島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

久山の磨崖仏三十三観音

2019-02-26 11:28:49 | 歴史・史跡
昨日はお堂の写真で終わっているが、目的の物はその後ろにあります。(表紙写真)
一見ただの岩壁に見えますが、これが諫早市指定の有形民俗文化財「久山の磨崖仏三十三観音」です。(昭和五十九年七月二十六日指定)
よく見ると岩壁に小さな仏様が彫られているのが分かりますか?
もうちょっと寄って撮影したのが、下の写真です。

「南面する第三紀砂岩に彫刻されています。崖面を光背型(仏・菩薩の背後にある光明を示す型)にえぐりこんだ中に、観音像を陽刻しています。(在銘は多く認められますが、ここでは割愛させて頂きます。)
 本例で注目されるのは、巡礼の世話方が施主として記銘されていることです。村内十数名の巡礼の折は、その世話方も決めて行う風習を表しているものと考えられ、観音信仰が広く行き渡ったことを示唆します。
 また、巡礼が一つのレジャー的な要素をも加味していたことは、その人数をして知らしめていると言えます。」
三十三観音信仰とか、解説文を理解する為にはもう少し勉強が必要な部分があります。
が、今はさっとなぞる程度でこの位理解できれば良いでしょう。

ネット上では間違って上の写真を「磨崖仏」としているものもありますし・・・。
磨崖仏とは、天然の岩壁に彫刻してある仏像のことです。
上の仏像様はあくまで諌江八十八カ所の八十五番札所を現しているだけです。
本当に三十三あるのかは、面倒くさくて数えませんでした。
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