました。
 作ってから分かったのですが、チャック付きの袋に入れて冷蔵庫に入れれば冷却シートに、冷凍庫に入れれば保冷剤になります。 こんな実用的な使い方があったとは!?
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バスボム作り23

2023-07-23 15:03:20 | イベント
23.7.23(日) 天気;曇り後晴れ  気温;28℃
 昨日、夏のプログラム2023の第1弾「バスボム作り」を実施しました。
 当日のキャンセルが出て、12名での開催になりました。 なぜか雲仙市からの参加が最多でした(理由に心当たりがありません)。
 全員「初めて」の参加でした。
 工作自体はすぐに終わってしまうものなので、最初に「Bath Bomb」の英語のお話や、分量を自分たちで測ったりして時間を使いました。
 自分が試作した時に、霧吹きで水を吹きかける回数を1〜2回と決めていたのですが、当日の天候や気象条件によって固まる状況が違うのだと分かりました。
 それでも30分くらいで完成しました。
 最後にデモンストレーション用にこちらで用意した 中にカプセルトイが入ったバスボムを見ていただき、工作教室を終了しました。
 工作の工程は後日掲載したいと思います。
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気象学習会〜梅雨に備えて防災を学ぶ〜

2023-06-12 09:22:27 | イベント
23.6.12(月) 天気;曇り 気温;?
 また、繋がらなくなりました。 朝から雲仙で会議のため、雲仙から接続しています。

 ネットワークに繋がらないので告知できませんでしたが、先週土曜日「気象学習会〜梅雨を前に防災を学ぶ〜」を開催しました。 「梅雨を前に〜」としましたが、もう梅雨入りしちゃってます。
 参加者は13名でした。 講師は幅広い層に人気の寺井先生です。 その幅広さは子供からお年寄りまでの言葉通り、小学生(2名)から80代までの方が参加しました。
 学習会の前半は、子供も分かるように牛乳パックを使って降水量の話や、落雷・竜巻、過去の水害(諫早水害・長崎大水害)について学びました。
 休憩を挟んで後半からは、ガラリと話の内容が変わって「土砂災害警戒情報」や「大雨特別警報」など、最近天気予報やニュースで聞くようになった気象用語についての話を聞きました。
 特に上記の警戒情報や警報などは、今までの警報や注意報と何が違うのか分からなかったので、解説して欲しいとこちらからリクエストしました。
 ここで重要になってくるのが、「表面雨量指数」と「土壌雨量指数」。 簡単に言えば降った雨が表面を流れてくる量と、地面の中に染み込んだ量と言えばいいでしょうか?(違っていたらすみません。)
 これによって「表面雨量」では水害の危険性が、「土壌雨量」では土砂災害の危険性が指数(数字)となって表せるのです。 計算式はシグマの出てくる難しいものです。(高校の頃は計算してたんだけど、もう解き方を忘れました。)
 この数値は市町村ごとに基準になる数が決めてあり、その数値に達すると警報・注意報が出て、それぞれ「高齢者は避難してください」や「避難するのも危険なら最優先で自分の命を守ってください」と言った私たちが取るべき行動が示されているのだそうです。(なるほど!)
 最後に、火山や地震など地面の中のことは目に見えないのでまだまだ予測することは難しいが、「気象災害は数式で解ける」ようになってきたと仰っていたのが印象的でした。(寺井先生、本職は地学の先生なんだけどな〜w)
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